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エドとアルの人体錬成は何だったのか(10月号ネタバレ含む)

感想のつもりがちょっとこれだけだと考察になってしまったので、タイトルを変えました。
けど、今月号を読んで辿り付いたという意味では、感想なんだと思うのだけど。
 
分かっている人には、すでに分かっている事実なのかもしれませんが。
11巻でエドが、アルは元に戻せると言った理屈が、実は今まであまりちゃんと理解出来ていなかった事に気付いたので、ここでおさらい。
エドとアル、あの人体錬成は何だったのか。
何故、アルとエドで、ああも代償が違ったのか。
その理由が、おぼろげながら見えてきたので。 
 
  
アルの魂は一度目の人体錬成の時すでに錬成されていた。
 
その事にまったく気が付いていなかったのだ。
のわこさまの記事を読んで気が付いた。
 
そうだ。アルは母親の人体錬成の時、自分で自分を人体錬成していたのだ。
 
グラトニーの腹の中でエドは、自分の身体を自分で再錬成したから自分の身体の中に魂は再度定着された。
 
けれど、母親を錬成しようとした時。
あの時は、人体を作る為の原材料があった。
だから、アルの魂は、錬成された、あの母親では無かったものの中に辿り着いたのだ。
あの化けものが、アルがもともといた位置近くに、錬成された事がそれを証明している。
 
それが、真理の扉の中で、アルがアルを見た正体だ。
母親を錬成しようとしたが、存在しないものは錬成出来ない。
だから代わりに、血の中の、自分の魂の情報に引っぱられた。それが扉の中に見えたアル。
アルは分解され、その肉体のどこかを通行料に取られ、人体錬成は母ではなくアルを錬成した。錬成陣の中央に置かれたあの材料によって。
 
一度目の錬成。
あれは、母親が人体錬成されたわけじゃない。
アルの魂はアルの魂によってアルの魂に再錬成された。
けれど肉体は用意されていたあの肉体の原材料から錬成されたんだ。
同等の質量からは同等のものしか作れない。
なら、同等以上の質量(アルの肉体と原材料)から同等の質量のものを錬成した場合は?
アルの通行料がエドと同じく左脚だとしたら、それ以外は代価じゃない。超過だ。
真理に奪われていいものではない。
 
そうだ。
少なくとも左脚(程度)以外は、アルのものだ。
 
通行料さえ支払いそこに辿り付ければ、アルの肉体は無条件で取り戻せる。
 
じゃあ、エドは?
1度目の錬成でエドは何を錬成したんだろう?
エドが真理の扉の中で見たのは、母親だった。そこまではアルと同じだ。
なのになぜ、その先にエドはいなかったのだろう?
 
そこで考えられるのが、今月号のホーエンハイムのいた場所だ。
彼のいた場所は錬成陣の真下だ。
アルがいたのも、錬成陣の真下だ。
 
あの錬成陣が、錬成陣の下にいるものを錬成する、という仕組みなら?
扉の向こうに母親がいなくとも、エドがエドを人体錬成する為のトリガーは作動しない。
その錬成陣におけるターゲットとして認識されていないから。
だから、エドは通行料だけを取られ、精神だけ分解時にアルと偶然混線した状態になった。
 
グラトニーの腹の中で真理の扉を開けたとき、エドはエドを錬成したから、アルは引っぱって来れなかったこととも理屈が通る。
 
そして2度目の人体錬成で、エドはアルの人体錬成を行った。
エドは右腕を通行料に支払い、真理の扉を開いた。
アルはまだ死んでいなかったから。
アルが一度再錬成したアルの魂を真理の扉から引っぱりだし鎧に定着した。
だから、この時もエドは通行料だけを取られた。
 
だけど。人体はどこにも錬成されていない。なのに何故真理の扉は開いた?
あの時、エドには自分を人体錬成すれば真理の扉が開くなどという考えは無かったはずだ。
ならば間違いなくあれは、アルの人体錬成だったはず。
つまり。
 
自分の人体錬成を行った際に、アルの元に辿り付いたという事を踏まえ。
混線ゆえに、アルを人体錬成しても、真理の扉の向こうにアルの肉体は存在しなかったということだろう。
無かったから、アルの肉体は錬成されず、だからその為の対価をエドは支払わずに済み、通行料だけの支払いで済んだ。
 
そういう事じゃないんだろうか?

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コメント

りほ様こんにちは!
先日はピンとこない、とかゆっちゃって、ごめんなさい~(>_<)
ちゃんと読んだら理解できました;<最初からちゃんと読め!
私も、最初の錬成でアルは自分自身を錬成していた(器は違うが)、だから二度目の錬成でエドはアルの魂を捕まえることができた、と思います!
ただ、
>あの化けものが、アルがもともといた位置近くに
に、ちょびっと引っ掛かるのです…。

えっと。「錬成物」は、錬成陣の中央に出来ていますよね。
アルの魂があの中に入ったのは、アルのが先に分解されたから。それはアルが錬成陣に手をつく位置が、ほんの少し前に出ているからだ、と思います。(この僅かな差!ここまで描く、荒川弘のさりげない懲り方がスゴイ)
だから「もともといた位置近くに」ではなく、「アルの方が近かったから」、なんじゃないかしら、と。
重箱の隅をつつくよーでゴメン!(私の記事もがしがし突付いてください…)

それにしても。
ホーエンハイムが「血を分けた」フラスコの中の小人と共に人体錬成をして。
兄弟もまた、共に人体錬成を。
もうもう、なんて因果な奴らなんでしょう…(涙)

>歌猫さま
こんにちは
理解出来ましたか、良かった(笑)。
すみません。ホント今回はいつにも増して文が下手クソなのは本当なんで。

>えっと。「錬成物」は、錬成陣の中央に出来ていますよね。
うんとですね。アルのちょうど手前にEを左右逆にしてさらに縦棒一本足したみたいな記号がありますよね。ちょうどアルがいた位置です。
錬生物が最後に腕を伸ばしたその手の先に同じマークがあります。
元素が中央にある以上、中央ではあるのだけれど、アル寄りの位置(もしくはアルの方向を向いていた、あるいはにじり寄った?)なのは確かだと思いますよ。
とりあえず↑これを捨てたしても。
このマークの位置って、ホントしつこく出てくるんです。
アルが真理を思い出した時にも描かれています。(このシーンにもしアルとエドの手の位置が描かれていればそれもありかな? と思うのですが)
ホーエンハイムが錬成陣の真下に立っているのも、また何コマにも渡って描かれてます。

そのあたりを踏まえて、真下の人間を人体錬成する錬成陣だったと思っているのですが。いかがでしょう?
このマークの意味を調べれば、何か出てくるかなぁ???

>もうもう、なんて因果な奴らなんでしょう…(涙)
ですよね。
でも実は私、きっとホーパパの書斎には、それこそ人体錬成の為の資料になる本があったんだと思うんです。
因果応報の因果の一端は、ホーパパのせい。
ホーパパがちゃんと書斎の資料を焼き捨てておかなかった事にあるんじゃないかと密かに思ってます(どこまでも兄弟に甘いヤツ・笑)。

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