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スカーの刺青

宙さまから、こんなお酒があるんですよぉ。と教えていただいたのがこれ。
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スカーの刺青に似てます。
ということで。

ここまで分かれば調べられそうだな。とググってみたら出てきたのがこれ。
 
Diagram 'Mundus-Annus-Homo' with the four elements, the four seasons, and the four temperaments.
 
Kritische Edition von Isidor, De natura rerum, nach J. Fontaine
  
前者はまさにその図案の出典について
英語なので読める方は頑張って読んでみてください。
大したことは書いてません(笑)
どこの図書館に所蔵されているか分かるくらいですね。
タイトルを直訳すると
四大元素,四季,四気質と、図解「世界ー年ー人」
って感じでしょうか?
 
後者はラテン語です。
イシドルスの,物の本質について,J. Fontaine
でしょうかね? 保障はないですが、まあそんな感じです。
このラテン語が全部訳せれば何かしら分かると思うんですが。
ネット上の辞書や、翻訳、googleを駆使して単語をひとつひとつ引いてるうちに、途中で飽きました。無理。
  
なので一箇所だけ。
 
Mundus-Annus-Homo
 
Siccus calidus ignis: aestas, cholera rubea.
Calidus humidus aer: uer, sanguis.
Humida frigida aqua: hiemps, phlegma.
Frigida sicca terra: autumnus, melancholia.
 
の部分だけね。
 
世界-年-人
乾 熱 火;夏 胆汁質
湿 熱 気;春 多血質
湿 冷 水;冬 粘液質
乾 冷 地;秋 憂鬱質
 
ちょっと分かりやすいように並び順を入れ替えてますが。
錬金術について調べた事がある方には、お馴染みの符牒ですね。
ということで、最初に戻って、図案のタイトルにある。
「四大元素,四季,四気質」
 
これで、図案の中のラテン語が解けました。こんな感じです。
Font5_2
 
 
で、これのちょっとおかしいのは、AQUAの気質が「humor」になってること。
これ、本来なら「phlegma」=「粘液質」じゃないと、他の釣り合いがとれないんです。
ここら辺が参照になるかな。
http://www7.ocn.ne.jp/~elfindog/humours.htm
 
「humor」となっているのでとりあえず日本語に訳すと「液」です。
で、この「humor」しっかりスカー兄の左手の刺青に描かれています。
ということは、やっぱり牛さまはこの図案を元に描かれたと思っていいんじゃないかな? と思います。
 
ということで。
スカー兄が描いたこの錬成陣は、四大元素,四季,四気質を表していることが分かりました。
ちなみに、青枠は右手にあると確認出来たもの。緑枠は左手にあると確認出来たものです。
さて、ここで疑問が2つ。
ひとつめは錬成陣の向きだ。
この図案を見ると分かるが文字はすべて円の外を上にして書かれている。
対してこの刺青は?
左手の「AQUA」と「IGNIS」は指先側が円の外側として描かれ、右手の「AER」と「TERRA」二の腕側を円の外側として描かれていることになる。
ちょっと分かりづらいかもしれないけれど、図の⇒の先が指のある方向。
だから、右手肘に描かれた地中に向かう龍も、左手の手首の小手辺りに描かれた二匹の蛇も円の外。
つまり、両手を合わせようが、天上天下唯我独尊のポーズを取ろうが、あの錬成陣は左右でひとつの円を描く事が無いってこと。
片手ずつで円が完結しているとも言えるし。
右手が内側、左手が外側に向かっているというのも、分解と再構築の暗喩にも取れるけどね。
(でも個人的には、秋と冬が分解、春と夏が再構築というイメージなんだけどなぁ)
 
二つ目は書かれている文字だ。
「AQUA」の「humor」は間違いなく書かれている。
なのに「TERRA」「AER」には、それに当たる文字が書かれていない。
「TERRA」の下に「autumnus」も「melancholia」もない。
「AER」の下に「uer」も「sanguis」もない。
代わりにあるのは。
「TERRA」の下に「Ndans」「colis」
「AER」の下には「Smans」「gus」
これは多分牛さまのオリジナルだ。
とりあえず調べられる範囲でラテン語を調べたが、そんな単語は見当たらなかった。
 
と、ここで出てくるのが、唯一表記のある「humor」だ。
これは「液」つまり「体液」の事。
4体質は、胆汁質・多血質・粘液質・憂鬱質。
先のリンクの通りこれを、4体液と言い換える事も出来る。
「humor」はそれらの総称とも取れる。
 
さらにこの図案の真ん中に書かれた「Mundus」「Annus」「Homo」が、スカー兄の書く練成陣にはない。
この文字はまさに、全は一、一は全を表していると言っていいだろう。
世界、年、人だ。
それが抜け落ちているのだ。
代わりにあるのが龍脈を示す図案と、二匹の蛇(カドゥケウスの杖か?)の図案。
 
本編中でこの図案を元にどうこうという説明はないかもしれないが。
 
前に書いた記事の通り、東の賢者がホーエンハイムだったと仮定した場合。
もともと、アメストリスではこの図案から「Mundus」「Annus」「Homo」が抜けているんじゃないか? と想像するとちょっと面白い。
「TERRA」や「AER」の下にある文字が実際のものと違うのもまたそう。
もちろん、ホーエンハイムが敢えて隠したのだ。
大きな流れを隠し、一部デタラメな文字を入れた錬成陣
それでも、賢者の石が地下にあれば発動するんだろうか?
  
大きな流れが存在しない図案だ。
錬丹術を学んだスカー兄から見れば、これで錬金術が発動するとは思えない。
だから、スカー兄は龍脈を加える必要があった、とかね。
 
かなり自説に贔屓目で書いてるので、贔屓の引き倒しになっている可能性はありますが(笑)。
こんな風に考えるとちょっと面白い。
 

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コメント

なんだ 能書きか…

>あさま
はぁ??????
あたしは原作者じゃないもの。
「だからどうこうなのだ」なんて断定出来るものなんてなにひとつ持ってやしませんよ。
そんなん当たり前じゃないですか。
あたしに出来るのは、情報の提供とそこから推察することだけですよ。

一体、何を望まれたのやら。

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