« 鋼FA第1話「鋼の錬金術師」感想2 ネタばれあり(原作ネタばれ含む) | トップページ | 鋼FA第1話「鋼の錬金術師」感想4 »

鋼FA第1話「鋼の錬金術師」感想3

友達のmixiのコメントに書こうと思って書いていたんですが。あまりに自分語りなので断念しました。
つうか長いよ。そもそもどうやってこれをコメントに書こうとしたんだか、謎だよ。自分。
   
20年近く昔、とあるアニメの第1話を見て、呆れかえった事があります。
   
サンライズだったし、塩山さんがキャラデザだったし、シリーズ構成が高橋良輔さん。っていう前情報に釣られて見ました。見たものの唖然、呆然。
新宿に虎ってそもそもどうやって連れてきたのよ?、って疑問から始まって。
親が金払うのを待たずスケボーを持ち出す子供はいるわ、腕組んだまま冷静にビルの上から頭を下にして落ちてくる奴はいるし。主役達は自己顕示欲強すぎ。雑魚相手にビル真っ二つにしておいて正義の味方が聞いて呆れるわ、変身シーンに反物飛ぶわ、見栄きりがダサっ。などなど。
どこから突っ込みを入れればいいのか分からないほど、突っ込みどころが満載で。

何だコレは? と頭の中はクエッションマークいっぱい。呆れかえるし、サンライズ何やってんの? 二匹目のドジョウ狙い丸出しじゃん。とか思っているのに。

放送が終わった後も鳥肌が立ちっぱなし。
こんな子供向け二番煎じアニメに感動している自分が悔しいやら恥ずかしいやら、何度も腕を擦るんだけど鳥肌が止まらなくて。
そんな安っちく感動する自分に、ちょっと腹を立てたり(笑)。

結局、その作品を好き、と認める事が出来たのは、一緒に馬鹿にして見ていた回りのオタ友たちが、放送1ヵ月くらいから、ぽつぽつと「実はハマった」とカミングアウトしてくれたあたりからでした。
その後は怒濤のように転がり落ちて(笑)。
グッズやLD(時代だなぁ・笑)、声優イベントの追っかけ。作品自体が媒体として流通しなくなった後も、結局自分の好きなサークルさんが全て撤退するまで同人誌は10年近くずっと買ってました。

その時に納得したことがあって。
結局感動するのは、頭じゃない。
自分の気持ちを自分が理解する前に、身体の方が勝手に反応するんだ(って書くとエロいすか?・笑)。
絵がきれいとか、良く動くとか、声優が合ってるとか、曲が気に入ったとか。
「好き」に理由を付けて納得しているうちは、まだ本当に気に入ったかどうかなんて自分でも良く分からない。何とか肯定したくてその理由を捜しているだけなのかもしれないし。
でも、鳥肌が立ったり、本当に胸が痛くなったり、目が潤んだり、気持ちが高揚したり、何か叫びたくなるもどかしい衝動があったり。
  
そうなってしまったなら。もう、諸手をあげて降伏するしかないじゃん。
 
 
 
 
4日に見て、「ふあーっ」っと何か来るものがあったのに。でもあまりにも、かすかだったからそれ以上に、絵や脚本の粗が目について気になった。
5日に見て、何か掴めるかな、と思ったけどやっぱり良く分からなかった。なのに、何度繰り返し見ても飽きないのが不思議だった。
6日は、MP3ウォークマンに音声だけ落とした本編を外でもずっと聞いてた。
その時になってはじめて、目から入る情報がないからこそ、逆にはっきり見えた気がした。
どこのシーンが自分の琴線に触れたのか。
  
エドの「地獄へ一歩踏み出したぞ」から。
いや正確にはエドが「そんなことより」とアイザックの言葉を切り捨てた処からかもしれない。
  
あの辺りから、心の中がもやもやして仕方が無かった。
そんなの、賢者に目が眩んだエドらしい台詞でしかないって分かってるのに。
エドがアイザックに対しぶち切れたシーンに、5日一緒に見ていた友達が「最近の子は気が短くて・・・」なんて突っ込みを入れていて、私もその時はそうだよねぇっなんて笑ってたのに。
ロイの「私の炎を嘗めるな」なんて完全にギャグでしかないのに。
  
なのにずっと、胸がもやもやして、しまいには胸が痛くてたまらなくなった。

アイザックが自分の血液さえ武器にしようとする悪あがきも、大総統に一瞬にして殺される様も。
  
その時の気持ちを説明しようとすれば、多分ここに書いたようなことで。
みんながみんな、それぞれの正義に基づいて動いているのに、何故こんなにすれ違ってしまうのか。
そのせつなさが痛かったんだと思う。
何でこいつらこんなに莫迦なんだろうって悔しくて悲しかったんだと思う。
  
 
でもそれは全部本当に後付けでしかなくて。
だって、頭が良し悪しを判定する前に、感情が勝手に反応してしまったんだもん。
認めてしまっているんだもん。
  
粗はやっぱり見えている。辛口書評を読めば、確かにそうなんだよね、ってしょんぼりもするさ。
分かっちゃいるんだけどね。
  
しょうがないよ。
一番の指針は、自分が気に入るか、気に入らないかなんだもん。
私は、自分の感情を信じます。

はい。全面無条件降伏しちゃいました(笑)。
   

« 鋼FA第1話「鋼の錬金術師」感想2 ネタばれあり(原作ネタばれ含む) | トップページ | 鋼FA第1話「鋼の錬金術師」感想4 »

コメント

何度もコメントすみません。そして…いい話ですね…!

>結局感動するのは、頭じゃない。
>自分の気持ちを自分が理解する前に、身体の方が勝手に反応する

これ、わかります、わかりますよ!
鋼の劇場版見たときの私がまさにこれでした…!

一番最初に見たときはただただあっけに取られてて
「…これって…鋼?」
ぐらい思ったはずなのに、なんか気になって気になって、
(舞台挨拶目当てってのもありましたが)
何度も劇場かよっちゃって、エドのポニテが跳ねるのとかみてうっとりしているうちに、
自分でも何か語りたくなり、しまいには今に至るですよ…。

「気になって、何度も見たくなっちゃう」ってのがバロメーターの一つかもしれませんね。

コメントはいくらあっても嬉しいですよー、ありがとうございます。
これをさやさんトコのmixiにコメしようと思っていたとか、そんな事はあわわわ。

自分のツボどころって分かっているようでいて、自分でも意外なものにいきなりハマったりとか。分からないですよね。
ショタ萌えしかした事のない私が、なぜ某ミステリでは、フランス料理で誕生祝い&脱稿祝いをしちゃうような34歳独身男二人にカプ萌えしてるんだか。未だに謎ですもん(笑)

>「気になって、何度も見たくなっちゃう」ってのがバロメーターの一つかもしれませんね。
そうですねっ。どんな言い訳を理由づけして見たところで、もう一度見たいって思ってしまった時点で、地獄への一歩を踏み出してるのかもしれませんね(笑)

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 鋼FA第1話「鋼の錬金術師」感想3:

« 鋼FA第1話「鋼の錬金術師」感想2 ネタばれあり(原作ネタばれ含む) | トップページ | 鋼FA第1話「鋼の錬金術師」感想4 »