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ガンガン2008年02月号 鋼の錬金術師第79話「蟻のひと噛み」ネタバレ感想

読みましたっ。ページ数は相変わらず減少傾向にあるのに、濃いよ、濃すぎ。
なんつうか、まるで水銀? 小瓶なのにえらく重くて目算誤って落としそうになる感じ。
このくらいの厚さだから内容はこのくらいだろうと立てた目算を大きく外れて、濃いっ。
あれも、これも、何を意味するんだか、どう転ばせるつもりなんだか、考えなきゃわからない事が多すぎて、ノートにでも書きとめととかないとこぼれ落ちそうだよー。
ということでネタバレ感想です。
 
 
■瞬殺とはまさにこのこと
いやぁ、みごとみごと。ってホントに瞬殺だわっ!!!
この展開は予想外。
ここまで兵器開発に差があるとはねぇ。
ああ、だから前号の台詞が「派手に火花を」なのか。
花火なんかよりずっと小さい、火花程度ってコトね(笑)
 
ところで、北方が得意としているのは、攻撃ではなく守りよね?
ってことは東方って実はかなり強いってことなんじゃ…。
 
 
■アメストリス上層部の何名かは我々が攻め込んだらこちらに付くと何年も前から計画していた!!
「何年も前」なら服役中のキンブリーの仕業じゃない。
じゃあ、今回のキンブリーの行動は、何年も前からプライドが仕込ませた処に、ちょうどいた人材を派遣したってことか。
そうか。だから先々月号のプライドの台詞の、その文字通り「一枚岩のその強さを利用」したってわけだね。
血を流す生き物であるなら、それがドラクマ軍だろうと、アメストリス軍だろうと関係ない。
だから、「一枚岩=ブリッグズ兵」の「強さを利用」して、ドラクマ軍の血を流させたと。
確かに、錬成陣の北の点はドラクマに相当してたものね。あーやだやだ。
自分達の手で、国土錬成陣をつくりあげよ、ってことかよっ。
しかも。忘れてたよ。先月号、ドラクマは開戦宣言してるんだった。
これは国境での小競り合いじゃない。ドラクマが国をあげて戦争を始めるって宣言したんだ。
ってことは、これは前哨戦でしかない。
自分達の国を守ろうと闘えば闘うほど、自分達が賢者の石にされるための準備が整っていくって寸法だ。
プライドの考え、えぐ~。
 
しかも、守りの北方、攻撃の東方ならば。その危険はロイ達が被るんだろか?
 
 
■扉絵
はい、今月号のエドはここだけ、です(笑)。
でさ。このイラストえらく、比喩的じゃないかなぁ。
トンネルにぶら下がるランプがうぞうぞくんの目のようにも見える。
そう考えるとこの橋は境界線。プライドが動けるギリギリライン。
猫達を連れて橋を渡り向こう岸に行くアルと、アルを見送り橋にとどまるエド。
 
 
■最初から貴様をここに誘い出すのが目的だったのだよ
いえーい!!!!! 予想的中っ。
ふふふ。ザンパノの電話は釣り、は大当たりでしたぁ。


■地雷式だよ 錬金術は日々進化している
うわー、いいなぁ。このしれっと大ボラを吹くあたり。
開き直ったんだか、仲間が出来て心強くなったのか。
最初の頃の、おろおろしっぱなしなおじさんじゃなくなってるよ。


■うがっ!!!
これ、アルかと思ったら。メイチャンじゃんか。
女の子が、んな、手つきいけませんっ(笑)。


■貴様ら人造人間にだけ反応するようにできているんだよ
ということで、マルコーはエンヴィーに嘘の情報を流したわけだ。
そしてメイチャンとアルという存在を伏せた。
勿論これは計画的なものであり、ザンパノが電話でスカーとマルコーと思しき人物の事しか言わなかった事からも明確。
 
じゃあ、何故伏せたんだろ?
もともとエンヴィーが探していたのはマルコー。
マルコーが、メイチャンと同行しているという情報は軍に入っていない。
エンヴィーにとってスカーはマルコーのおまけ。
地下で一度、エンヴィーはメイチャンに会っているけれど、お父様の術を持ってしても錬金術を使えた子供という認識くらいか。
ならばメイちゃんの戦力は隠しておくに越したことはない。だからメイチャンを隠した。それは分かる。
 
じゃあアルは?
すっかり忘れていて先月号の感想で間違えてしまったのだけど。
キンブリーと一緒に捜索に出た際、ウィンリィ達を追う為に一度身代わりを立てているんだよね。
でも、あのまま身代わりを継続していたら今度は、中に入ってる人が行方不明ってことになってしまう。
だとしたらどうする? 
私なら、あの鎧を空の状態で身代わりとして牢屋へ置き、中の人は通常業務に戻る、かな。
とすれば、上層部への報告ではアルは行方不明とはなっていない。
そうなるとやっぱり、アルがマルコーと同行している事は伏せる必要がある。
 
そこまでは分かる。
 
例えば。わざと逃がして「マルコーの同行者はスカーとザンパノとジェルソだけ、マルコーは地雷式の錬金術を発明した」という嘘の情報をエンヴィーに報告させるつもりだったのだとしたら、戦闘中にメイチャンとアルが表立たなかったのも分かる。
でも実際にはエンヴィーを再起不能なまで完膚無く打ちのめしている。

だったら、マルコーがあんなに痛めつけられたても、メイチャンとアルが参戦しなかった理由が分からない。
 
マルコーが自分の落とし前は自分で付ける為に「ひとりで闘わせてくれ」と言ったのなら、スカー達が加勢したのもおかしな話で。
そうなると。
 
メイチャンは女子供だから。アルはまたいつ倒れるか分からないから。
そんな理由で戦闘力対象外として扱われたってことじゃないの?
 
メイチャンはまだ遠隔操作で戦闘に加われるからいいけど。
これじゃあこれから先、アルはお荷物って事じゃんっ。
 
 
■フフフ……
すんません。メイチャンすごく怖いんですが。
それ本性? 本性? 本性???
な、な、な、なんか生き生きとしてません???
 
 
■ならばこれはどうだ
だぁぁぁぁぁ、お前もか。
なんか、みんな生き生きしてるっていうか。嬉々としてるっていうか。
めちゃめちゃ、烏合の衆なのに。
はみだし者同士だからこその連帯感なんだろか?
 
 
■壊し方も知っているという事だ!!!
ちょっと待て!! だぁぁぁぁ……頭がついていかね。
 
右手のそれ、賢者の石の錬成陣に見えるんですが。
ツボ押しみたいに同じツボでも、鋭角的に押すか鈍角的に押すかで作用が反転するようなもの?
それとも。左手か? さりげに左手の手袋も外しているのはそっちに破壊の錬成陣があるってことなのか?
だとしたら、それってどんな錬成陣よ。
キンブリーの錬成陣が両方合わせてはじめて意味を成すように、そんな「右手の錬成陣の術をリバース」とかいう錬成陣が左手にあるのか?
いやいや。
もともとマルコーがそんな錬成陣を知っていたのなら、そもそもこんな事態になる前にその錬成陣でエンヴィー相手に五分五分の交渉が出来たよなぁ。
となると。
もしかしてあれか?
あの錬丹術を組み込んで発動する錬成陣か??
あれが本当に使いものになるかどうかエンヴィーで試したって事なのか???
……あやや、それは妄想が過ぎるかなぁ。う、うーむ。


■見るな 虫ケラが
胎児? だからエンヴィーは性別を無視した存在だったのか。
 
胎児は人体とみなされ、練成すれば扉は開くのか。
胎児を錬成した場合に、その身体は人形(ひとがた)まで成長するのか。
 
その実験モデルとしてエンヴィーは産み出されたんだろか?
そして、ラスト達のように、賢者の石が無くなっても即死しないのは何故なんだろう?
エンヴィーは賢者の石が核ではなく、核を賢者の石が纏っている存在だから。
その作りは違うんだろうか?
 
 
■タイトル 蟻のひと噛み
「蜂のひと刺し」なら聞くけど。
それだと、ひと刺しの後に蜂は死んでしまうから「蟻」、なんでしょうね。
ということで、マルコー。今にも死んじゃいそうに見えるけど大丈夫ってことなんでしょう。
さて。
じゃあ「蟻のひと噛み」ってどういう意味?
ちょっとググってみると。
「蜂」みたいに何か発端(ロッキード事件だっけ?)があって出来た用語じゃないから、結構自由に使われているかな。おおむねこの三つに分かれると思う。
・とるに足らない攻撃も山となればやがては相手をほろぼす
・とるに足らない敵と侮ると思いもよらぬ迎撃で滅ぼされる
・とるに足らない攻撃(蟷螂の斧と同じ意)
1番目の意味にかけて。それぞれの得意とする攻撃は微々としたものでしかなくとも、間を与えず攻撃出来る事で敵と対じすることが出来る事、を。
2番目の意味にかけて。簡単に踏み潰せると思った相手が、自分を倒せる力を持っていた事、を。
3番目の意味にかけて。ドラクマ軍とブリックス兵とに戦力さがある事、を表しているのだとしたら。
……ちょっとすごい。

■全体的なお話
歌猫さまが同じような感想を書かれていて、思わずニヤリとしたのだけど。

多分、荒川先生にしては今回初めて、一見さんお断り、に出たなぁと思った。
今回のこの話を始めて読んで「鋼って面白ーい」ってファンになる人、いるんだろか?
だって今回の名シーンってやっぱり、マルコーがあの顔で、歯が折れて、血を流しているその顔で、「…そうだ 私は多くの人を犠牲にして~(略)~壊し方も知っているという事だ!!!」のシーンだもの。
鋼ファンは「よし、良く言ったマルコーっ」の一言も叫んで喜べるけど。
ファンじゃなければ「え? この人が主役? え? 敵じゃないの? 何? おじさん?」となる……わな。
しかも、エンヴィーの最期(かどうか不明だけど)がまた気色悪いし。
野郎ばかりで花がない以前に。その野郎すら、人間の形してないキメラだわ、顔にバッテン傷があるわ、顔の皮膚がやられているわ、鎧だわ…。こんなパーティ普通ないよ(笑)。
 
それで思い出したのだけど。
 
第77話「逆転の錬成陣」で鉄骨を抜き取られるシーンのエドの顔は結構コワイ。なのにカッコイイ。
あれを読んだ時、カッコよさって、絵だけじゃない。顔なんて見えなくても影ばっかりで怖く見えても、その行動しだいでカッコよく見せる事が出来るんだなぁ、なんて思ったわけですよっ。
他にもそんな事感じた人いるんじゃないかな??
うん、だからね。あれは、今回の為の免疫的効果を持ち合わせていたんだなぁ、と。
 
もう、最初の頃のようなとっつきやすいキャラクターだけで構成する必要も、初見でも分かりやすいストーリー展開にも、束縛されなくてもいい。
私が「パトレイバー」を好きだったからそれと比べてしまうというのはあるのだろうけれど。
あれもやっぱり、1話完結の話から、徐々にひとつのエピソードは長くなり、最後にはどでかいエピソードをバンっと繰り広げた。
それに似ている。もう、そういう時期に差し掛かったんだな、そんな事を思いました。

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