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プライドにウロボロスの刺青がない理由(2009年2月号ネタバレ)

トラックバック・ピープルに連投になってしまいました。すみません。
一応雑誌ネタバレ含む為、回避文入れて置きます。少し下の方だから大丈夫だとは思うけど。念のために。
 
 
セリム=プライドにウロボロスのマークがない。
とりあえず今の処。という限定になるけれど。
セリムの身体にもなければ、ウゾウゾには……そもそもあやつに刺青なんか無理か。それはさておきとして。
 
 
プライドは、グラトニーを「仲間」ではなく「共同体」と言っていた。
「仲間」は分かる。じゃあ「共同体」って何?
 
wikiを調べれば出てくる「コミュニティ」とは違う意味合いを指している事は想像が着く。
 
ならばと、直感的に置き換えてみる。
エドとアルは「仲間」とは違うけど運命「共同体」だとは思う。でも「共同体」ではないよな。
これって自分の中でどう切り分けて答えを出しているんだろ?
 
「運命共同体」は、誰かがコケれば皆コケる関係かな。エドが鉄骨刺さってアルが倒れたみたいな、あんな状態。
「共同体」と言われて想像するのは。
エドがご飯を食べればアルはお腹いっぱいになる。アルのお腹が空けばエドのお腹が鳴る。エドが東に行けばアルは西に行きたいのに足が東を向いてしまう。エドが人を殺したいならアルも一緒に殺しに行かないといけない。アルが自殺したいなら無条件にエドも自殺をさせられる。まずい、例題が物騒過ぎたか。
 
でもプライドの行動はまさにこういう共同体を差していたんじゃなかろうか?
 
自分の意思は相手の意思であるとはなから決めてかかっている関係。
それがプライドの言う「共同体」って奴じゃないんだろうか?
 
相手の意思など頓着しない。する必要を覚えない。そもそもそんなものがあると思っていない。
だって、その意思は常に自分とまったく同じであるはずだから。
 
「自己」と「他者」との区別が出来ていないし、しようとも思わない。
相手は、自分と同じ意思を持つもう1人の自分。
相手は常に、自分と同じ事を思っているはず。逆らうなんて在りえるはずがない。
 
プライドはグラトニーの嗅覚が欲しかったからグラトニーを喰らった。そこに躊躇はない。
だって、相手は自分だから。自分で自分を喰らって何が悪い?
それがきっとプライドの感覚。
 
この感覚。これって。ウロボロスそのものなんじゃね?
自分の尻尾を喰らうようにグラトニーを喰らった。
生きる為に自分を喰らう。永劫回帰。
生まれ変わるのではなく、何度も同じ生を繰り返す蛇。
刺青など必要なく、プライド自身がウロボロスなんじゃないんだろうか?
 
 
もうひとつ思いついた事。
イズミが言っていた「一は全、全は一」のこの言葉。
 
エド&アルやイズミの解釈は恐らくこんな風に訳せると思う。
個の回帰が世界をつくり、その世界に個は生かされている
 
けれど、プライド(というかお父様?)の解釈は所謂錬金術のヘルメス思想に近いんじゃないだろうか?
かなり付け焼刃の自己流解釈ですけどこんな感じ?
全ての物質はひとつの物質(=プリマ・マテリアル)によって構築されている。
元を正せば個と全は同じ存在であり、個は個を連ねる事で全になる。
「全」は「個=自己」の固まりである。
  
ほら、ここにも、共同体の発想がある。
         

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