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ガンガン2006年12月号 鋼の錬金術師「鉄の掟」 ネタバレ感想2

結局ここまで「感想1」との間があいてしまいました。ある程度予測していたんだけど。
ここまで空くとは……。orz
しかも、えーと気が付けば、これ感想ですか? 考察じゃねぇの?
な内容になっていたりします。おかしいなぁ。
んでは、どうぞ。

・表在性凍傷
真朱さまが書かれていた「凍傷」の危険性。当たりでしたね。
やっぱり金属の接続部分からくる「しもやけ」だったようです。
最近の若い子はしもやけを知らないって話ホントすか? しもやけって温めると痒くなるんですよ。ということは、エドも身体温めると肩周りが痒くなるんだ。ってことは。
「アルー、ちょっと肩のあたり掻いてくれないか? 手が届かなくて」
と言っていきなり上半身裸になってアルに背を向けるエド。
「うん、いいよ。ここ?」
「いや、もうちょっと下」
「えー、じゃあ、この辺?」
とか、いちゃいちゃしてたりするんでしょうか???? ぐはっ。

 

・オイルも寒冷地仕様
ということで。やっぱり疑問が残る。
じゃあアルは? アルの使っているオイルは何故無事なんだ? 磨くだけじゃないよね。
間接とかにも油さしてるはずだよね?
なんつうか、エドがアルに施した練成方法ってのが気になる。
もしかして、魂は鎧に定着されているのではなく、コンマ何秒単位で常に練成が発動し続けて魂を押さえているんだったりとか?
血液が循環するように、練成がアルの鎧の中を常に循環しているようなイメージ? その練成の熱量でオイルが固まらないとか。
考え過ぎすか?(笑)
錬成陣を通して目が見え耳が聞こえるように、体温もそこにあると考えるべきなのかなぁ?

 

・東方司令部のよりまずいコーヒー
まさか軍の支給品が場所によって違うとも思えないので。同じもののはず。
わざと不味くいれたものならいざしらず、人に入れて貰っておいて「まずい」なんて面と向かって言う子かな? あれでいて、年上には礼儀正しい子だもん。っと引っかかって。ちょっと考えてみた。
考えてみた結果。
そりゃ、確かにまずいはずだわ。
それはここの人たちにとってもエドにとっても、物理的に当たり前の事なんだわ。
ブリッグズ山なんだもん。
天候の変化が激しいってことは、そこそこ標高のある処なわけですよね。
昔富士山頂で食ったラーメンは確かに不味かった。そりゃそうなのよ。
沸点の低い温度で入れたコーヒーしかもストーブで保温してたらどんどん煮詰まる、そりゃさぞ不味かろうさ。

 

・とても元気です
このセリフに「ちっ!!」という少将を、その1では、跡目を継ぎたいと思っているからか? と書いたけれど。真朱さまが「イシュバールから逃げ出して、少佐止まりでいる一家の恥さらし」だと思っているからじゃないか? と書かれていて、おお、確かに成る程と思いました。その方が少将らしいかも。
まてよ。更に進んで考えることも可能だな。別にアームストログ家を継がずとも、すでに少将は彼女の城の主なのだから。
「アームストロング家」という城へのこだわりはないかもしれない。
むしろあれか。自分にとって本当はどうでもいい「家族」というしがらみに腰抜けがいるという理由で、自分の出世に足をひっぱられる事を嫌がっている、のかな?

 

・コーヒー代の机のコイン
こちらはくじらさまが指摘された箇所。例え少将と言えど、コーヒー代をちゃんと払っているらしい。
机の上のコーヒーカップの横にはコインが。さすが焼肉定食弱肉強食の世界。
おお流石牛様だ、と思って机の上をじっくり眺めていたら。
コーヒーを入れたのはp68の3コマ目以降のはずなのに、パンダのイラストは6コマ目以降のはずなのに。p67の7コマ目の机の上には……。あれ?

 

・錬丹術も良い武器になりそうだ
これは軍人としてありうるべき言葉なのだと思う。
でも、少将は具体的に、錬丹術をどのように武器として使えると判断したんだろう。
確かにアルはメイ・チャンが戦闘に使用しているのは見ているしその辺りを語っただろう。
錬金術が触れたものにしか作動しないのに対し、錬丹術はある程度の距離ならリモートコントロールが可能。そこに少将は着目したのかもしれない。
けれど、錬丹術があれば戦闘の怪我はすぐに癒える。
一歩間違えれば、これもまた不死の軍団を作ることが可能な技だ。願わくば少将の望みがそうでないことを祈りたい。

 

・自分の無知さが嫌だから訊くんだと思う
第 1話で自分たち科学者の方がある意味一番神に近いと言い、
第 5話で自分たちは神でも悪魔でもない人間だと叫んでいた、
第16話でもっと強くなりたいと言い、
第18話で自分の無力さを嘆き、
第37話で自分の納得のいく方法で前へ進めと言われ
第41話で誰も犠牲にせず前に進むことを決め
第43話で逃げないと決め
第49話で自分のケツは自分で拭うと言い
第58話で「知らないことばかりで自分の無知さにまいる」と言い
第65話で「自分の無知さが嫌だから訊くんだと思う」と言った。
本当にこの子は、日々、成長しているのだ。

 

・一の代価から一のものしか得られぬと言うがクソくらえだ
姐さんのその漢っぷり、いいっすよね。
何も言い返せなかったエドにも、いつか同じ事を言って欲しいと思った。
そもそも等価交換という言葉は、何をして等価とするかというのが曖昧なのだと思う。
卵1パックの値段だって、230円の時もあれば、セールで100円の時もある。
けれどどちらも卵1パックに対する等価だ(すんません、例が庶民的で)。
人は自分の行為を過大評価し、他人から受けた行為を過小評価する。だから、自分の行為は1/2に評価し、他人からの行為は4倍に評価しろ。そのくらいでちょうど調和がとれる。というようなセリフが書かれた小説を読んだ事がある。昔過ぎてちょっと曖昧だけど。
錬金術では一の質量からは一の質量のものしか作りだせない。
でも例えば、一の炭素から同じ質量のダイヤを練成したらそれは本当に等価なのか?
等価交換は質量保存の法則だけじゃない。心の中にも存在する。
自分がそれを等価だと認めればそれはどんなに桁外れだろうと等価になり得る。
エドはもっと欲張っていいのだと思う。

 

・我々に話せない秘密
さて、これを回避してどんな風に兄弟は語ったのか?

人体練成の失敗で身体を持っていかれたこと
元の身体に戻る為に国家錬金術になったこと
現在、その方法を探して旅をしていること
分かったのは、元の身体に戻るには扉を開けなければいけないということ
その為には代価が必要であり、それには賢者の石が有用であること
賢者の石は多くの人の魂で作られる事をマルコーから知りえた
それ以外、今の錬金術では元の身体に戻れる可能性を見出せない
ある日セントラルの錬金術師がみんな錬金術を使えなくなった事があった
自分は戦いの最中だったのだけど、その中で白黒猫を持つ少女だけが使えた
錬金術にはない力が錬丹術にはある
錬金術にはなくとも錬丹術になら、自分達が元に戻れる可能性がある
その為に白黒猫の捜索が必須

扉について詳細を語ると漏れなくホムンクルスがついてくるのでこれが最短の限界かな。
ただもう一度母さんに会いたいと「深く考えず軽い気持ちで」人体練成という「うかつな行動」を行い、その罰を甘受せず、私情のみで国家錬金術になり、北方まで出向き警備兵を出動させるなど「騒ぎを広げ」た。
こんな感じでしょうか? ヒューズのことも、ロス少尉のことも、スカーでホムを釣った事も、リンの事も語らずとも、白黒猫を追う理由などは語れる。
そんなかいつまんだ上っ面な内容ですら、少将の手にかかれば「うかつ者」でしかない。
少将が断じたのは、何も2人の行動全てではないけれど、何は知らなくとも、上っ面の事情ですらこんな状態ならば、と感じるところはあったのだろう(協力を仰ぐべき人物に「うかつ者」と思われてしまう事が「うかつ」であることにすら気づけなかった部分も引っくるめて)。
2人はそこに気づくべきだし、気がついたと思いたい。その上っ面部分だけが「うかつ」なわけではないのだと。
少将はこんな2人をどう受け取めただろう? それでも追い返さず錬丹術が武器に使える云々と言ったのは、正当な理由であると同時に彼らに手を貸す為の体のいい言い訳なのだろうけれど。

そして2人が自分達の「うかつ」さを呪うのは実はもうすぐかもしれない。この臨戦態勢の中、エドはそれでもウィンリィを呼びよせるのか?

 

・氷柱落とし
「でーん」って……。
そりゃさ、エドは可愛いよ。バンダナしてアンテナ出してさ。
なのに「でーん」って……。
アル……・・・何も変わってないじゃんよー。寂しいよー。
せめてこう何か、アルにもしてほしかったなぁ。
うーん、頭のふさふさが長かったら邪魔にならないようリボンで結ぶとかあり得たかもしれんのに。惜しい~。
んでもって。
錬金術でやればいいじゃん? と思ったのだけど。
もしかして、直接触れられないから使えないのか?
壁を伝わせて、という方法もあるけどその壁にも練成反応出るわな。パイプもやられわな。
うわ、ある意味不便かも。
うーん、せいぜいあの鎌のようなものを、触れれば蒸発するくらい高温にするくらいか?
それでも届けばっつう話だわな。

 

・北方司令部勤務じゃなかったけ?
哀れなファルマン少尉~。
司令部から更に飛ばされたのはやっぱりその頭脳のせいかね?
一応異動の際に資料くらいは回るだろうから。
生きるデータ・バンクとして使ってみろ。もしまたあのロイ・マスタングが奴を取り戻したら、ここの公私ともに秘密が全部だだ漏れになるってことだぞ。そんな奴使えるかよ。
なんて感じなんでしょうか? んで、頭のいらない肉体労働に回されたと。

 

あなたにそっくりで眼鏡をかけた方がいましたっけね
どこに?(爆)

 

・スカーとキンブリーの戦闘シーン
歌猫さまの感想を読んで気付きました。そうか、スカーの得物が帽子で死角になっていたから防げなかったのか。
あー、なんかまだ読みが甘いなぁ。
ところでキンブリーの「所詮は壊すことしかできない」のセリフに思ったのだけど。
この発想。つまり錬金術での攻撃についてしか頭にないって事だ。
錬金術は、触れた箇所から作用する。
人体に直接攻撃を加えようとするなら接近戦しかありえない。
相手が地面に接しているなら地面からの攻撃も可能だが、列車であれば自分の足場まで失う事になり攻撃出来ない。
ならば、相手から距離を取りさえすれば、とりあえず攻撃は避ける事が出来る。
そのことしかキンブリーの頭にはないということだ。

スカーが錬金術以外で攻撃してきたのは彼にとって予想外だったんじゃないだろうか?
キンブリーなら、そばに飛び道具があっても刃物があっても、錬金術で戦うと決めたら最後まで錬金術だけを使って戦うんじゃないんだろうか? そんな彼なりの美学を持っていそう。
もしそうなら、今後彼との戦いの狙いどころはそこになるのかな。
エドは今度こそ銃を使わなければいけないような事になるんだろうか?

そして。死にそうなこの状況。手元には賢者の石。
彼が自分の身を治療する為に自分自身を錬成する、その可能性はあるのだろうか?

 

・スロウス登場
地中を掘るってそこかよっ。と思いつつハタと気が付いた。
何の為に掘ってるんだ?
だってさ、軍上層部がすでにホムンクルスと同調してるんだよ。
ブリッグズの軍が欲しけりゃ、少将に適当に罪をでっち上げて軍法会議にでもかけて、誰かをそこのトップに置けばいい話でしょ?
何が欲しいんだ?
イシュヴァールも殲滅すれば戦いは終わった。
リオールも暴動を煽ったものの東方軍が出動すれば沈静化させるに任せた。
必要なのは騒動か? 恐怖心か? 死か? 血か?
うぬー、分かりません。

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コメント

りほ様こんにちは!
>・自分の無知さが嫌だから訊くんだと思う
の項目に。
ずーん、ときました。
ああ、そうだよう!エドは日々成長している。傍若無人なコドモだったのが、己の分を知る大人になってきている。
読めば感じる。
それをね、きっちり話数と台詞引用で書いてくれたことに、ありがとう!と。
「感じる」ことを「文字で表す」。これこそ、ブロガーのというか、鋼語りの真の目的だと思うのですよ。
この数行のために、単行本をひっくり返しページを押さえながら台詞書き写す、結構な手間。(そしてついつい読んでしまう罠(笑)) その、りほ様の鋼愛にも、ありがとう~v

歌猫さま こんにちは
望外なお言葉ありがとうございます~。
一番試行錯誤しながら書いた項を、まさにピンポイントで指摘いただけて嬉しいですv
ここは、私が四の五の言葉を重ねて「分かって」貰うのでなく、直接「感じて」貰いたくて、あんな書き方してみたんですが。うわー、通じてよかった~。
そう、エドはちゃんと成長しているんですよっ。
毎月雑誌で追っていると目の前の出来事に捕らわれてつい見過ごし勝ちになるけれど。
1話から較べると、エドはこんなにも物が見えるようになっている。ホントに彼の成長には目を見張るものがありますよね。
なにかアルバムでも見るように、コミックスを見返してしまいました。そして、つい読んでしまう罠(笑)

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