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お手紙風に

館主のひとりごと拝見いたしました。
まさにそれをやった1人なのですが(笑)。
別に同時上映がデジモンだったから見なかったわけではありません。
どの映画を持ってきたとしても結果は変わらなかったと思います。
去年、鋼の映画前夜祭にて、上映後、主題歌を担当したアーティストが生で1曲歌ったのですが、私にはそれがとても苦痛でした。
別に彼らが嫌いだからではありません。むしろ普段だったらキャーキャー騒いだと思います。
けれど、映画を見た後ではそんな事、とても出来ませんでした。
また、去年のロードショウ初日、舞台挨拶が上映後に行われた際、主役の声優さんに「どうでしたか?」と聞かれても、最初のうち客席は作品に打ちのめされて上手く反応を返す事が出来ませんでした。

何故か分かりますか?
劇場版「鋼の錬金術師シャンバラを征く者」はそれくらい、とてつもなくテーマが重いんです。
気が付かれていたか存じませんが、鋼の映画は、エンディングが流れはじめても立つ客はいません。
立ち上がれないんです。
最後まで余韻に浸り、終わった後はどっぷりシートに腰かけ動けなくなります。
涙も止まりません。
そんな状態で同時上映を見ろと言われてもそれは正直、酷です。

また、映画館まで来てアニメを観るのは、人目をすごく気にします。
日頃「いい年して、アニメなんて」という風潮を肌で感じているからです。
失礼ですが、館主さまが「非アート系」と言われるその言葉からも、私はそれを感じました。
そういった他人の冷ややかな目があろうと、それでも観たいという強い情熱があるから観に行くんです。
他の映画に気を回せるほど気持ちの余裕などありません。

この時期に、まだ鋼の映画目当てで行くような客は、多分、相当この映画に惚れこんでいる客だと思います。
少なくとも私はそうです。
DVDも、UMDも購入しています。それでも大画面で観たくて観に行きました。
実写映画なら。いえ、それほど思い込みのないアニメ映画だったとしたなら。
「同時上映だから2作見れる、ラッキー」と思えたかもしれません。
けれど、鋼でそれは無理です。
リバイバル上映感覚で、懐かしさから、ひょいっと観に行く事が出来るほど、まだ鋼の映画は私の中で風化していません。
未だ観るたびに新しい発見のある、生きた作品なんです。
私はあの世界にもう一度どっぷり浸かりたくて行きました。
セグメンテーションがどうのという問題ではない。ただあの作品が見たかった。
ただそれだけなんです。

後日、「デジモン」の監督が、今注目されている「時をかける少女」の監督だったと知り勿体無い事をしたかな、とちょっと思いました。
むしろそれなら、大林版「時をかける少女」と「デジモン」を同時上映するなどした方が、告知の仕方によっては集客が望めたかもしれませんね。

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