« こんな処でアル声がっ(ぱーと2) | トップページ | 雑多な色々 »

「獣神演武 第十話」感想

いや、別に感想ってほどでもない気がするんですが。
おやおや?(微笑み~) と思える内容だったので。
あー、名前とか漢字変換で出すのが手間かかってしょうがないので、その手の固有名詞は全てひらがなで打ってます。他意はありません。
     
相変わらず台詞回しや話の違和感が引っかかってしょうがない処多いです。
素人考えですけどね(いや、でも読むのってそもそも素人なわけだし)。
どうにもしっくり来ない。
例えば。
「ホント」 「「男ってどーしよーもない!!」」
のユニゾン。
まあ、アニメだとこの手のバカっぽい台詞回しって良く見かけますけどね。
  
りんめいは、らいらの気持ちを引き上げている描写なんだから、冷静に言葉を選んでいるはずなのに。そこで何故か感情的な台詞を吐いて、あらあら偶然台詞が一致しちゃったわね、って感じに笑ってしまっている。
れんめいが、らいらにあの台詞を言わせるよう仕向けて、自分もそれに同調してみせて、そうそう、その意気。
みたいに持っていってくれた方が読む側としても気持ちが乗りやすいと思うのだけどなぁ。
  
  
「膾に叩いてあげるから」
これも頻繁過ぎて耳にタコならぬ、目にタコ?
気が付くと、たまには膾を吹いてろや、なんて毒づいてしまう程度には(笑)。
普段の口癖として伏線を貼っておいて、それを決め台詞に使う。
昔『クラッシャー・ジョウ』にあったな。
「ぶっちらばったる」が口癖の親爺が殺された後、弔い合戦で主人公が、「あの親爺が生きてたらこう言っただろうよ、「ぶっちらばったる」」なんて感じのシーンが格好良かったんだよなぁ。
多分、そんな風に、笑えるを口癖を決めのシーンでカッコよく使うとか考えたのかなと思うんだけど、なんだか上手く機能していない感じ。
  
  
「何が破軍だ こんなモンがあるから…」
言い換えれば、すべてはこの紋のせい。だから俺は悪くない。
ってとれちゃう。
そのうえ。
「……これ以上 俺なんかのせいで……」
それはつまり、自分の運命を哀れんでいるだけ。
自分の力不足も、自分の考えなしの行動にも、悔いや反省しているような言動がない。
だから、同調出来ない。というかしたくない。同情も出来ない。
しかも。
連載開始当初あれだけ自信たっぷりだった人間の台詞とは思えない。
勿論それを狙っているのだろうけれど。
主人公を叩きのめして、そこから這い上がらせる事をね。
でも。ギャップ萌え以前に、キャラが違い過ぎて違和感。
喧嘩っぱやくても懐の深い人望のあるいい奴だと思っていたのに、ちょっとつまづいたら、責任を他者に押し付けようとする身勝手な奴だった。
では、ちょっとね。
『十二国』の『東の海神 西の滄海』の斡由を思い出してしまう。
脇キャラならそれも味だけど、主人公でやられてしまうと、読み手の意識として主人公から気持ちが離れちゃうんだよなぁ。
  
  
らいらの「………こんな大軍今まで来た事なかったじゃない」も違和感。
だって最近までらいらはここを離れていたんだから。
「今まで」の判断基準が役に立たない事くらい分かっているはず。
「いつからこんな大軍が来るようになったのか」そっちに思考がいくんじゃないかな?
  
  
「おとぎ話なんかじゃないんだなぁこれが」
この台詞いる? 現に「破軍」の紋がたいとうにはあるわけだし。
らいらもそれを知っている。
別に読者はおとぎ話だなんて思ってない。
らいらはどう、何をどう否定するつもりだったのか、らいらの台詞の続きが想像出来ないのだけど。
私があっさり読みすぎてるのかなぁ。
  
  
「その下種な舌 叩き斬ってやる!!」
麺棒で舌を叩いてる様が思い浮かんでしまうのは何故?(笑)
「舌」に対して「叩く」って言葉がそぐわないんだと思う。
多分「舌打ち」とか「舌鼓」とか。舌を「叩く」ことに対する言葉が別の意味合いですでにあるせいかな。
「斬り落としてやる!!」の方がすっきりすると思うのだけど。
  
   
たいとうの刀が折れ「これは……?」
それよりまず先に「え……?」ってならないかな?? 
まずは何故急に刀が折れたのか、それを不思議に思うと思うのだけど。
  
この台詞の流れだと、刀が折れた事の意味をいきなり思索しているようにとれる。
まるで、刀は何かあれば急に折れるのが当たり前のもの、みたい。
もしくは、折れた事よりも、それ以上に思いも寄らぬ仕掛けが、刀に仕込まれていてそれに対して驚いているのかと。
 
 
たいとうの過去。
本来、幼いたいとうを殺せば済んだはず。なのに。
らくしょうから「追い出した」。しかもそうえいを供に。
つまり、たいとうを生かすつもりでいた、と取るなら。
母親が死ぬほど追っ手が厳しいってことは、下手すれば幼いたいとうだって死んだかもしれない。
 
生かそうとした、なのに死ぬかもしれない状況に追い込んだ。その行動に矛盾がある。
 
よしんば、そうえいを謀りそうえいごと殺すべく追っ手を放ったというのなら。
そんな大事にするよりも、やっぱりとっとと手元にいるうちにたいとうを殺せば良かったんだ。
   
なにかしっくりこない。
 
 
すべてがそんな感じで。
いわば、カッコいい台詞、カッコいいシチュエーション。カッコいい展開。
話の根幹より、そっちが優先されている。そんな感じがする。
登場人物の感情の流れにこちらが上手く乗れない。反応できない。
そんな、読んでいる最中に話のこしをぽきぽき折られる感覚があるのは、相変わらず健在なんですが(笑)。
  
多少なりとも変わってきたな、と思える処が出て来ている。
 
 
最初のページのたいが帝とか。
前話で主人公がメタメタにやられた処で終わったのと対象的にすっきりさっぱりした導入部っていうのは、いい雰囲気出してるなぁ、と思えるし。
  
  
けいろうがたいとうの生死をけんからんぶを自分が抜けるか否かで確認する、なんてのもほほぉ成る程と思う。見せ方が上手い。
 
 
今回のほうせいはカッコよかったしね。完全に主役食ってたわ。
 
 
それと、やっぱり今回の一番の見せ処は父親の回想シーンでしょう。
喧嘩の後、怒っていたのに頭くしゃくしゃにされて笑うシーンとかね。
本当の親子みたいで。
死亡フラグ立ちまくりと分かるから余計に、なのかね。
ちょっと泣きそうになった。
 
 
読む時って特に、原案だシナリオだ作画だってのは意識してないんですが。
なにせ「パワード」は大抵1ページ目から読み始めます。「獣神」を先に読むなんて事まずしない。
他の作品と大差なくページを繰っていく中で読んでるだけ。詰まらないと思っている作品は飛ばしてますが。
で、最後まで読み終わった時に、面白かったと思える処を反芻すると。
「ひぐらし」は先を知ってるけど読ませるよなぁ上手いなぁ~なんてのと一緒に「獣神」は上にあげてるシーンが良かったなぁなんて思い浮かぶわけです。
で、あれ? それって全部作画関係の上手さじゃん。いやぁまいったなぁ、どんだけ牛さまのマンガが好きなんだよ自分、となるわけですよ(笑)。
ひいきの引き倒しじゃないって自ら証明出来てしまうんだから困ったものだなぁ。
たまにこの台詞がカッコよかったなんて言いたくなるようなシナリオをあげて欲しいものです。
 
 
ああ、あとは、ラストシーンのらいらが良かった。
今までで初めてなんじゃないかな。
ここまで、次がどうなるか気になる引き。
アニメは途中、りゅうこうが敵側についたあたりから数話抜け落ちているので、この展開がアニメにあったか知らないのだけど。
術にかかったのか、かかっていないのか。
どっちに転んだとしても話は面白く転がりそう。
 
次回期待してますからねっ。

« こんな処でアル声がっ(ぱーと2) | トップページ | 雑多な色々 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「獣神演武 第十話」感想:

« こんな処でアル声がっ(ぱーと2) | トップページ | 雑多な色々 »