« エドは地殻エネルギー(と言われるモノ)を使っているか? | トップページ | ご無沙汰してます »

ガンガン2007年12月号 鋼の錬金術師第77話「逆転の錬成陣」ネタバレ感想

すっかり遅くなりましたが。ネタバレ感想です。
今後もこんな感じで、めちゃ更新遅くなると思いますが。よろしくですぅ。
あぁぁ、あとメールのレスも。ごめんなさい、ホント時間とれなくて、遅れてますごめんなさい。
ホントにもうこれは。
住処を帰るか、持ち歩き用のPCをもう一台買うか。
高速の思考と高速のキーボード打ちを身につけるしかないかと思いますので。
実質不可能かと。
「やりたい事がなくてムカつく」なんてお若い方にはぜひともその時間を売って欲しいものです。はぁぁぁぁぁぁぁ。
 
という愚痴はさておき。回避文はこんなもんで大丈夫でしょうか。さて。
 
まずは、よ、良かったよ~。兄さんが無事で~。
予断は許さないけど、内臓機能の低下とか、破傷風とか、単純に考えても色々あるけど。
とりあえず、頑張った。えらいっ。
 
ということで最初に戻って。
 
■扉絵
王様なエド再びっ。
ほら前に、錬成した石の玉座に上半身裸コートのエドのイラストがあったけど。
今度はライオンに囲まれて、やっぱり邪悪な笑み。
勿論本編の、ライオンとのキメラの兄ちゃんを従えている(モノは言いようだな)のに引っ掛けてるというのは分かっていますが。
敢えて言うぞ。
右脇にいるのは雄だけど、左脇と後ろに控えてるのって雌ライオン?
そんなに兄さんフェロモンムンムンですか。モテモテですか。
間違って食べられないようにね、兄さん(そこかよ)。
 
 
■本編1コマ目
またまた、こういうパースの面倒臭そうな絵、描くよなぁ(笑)。
きっと、絵コンテを描く(ネームの代わりに絵コンテで描くそうなので)段階で、描きやすさとか頭にないんだろうなぁ。
こういったシーンでは、映画なら良く見かける構図だから。
どう描けば効果的かを考える前に、もう構図が頭の中にあって、それをただ絵に落とし込む人なのかもしれない。
 
 
■這いずり回って格好悪くたって生きのびなきゃ
回想の順番の最後がアルじゃないってのがちょっと寂しいですが。
うん、アルの言葉がきっかけで手が動いたので善しとしておこう。
それにしても、回想シーンに出てくるのが、リザ・アル・ウィンってのがねぇ(笑)。
美女二人は分かるにしてもさ。
エドぐらいの年だったらもう、野郎が泣こうがそんなことどうでもいい年齢だろうに。
アルを泣かせたくないなんて。うふふふ。
やっぱりアルには弱い、兄馬鹿だよねぇ。兄さんて。
まあそれと、リザが自分より前を行く人、アルが自分と並んでに歩く人、ウィンが自分を後ろで待っている人の象徴ってことなんだろうな。
 
 
■どいつもこいつもこんなんで泣かせる訳にいかねぇよな
エドのすごい処ってこういう処なんだと思う。
最初冒頭の「どいつもこいつも」の部分を読んだとき。
こう続くかと思った。
「どいつもこいつも、大人しくたばらせてくれねぇ」
こういうシーンにはよくある台詞だと思う。
 
エドの台詞とちょっとしたニュアンスの違いでしかないんだけど。
違い、分かるかな。
 
男の自尊心というか、ニヒリズム? それとも死への美学?
誰それが悲しむから這い上がるけど、オレ的には別に死ぬのなんて怖くないしどうだっていいんだよ、と格好をつける。
コレは自分の本意ではないのだと。
その行動に理屈をつけないと、生き汚くなれないってことなんだろうな。
 
だけど、エドの台詞は違った。
彼らが悲しむから生きようと頑張ったわけじゃない。
彼らを悲しませる事がエドの本意ではないから。だから死ねない。
リザの台詞通り、格好悪くても生き延びる事こそが彼の自尊心であり、何よりも大切なこと。
生き汚くとも、生に食らいつく。
死への美学なんて、そんなものをエドは持たない。
格好つけてなんて知らない。
そのまっすぐさが、エドなんだよね。
 
 
■p372
バン、ガラン、パン、ドン
このページにあるのは絵とこの効果音のみ(あとエドの咳き込む音)。
だから。
本来なら、あっという間に読み飛ばせるページ。
なのに、つい時間をかけて読んでしまう。
2コマ目のあと、エドが四つん這いになっているところから、身体を伏せて横倒しになるまでを。
3コマ目のあと、身体を伏せて錬成を発動させる為に地面に手をあてる動作を。
それを脳内で補完しながら読んでしまうから。
 
意図的なのかどうなのか、マンガ描きじゃない私には良く分からないのだけど。
描こうと思えば、エドの苦痛にゆがむ顔とか、震える手とか、いくらでも効果的に出来ると思う。
でも、このページは抑え。
この先大きな出来事があるからここではコマ数も盛り上がりも作らない。

読者は最初から最後まで、ずっと息を止めるようにして読むと疲れるから。
例え、シリアスシーンの中であっても、緩急を入れる。
上手いなぁと思う。
 
 
■勘……違い、すんなよ……
ツンデレ?(爆)
 
 
■自前の生命エネルギーを使って力の底上げをする
良く言った!!!! 良し、男だっ、エド!!!
ロイが自分だから出来る錬金術で血を止めたから、対比する形でエドも自分だから出来る錬金術で血を止めるっていうのが、物語的には美しいんだろうな、という思いがあって、だから前号で「炭素化する」なんて話を出したのだけど。
医療系だったかぁ。こういうやられた感は、外れても嬉しいね。
ロイがラストを倒すまで意識を失わずにいられたのに対し、エドが錬成後意識を失ったのは。
やっぱり、年齢の差。ロイには軍人としての経験があるから。
ロイが他人の助けを借りずとも立てる強さの象徴なのに対し、エドは自分に出来ない事には他人の力を借りられる強さの象徴なんだろうな。
 
 
■鉄骨引き抜きシーン
ライオンの人が鉄骨を握りしめてからエドが錬成を終えるまでに、4ページ!!!!
たかが鉄骨を抜く。それだけなのに4ページ。
これがっ、これが荒川弘のマンガなのっ。
 
何が『鋼』を面白くしているか。それはこういう処にも出てくる。
何に対してどこまでページを割くか。
物理的に見れば、たった数秒でしかないこのシーンに、ここまでページを割いてくれる。
だから、『鋼』が好きなの。
荒川弘のマンガが、好きなの。
このページ配分に荒川弘の意見が通らないなら、それはもう荒川弘の抜け殻の作品でしかない。
荒川弘のマンガではないんだよっ。
 
 
■p381最後から2コマ目
エドの身体に力が入ってるように見えて。気絶したようにはちょっと見えないんだよね。
牛さまにしては珍しく失敗している? コミックスで修正入るかなぁ?
 
 
■これは……
キターーーー 賢者の石!
キンブリーが落としたやつ(先月号と形比較してみました・笑)。
エドとアルが使わないのは、自分たちは自業自得であり、だから賢者の石を使う資格がないと思っているからであって。
だから、賢者の石を使うことそれ自体に否定的なわけではないと思うから。
 
キメラにされた彼ら4人には使うんじゃないかな。
ほらね、あきらめなければ直ったじゃないかって。笑うアルが見たいなぁ。
ああ、でも今の状況では戦闘能力からいってまだキメラでいる方が優位だとか言って断るかな?
このいざこざ終わったら必ず直してやるから、とかそういう流れかな?(わくわく)
 
 
■アル様のフンドシ~
フンドシじゃないやい!(笑)
フンドシ……じゃない、前掛けだから違和感ないですけど。
メイチャンはフンドシだと思っていながら首に巻いてるわけだよね。
それって、エドアルサークルさんのマンガで、エドがアルのパンツを頭から被ったりするのと変わんないってことなのでは……(;一_一)
 
 
■そっか……でかいの担いでちゃいざという時、逃げられないよね……
これがアルのすごいところ!!
普通だったらこう言う台詞がくるところなんじゃない?
「そっか……でかいの担ぐの大変だものね……」
 
でもアルはその先を見る。
現状を把握してその為に他人がどう動いたかちゃんと考えてる。
担ぐ事が大変なだけじゃない。
敵が来た時に逃げ切れる一番いい方法まで考える。
 
そして。
もし敵の襲撃が来たら、バラバラに逃げる可能性だってあるんだよ?
それでも、みんなが逃げ延びられやすい方法を考える。

けどさ、けどさ。
お願いだから頭部だけは胴体の上に乗せて欲しいんですがぁぁぁ。
あの血印がむき出しっていうのが、どーにも、どーーーーーにもっ、気がかりでしょうがないですけどぉぉぉぉぉぉ。
 
 
■ひもとじ
ごめん。何度読んでも、「ひともじ」と読んでしまいます(笑)
 
 
■一度研究書をバラして同じ語句の部分を重ねたらどうなるかなと思ったんでス
どちらを上に重ねるかは何を基準にしたんでしょ?
 
同じ語句が3つも4つもあったら? その場合でもあの陣は描けたか?
これが最大の疑問。
 
置く位置が決まるってことは、1ページに共通単語が2つ以上存在するページが複数あったってことだよね。
ならばなおさら。
どの単語を上に、どの単語を下に置いたのかによって出てくる図案は変わってくるはず。
たとえどれが上に来ても繋ぎ合わせる図案がくるように描いてあったのか??
牛様にしてはかなり強引なネタだ。
 
前にも一度強引だなぁと思った事があったんだけど。
それはクセルクセスの遺跡に書かれていた文字についてで。
普段の牛様だったら、獅子が何を意味するかとか、あらかじめ仕込んでおいて、エドの説明台詞を聞かずとも解ける読者には解けるようにしておくものなのだから。
ちょい後だしジャンケンくさいことをしたなぁ、と思ったのだけど。
もちろん錬金術に関する資料を読めばある程度謎解き出来るようにしてはあったし。
あれは伏線の解消による結果の現れではなく、読者にこれから謎を提供する際に必要な情報、伏線を与える為に必要な場だった。というのは後の流れで分かったのだけどね。
 
だから、この強引さにも意味があるのかもしれない。
重ねるのを言い出したのもメイチャンなら、線を引き結んだのも彼女。
さらにひっくり返して、線を引き結んだのも、使える錬成陣だと理解したのも彼女。
「錬丹術を組み込んで」ということは、錬金術の中に錬丹術があるという状態。
つまりメインは錬金術。メイチャンは錬金術も理解していたということ?
 
アルが言ったからひっくり返すことになったけど、それだってアルが言わなければメイチャン本人が言えばいいわけだし。
 
紙の並び順も良く見てみれば分かるけど。
ひっくり返すっていうのはどうやったんだろ?
全部をひっくり返すって不可能だよね? 単語の書いていないページを表側にして裏ページ同士を合わせるんだよ? ずれずにやろうとするなら。錬金術で固めるとかが必要。
でも、マルコーさんの手つきを見る限りではそんな風には見えないし、錬成痕もない。
ということは、一番上のページを全部1枚ずつ裏返しにした。そいう風に受け取れる。
なら、紙の上下は変わらないはず。なのに。
 
表と裏とで、紙の置き方を見比べて欲しい。
全部をひっくり返したようにも、1枚ずつをひっくり返したようにも見えない。
誰かが、意図的に位置を入れかえてないか?
単なる牛様のミスなら、それで単なるミスリードなんだけど。
 
なんつうか、本当にメイチャンを信用していいのか、ちょっと疑ってしまう。
 
アルの血印が消えたらアルが死ぬってこと、メイチャンは知ってる。
それでもなおアルの頭を外して持ち歩いていた事とか。
 
別にこれらの事でメイチャンが得する事があるか今の処特に見当たらないんだけどね。
疑おうと思えばいくらでも疑える要素がなぁ……。
 
 
■p395 1コマ目
アリババと四十人の盗賊!!が思い浮かんだ人、手上げて(笑)
瓦礫を出すのは適当に理由を付けて人にやらせていたってことかぁ。
いやーすっかり、ラストとエンヴィーがトロッコを転がしていたのかと(爆)。
 
 
■一枚岩のその強さを利用するのです
単純に考えれば、少将を人質にするとか?
それとも、三国志好きの牛様だから、ここは間諜にあることないこと吹き込ませて内側から瓦解させ、勢力を二枚岩にしてしまうか。
少年漫画だから、前者かなぁ。
 
 
■その日はすぐそこまで迫っているぞ
この台詞のひっかけ具合。
やっぱりくぐつ(漢字が出ねぇ)はお父様の方なのか???

« エドは地殻エネルギー(と言われるモノ)を使っているか? | トップページ | ご無沙汰してます »

コメント

りほ様こんにちは!
>どいつもこいつもこんなんで泣かせる訳に
このピックアップに、「うわあ!りほ様ってばすごい!」と改めて思いました。
うん、確かにそのとおり・・・!
そう、男のニヒリズム、ハードボイルドぶったところ。それが、無い。
鋼がなんでこんなに引力があるんだろうと思うとき、そのひとつが「真っ直ぐさ」だと思うのだけど、このさりげない、けれど重いせりふにもまた、その真っ直ぐさが表れている。
この真っ直ぐさ、いや、この愚直さこそ、私たちの心を震わせるのよ~!りほ様気づいてくれて教えてくれて、ありがとう!
>でかいの担いでちゃいざという時
アルは、重くてごめんとか、そういう自分を卑下する言葉を一切言わないよね。いや、牛先生が、言わせない。その強さに、惚れる・・・。
>裏返し
ここは、うん。謎解き系の方々には物足りないなあ!と、思いました私も。
うーん、やっぱり時間無かったんじゃないかなあ。凝り性ならコレ、ザラ紙にざっくり模様書いて並べてスケッチして、ひっくり返してもいちどスケッチして、そんで、そうゆー実証作業がわかる形で、漫画に描くよねえ。
ベテラン作家さんとかで根気無くなってくるとそゆことしないけど、牛先生はまだそこまで鋼に飽きてはいないと感じるから・・・ページ数からしても、仕事時間短縮してんじゃないのかなって思ったり。
で、表紙絵にリキ入っているのは、描きあがって時間に余裕があったのかな、とか、一枚絵だから入院中に描いたのかな、とか・・・やーねーこゆことまで考えて読むのは邪道よね; でも、もう素直な時代には戻れないのよ~(苦笑)
長々とごめんなさい。りほ様の感想、すっごいうれしかったです♪

歌猫様、コメントありがとうございます。
レス遅くなってすみません。
今自分の記事読み返すと、すっげぇ長っ。
よくぞ読んでくださいまして、ありがとうございます(笑)。
 
そうなんですよっ。
今回はエドとアルのこの台詞にホントしてやられたなぁ、って気持ちがすごい強かったんですっ。
人の想像の更に上を行ってくれる!
だから牛様が飽きたとは、私も思っていないんです。

ですからあの錬成陣の紙も。
面倒ならそれこそ適当に省略して描けば読者は騙されてくれるのに、敢えて一枚一枚どの紙が上でどの紙が下なのかしっかり位置を描いている。
ならば、そこに意味はあると思うんです。
単純にページと時間が足りていないとか、凡ミスとか、その可能性を頭に入れつつも。それでも。
「うわ、やられたなぁ」と、思わず唸るようなそんな答えが来て欲しいですよねぇ。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/28666/17108040

この記事へのトラックバック一覧です: ガンガン2007年12月号 鋼の錬金術師第77話「逆転の錬成陣」ネタバレ感想:

» ガンガン2007年12月号 ハガレンネタバレ感想 [EncycRopIdia 〜漫画・映画・書評・グルメなどなど]
 鋼の錬金術師 第77話「逆転の錬成陣」  メイの国なら、確実にアルのアレは「ふんどし」なんだな、と妙な納得をしてました、今月号。  兄さんの先月の引きは、兄さんらしい強引な怪傑で、さすがエド様です。  だけど、ホーエンパパともリンクしているような「アレ」が残されて、謎は深まるばかり。エドアルは、彼の血を引いているから、身体を利用して練成すると、生成されてしまう? でも、今月のエドを見る限り、傷が治..... [続きを読む]

« エドは地殻エネルギー(と言われるモノ)を使っているか? | トップページ | ご無沙汰してます »