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機械鎧という存在

『レンタルマギカ』観てます。
ぶっちゃけ、くぎゅ目当てなので内容は結構どうでもいいくらいの気持ちで観てるんですが(ひでっ)。
前回、前々回には、錬金術師とホムンクルスが登場。
それだけで血が騒ぐってもんじゃないですか(でも西洋ネタだと、理恵ちゃんの役は神道だから出番が減るのだけどね)。
 
んでもって、ヒロイン(だよな…)と錬金術師が闘っている最中に、「シャンバラ」のプロローグにもあったような、相手の武器が身体を貫くシーンがあったんですよ。でも機械だから無事、みたいな。
まあこの場合は、パラパラっと機械の部品が地面に落ちまして。
そこでヒロインが叫ぶわけです。
 
「オートメイル!!」
 
もとい。
 
「オートマタ!!」
 
いやー、「オート」まで聞いた瞬間ちょっと期待しちゃいましたわよ。
案の定、ニコ動のコメントにも「機械鎧」の文字が飛び交いました。
 
んで。
「オートマタ」と言われると私なんかはどちらかというと長野まゆみ(小説)とか岡野史佳(マンガ)とかね。
こう、美しい少年タイプの自動人形。なんてのが頭を過ぎるわけで。
んな、おっさんがオートマタ言われても萌えんしな、って感じだったんですが。
 
このアニメ、必ず最後に専門用語の説明がありまして。
画面にはこんなんが表示されました。
 
1
  
  
 
 
 
オートマタ【自動人形】
種別:錬金術
 
「自分の意志で動くもの」というギリシャ語を語源とする。機械仕掛けの人形。西洋からくり人形ともいわれる。ある意味で現在のロボット技術の先祖といえる存在。
生命の原理を解き明かすため、多くの錬金術師が自動人形の製作に手を染めており、著名な自動人形には錬金術が応用されたものも少なくない。また、ある意味ではホムンクルスやユダヤ教のゴーレムも自動人形の一種と考えることもできる。
 
 
「自分の意志で動くもの」っていうのは勿論「人形自身の意志」という意味なのだけど。
機械鎧だって「装着者自身の意志」で動いているわけだし。
ロボット技術の先祖とか。
 
なんか………すごく機械鎧とダブりません?
 
だって。「機械鎧」は単純に英語に訳すなら「マシーンメイル」もしくは「メイル オブ マシーン」かな?
ちょっと格好つけてラテン語にして「~マキナ」にするとか。
「Fullmetal Alchemist」に引っ掛けて「メタルメイル」にしてしまうとか。
そういった流れの方が、多分単純に読者を納得させやすい。
なのにそうしなかった。

逆に、どうしても「オートメイル」の音を使いたいなら「自動鎧」にすればいい。
多分それは、これまた単純にアルの事を差しているように取られれてしまうからだったのだと思うけど。
 
つまり荒川先生は「機械鎧」というものに、
「自動鎧」という文字は使いたくなかった。
でも「オートメイル」という音は使いたかった。
何故って。それは。
 
「オートマタ」を連想させる言葉だから。じゃないのか?
 
「鋼の錬金術師」っていう話は、「錬金術」=魔法(エド達に言わせると科学だけどね)と「機械鎧」=科学技術というまったく違うものを、荒川弘というマンガ家が融合させたのだと思っていたのだけど。
違うのかもしれない。
 
「オートマタ」を連想させる音を持つ「オートメイル」を持つエドと。
「自動人形」を連想させる身体を持つ鎧姿のアルと。
二人のその姿は、その実、錬金術にもっとも馴染んでいるのかもしれない。
 
そして。そう考えると、後半の、
「ホムンクルスやユダヤ教のゴーレムも自動人形の一種と考えることもできる。」
というのも面白い。
 
エド・アルのホムンクルスとの戦いは、人間対人造人間の戦いでありながら、また同時にオートマタ同士の戦いとも言えるわけで。
歴然とした差のある相手でありながら、同等でもある。そこに運気がある。

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コメント

りほ様こんにちは!
このトピック、ほほー!と思いました。
機械鎧という漢字と、オートメイルというフリガナは、イコールじゃない。そういえば、一番最初に鋼に出会った頃、ちょっと不思議に思ったものでした。
私も最初、錬金術というモチーフは「目新しさ」だけだと思っていたのだけど、読むほどに深いつながりが見えてきて、心がぞわぞわワクワクしています。

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