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ガンガン '07年01月号 鋼の錬金術師第66話「雪の女王」ネタバレ感想2

うわぁ、またやってしまいました。ネタバレ回避が出来てませんでした。うっかり見てしまった方、ごめんなさい。ネタ的にあんまり突っ込んだ部分からはじまってなかったのがせめてもの救い……になってます?
と、とりあえずこのくらい書いておけば大丈夫なはず。以下ガンガン1月号載分のネタバレです。

■ヨキ
前号で引っ張って引っ張って引っ張っておいて、まず違うシーンを出す。絶対読者の思惑通りにコマを進めない。
ということで、ヨキでスカー?(と理恵ちゃん風駄洒落のひとつも吐きたくなるわけで・笑)

今となっては馬車の御手に使っているわけでもなし、嫌がっているんだから、素直に捨てていけばいいのに相変わらずその行動原理が不明な、スカーです。
この人がこんなにたくさんしゃべってるのはじめて聞いた(見た)よ。
そんな言葉つくして引き止めなくても、食い扶持が多けりゃその分大変なのはスカーじゃん、と思ったのだけど。
食いモン調達しているのってどっちなんだろ?
ヨキだったりして? だからとりあえず手元に置いてるのか?
なら納得するのだけど(おい)。
いやいや貧民街に隠れ住んでいたような奴に金があるわけないよなぁ。
となると、イシュヴァール人相手の不買行為でもあって、もっぱら対人交渉をヨキがしているとか?
ってなことも、先月号を読む限りなさそうだし。
まあ、ヨキも悪いだけな奴じゃないっていうシーンは前にちょっとだけ出てきたしな。

やっぱりひとり旅はさびしいんだね(笑)

 
 

■キンブリーはと言えば
やっぱり死ぬわけがなかったわけですが。
そういえば今さらながら思い出したのだけど。
この人のふたつ名って何故「紅蓮」なんでしょ?
「紅蓮の炎」なんて言葉があるから、誤認されやすいのだけど。
紅蓮地獄なんてのはこんな処です。

紅蓮地獄:八寒地獄の第七。ここに落ちた者は、寒さのために皮膚が裂けて血が流れ、紅色の蓮(はす)の花のようになるという。(Infoseek マルチ辞書より)

これを読んでいたものだから、スカーの傷も実はそんな風にして出来たんじゃないかと期待して外したんですが(笑)。
折角極寒の地に来たのだから、その名にちなんだエピソードのひとつもあると嬉しいんだけどなぁ。仏教用語だから無理かな?(リンのは多分儒教?) いかがなものでしょう。再登場に期待っ。

 
 

■スロウスについては
書きたい事があるのだけど。長くなりそうなのでまた今度。
つうか考察になりそうなので。
さわりだけ書くと。
気になったのは「もう掘らなくていいのか」という言葉。
狙ったのは本当にブリッグズ要塞だったのか?
西はクレタ・南はアエルゴと常日頃から小競り合いが絶えず、東はイシュヴァール殲滅戦にリオールの動乱。
唯一平穏だった北にも争いを持ち込む事が目的なら、ブリッグズ要塞とドラクマのどちらにスロウスを送り込んだ方が適当だったのか? 疑問が残る。
それと前にラストが言った言葉。「昔からさぼってばかりでね まだ仕事中よ」。
100年ぶりにあったグリードに言った言葉としての「昔」とは、いったい何時をさすのが適当か?
そのあたりが気になってます。

 
 

■エドは「察してくれ」と言ったけど。
こんな事、初対面の人間に言うとしたら、そりゃもうぶん殴られる覚悟でしょ。
国家錬金術師とは言えガキが上官相手に、黙秘権だと? いい度胸じゃない。
袋叩きにして意地でも吐かせてやる。それでも吐かないようなら、その根性に免じて、まあ言える範囲の事くらい聞いてやる。弱肉強食の世界。
私だったらそのくらいしそうだなぁ。
というわけで、エドはかなりオリヴィエ姐さんをかっているらしい。
いや、あれは勝負に出たってことか?

これは、ヒューズが死んだ時の、ロイと少佐の会話の再現だろう。
何も言えない事で、大佐より上の地位ある人間から緘口令がでていることを、ロイに告げた少佐。
国家錬金術師ってみんなそうなのか? 日頃暗号なんか使っているからこんな回りくどいことばかり得意になっているんじゃないのか? 苦笑してしまう。

「察してくれ」と言っている。
自分が「答えられない」身の上を「察っしてくれ」と言いたいわけじゃない。
自分が「答えられない」という事実から、自分が何を言いたいか「察っしてくれ」と言っているんじゃないのか?
軍人じゃない、軍属の国家錬金術師エドに命令を下せる人間なんて、2人しかいない。
国家錬金術師機関は、大総統府直轄の機関だ。ならば。
直属の上司であるマスタング大佐と、大総統、ただ2人だ。
オリヴィエ姐さんが少将である以上、ロイからの命令など風前のなんとかだろう。
ならば残るは1人しかいないじゃないか。
それを「察しろ」と言っている。そういう事じゃないのか?
うー、深読みのし過ぎはいつものことなんだけど。だけどさ。
もしそうだとしたら。
カッコイイぜっ、エド。

そして。
あの化物の正体を知っている事。
それの行動を阻む行為が、あの化物の仲間によって許されていない事。
人の命がかかっているこの状況下ですら、その禁を犯す事が出来ない立場にいる事。

少ない言葉で、エドはたくさんのヒントを与えようとしている。
それが何かを質に取られているせいだと、オリヴィエ達はそこまで気付いただろうか?

だからこそ、ここの人間を信じろと言うバッカニアに対し、階級ではなく「さん」付けで呼んだ。
自分にとってもウィンリィの命がかかっていることだから。
「軍人」としてではなく「人として」信頼していいのかと。
そういうことじゃないのかな?

そしてそれを受け入れる、オリヴィエ姐さん、バッカニアもカッコイイ。

ブリッグズ支部は一枚岩だ。普通そんな事ありえないだろう?
ただでさえ、派閥が出来やすい階級社会だ。
みんなお手手つないで仲良くなんて信じられない。
けれど、ここには存在している。
内部の敵より、外部の敵を気にしなければいけないからだ。
そんな時、人は一枚岩になれるものだという。

オリヴィエもバッカニアも、エドの言葉をあっさり受け入れたということは。それはつまり。
ブリッグズ支部にとっての「外部の敵」とはドラクマだけにあらず。

そういうことなんじゃないかな?

 
 

■「ボス」「マム」
この言葉に惚れたっ。
ジャンも「yes sir」とは言ってたけど「yes boss」とは言わなかったのでは?
無理に訳すなら「boss」は「親分」としても、「mam」は「俺らの女神さま」かな。
それともやっぱり「女王さま」ですか?(笑)
秩序正しい軍隊というよりは、もう傭兵だよ。
偶然配属された上司としてみているのではなく、オリヴィエ姐さんに惚れてつくしている私兵だ。
ロイにとってかなり理想としている軍隊じゃないのか?
あんなん見たら羨ましがりそうだ。そのうち共闘なんてこと、ないかなぁ。
余談:
青空文庫で「雪の女王」をざざっと読み返したら、こんな一文が。

女王ばちは、いつもたくさんなかまのあつまっているところに、とんでいるのだよ。なかまのなかでも、いちばんからだが大きくて、けっして下にじっとしてはいない。

だそうです、聖部さま(笑) 
 

■オリヴィエ姐さんの右目
別に右目に傷はない模様。うーん、独眼竜ってのも美味しかったのだけど。
オーソドックスな処で、女だから美人だから、で嘗められないよう顔を隠していたのが、そのまんまになったとか?
あんまりそういうマイナス志向って持っていなさそうだよなぁ。手に職を持つ女性の多い世界だし。
片目って立体を捉えられないから戦いには不向きだし、ってバズーカーの時みたいに戦う時は使うから別にいいのか。
うーん。寒いところなだけに防寒対策とか(爆)。

 
 

■ブリッグズ支部
寒い地方の暮らしって却って暖房をガンガンにするから薄着だったりするとか聞くのだけど。
寒いんだよね、ブリッグズ支部って。ツララあるし、コート着てるし。
……暖房費を節約して、浮いた経費を兵器開発に回してたりするんだろか。
なのに、地下は暖かいらしい。
何故なんだろ?
窓がないとか、廃棄熱とか、人口密度とか、あるとは思うけど。
もしかして地熱?
地面が暖かい→火山噴火 なんてパターンあるじゃん。
実はスロウスが地下を掘っていたのもそれと繋がっってたりなんかしたら面白いなぁ、と。

でも、それだと、スロウスが「あったかい」と言った事に矛盾が出るなぁ。
それに地下掘ったからってどうにかなるものなのか? ガス抜きになって却って噴火を抑えるんじゃ?
あ、でも溶岩の流れる道筋を自由に出来るって利点はあるか?
うーん。まあ、このあたりはたわ言です。

 
 

■バズーカーを片手で放る
いや、それ以前に、女性がバズーカーぶっ放すのかよっ。しかもどうやって反動逃がしてるんだよ。
肩壊れるだろ? 普通。 普通……じゃないよなぁ、やっぱりアームストロング家の人間て……。

 
 

■スロウス撃退
歌猫さま曰く、エドの足は届いていないんじゃないかって事ですが。
アルはエドより後ろにいたし、ほら、敏捷性はエドのが上よ。錬金術で助けてたじゃん。
なので、届いてた「かも」レベルで勘弁しませんか?(笑)

どっちかというとそれより、アルのが気になったんですが。
スライディングって、あんた、下手すりゃ一緒に落ちたかもしれないじゃないっ。
何やってんの。莫迦っ。
衝突振り子のあの原理で自分は止まれると思ってやったんだろうけど。
いや、そこまで本当に瞬時に計算してやったんならいいけど。
計算して……計算してたのかなぁ……。

 
 

■「マブダチだ」だそうです。
スロウスと話したせいでエドとアルがドラクマの密偵と疑われた時、逃げようとしたファルマンへの意趣返し。
拳を使わなくとも、こんなワザも使えるようになったとは、エドも大人になったよな。

 
 

■ツララ落し
ファルマンって頭脳だけじゃなく、銃の腕もあったんですね。
って、考えてみれば戦時下の軍人だもの当たり前か。
頭脳だけなら、作戦担当なり、後方担当なりに回されてるか。
いや、失念でした。すまん、ファルマン。

他にも書きたい事は色々あったはずなんだけど。
これでも、何度書いては削ってを繰り返したことか!!
長引きそうなんでとりあえずアップ。

そのうち書きたい考察 備忘録
・焔の錬金術の真相
・スロウスへの命令
・三十六計逃げるに如かず
・錬金術の構造

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コメント

何度もすみません…。

>ブリッグズ支部にとっての「外部の敵」とはドラクマだけにあらず。

ここを読んで、ちょっと納得した部分がありましたので。
どいつもみんな訳ありのブリッグズだからこそ。
なるほど。
ちょっと頭が既に回っていなくて、まともなコメントにならなくて申し訳ないです。
さらに、こちらにトラバできるような記事が書けたらいいなあ。
引用させていただく際は、ご報告にうかがいます。
よろしくお願いします。
のわこ

コメントはいくらでも大歓迎ですよ。
読んでいただけているんだなぁ、と思うと嬉しいです。
軍法会議もののことを、トップの人間が「それくらい」レベルで語ってしまうような場所ですものね。つい色々勘ぐりたくなります(笑)。
オリヴィエ少将がブリッグズ支部に左遷(ととるべき?)されたのがイシュヴァール殲滅戦直前なんていう慌しい中での人事、というのもちょっと引っかかる処だったりします。その辺りからしてワケありという事も考えられるかな、と。
記事楽しみにしています。

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