« 商業ブースに行くべきか、行かざるべきか それが問題 | トップページ | 廉価版に重版かかりました »

鋼の錬金術師FA 第18話「小さな人間の傲慢な掌」感想ネタばれあり(原作ネタばれ含む)

ネタばれ回避文です。なんとか今週中にアップ出来たぁ。今度の日曜日は録画もやばいんだよねぇ。土曜日からおでかけなので、二日間もPC電源入れっぱなしはちょっと熱が怖い。
だれかCMごとアップしてくれる人いないかな。そろそろガンガンと23巻のCMが来そうなのにぃー。再来週の録画を待つか。

今回のここがヒット! は多すぎて絞れず、しかも順序立てて書いた方が分かりやすそうなので。
順番に書いてます。

とうことで感想行きます。すでに箇条書きのものの方が少ないが気にするな。


・そこにメイチャンはいないだろ。馬車と汽車じゃ速さが較べものにならないとしたっていくらなんでもそれはないよなぁ。
こんなの脚本や絵コンテでは指示無さそうなレベルだし。単純に一原画マンにストーリーの順序入れ替えなんて情報はいかないだろうから知らず原作通り描いてしまったって感じかな。DVDで修正入るかな。
1801


・ハンさんと顔合わせのシーンカットかぁ。あの密入国のくだり、これから悪だくみするぞーっって感じ好きだったんだけどなぁ。


・「そりゃこちの台詞だ なんでじじいがここにいるんだとか なんで(略)とりあえず水!!」カットですか? これってすごくアニメ的表現だと思ってたから、これはやるだろうと踏んでたんだけどなぁ。


・そういえば、機械鎧って暑きゃ火傷するし、寒きゃ凍傷おこすのよね。両方を体験しかけた人ってそうはいないだろうに(笑)。
北方向けの機械鎧があるんだから、きっと暑い地方向けの機械鎧も、軍需用にはあったりするんだろうな。なら一般人向け機械鎧はそれなりに改良されているって事か。


・兄さん可愛いよ、兄さん。だいぶ身体ががっちりしてきたなぁ。こころもち顔つっきも丸さが抜けてきてる。アニメは原作5巻あたりの絵を基本に設定しているってあったけど。新章は、新章向けにまた設定を起こし直したのかなぁ?
1802


・東の賢者と西の賢者ご対面ーっ(笑)。一応まだ原作でも確定されていないけれど。
西の賢者がホーで、東の賢者がお父様なのかな? 的ニュアンスは出しているってことを前提として。西の賢者より東の賢者の方がよりホーエンハイムに似て見えるのは、釣りですか?
1803
1804


・ブレダの声が浮くなぁ。佐藤さんて、自分以外の役の時はなんなくこなしてるのに、いざ自分の役になると、どうしていきなりガチガチになるんだろ? 妙に力が入り過ぎてる感じ。


・何より美人が多い。上手い! こーれーはー上手いわ。アニメならではの表現だよなぁ。エドの表情が徐々に変わって、少佐のうるうる顔に切り替わって、ロス少尉の姿が目の照準と逆光によるぼやけからきちんと認識出来るまで。ロイの長台詞を全部言い終わるまで無駄なく綺麗に使いきってる。


・ブレダのにやり笑いって。「どうだうちの大佐はすごいだろ」なんだろか。それとも「んなこた俺だって分かってたぜ」なんだろか? ちょっと気になった(笑)。


・ボケっ。どこのゆとり世代だっ。ダイヤル電話を見たことないなら、ちゃんと調べてから描けや。いくらなんでもこれは情けないぞ。
一応、海外は違うのか? と思って調べちゃったじゃないか。ばかぁ。
やっぱ日本と同じだったぞ。これが、アメリカの電話機。
http://www.28s.jp/telephone/photo/500us.jpg

数字位置、要確認!
クリックで拡大表示されます
1805


・バーニーちゃん登場せず。えーっ、もったーいなーいーーーっ。この役者さんだったらさぞノリノリで演じてくれただろうにぃぃぃぃ。あ、でもここの大佐の演技がいいなぁ。身体を起こす前に一瞬ちゃんと左手が握られてる。そんでもって声がうわずっちゃう辺りやっぱりまだまだ甘ちゃんなんだよな。原作よりもてんで肝が座って無い。


・結局ファルマンは殴られたの? 殴られなかったの? どうしてバリーがファルマンの隙をついて外に出られたのかとか、ファルマンが手を出したらいけないのかとか。分からないままになっちゃってるんだよなぁ。


・ロイが手帳に買い物リストを描くシーン。ちょっとびっくりした。ちゃんとペンを走らせる時に筆圧がかかって人差し指と中指に力が入ってる。ここまできちっと書いてる演技って、アニメ全体でも初めて見たかも。すごいっリアリティがあってカッコ良かったぁ。


・原作未読者の感想で意外と「人体錬成やっていいわけ?」ってのがあがっていてびっくりした。確かに「人体を錬成」している事には変わりないものなあ。魂がなければ人体錬成とは言わないって。意外とこの字面からは分かりづらいんだな。


・「手は打った」ってお前さん。どう打ったのか説明無しって。それはノックスが鑑定するからって意味でなら後々の説明が入るだろうけど。歯型についてはリザの調査について触れた方が良かったのでは? 未読者はそこまで察しがいいか分かんないじゃん。大丈夫か?


・「焼死体を作るのは得意だ」。原作ではブレダに背を向けたまま。アニメではブレダを振りかえって言っている。この違いって大きいような気がする。
原作だとその罪を受け入れているのに対し、アニメだと「オレを誰だと思っている」的な? 自分を鼓舞しないとまだその過去が受け入れられないような。
イシュヴァール戦で人を殺してきただけなら原作通りの方が絶対いい。軍人なのに人殺しを受け入れられないなんて弱っちい奴って思えてしまうから。
でも、比喩表現ではなく本当にイシュヴァール戦で人体実験を行っていたというなら、人として、それを受け入れきれないままのロイでいいのかもしれない。
それに、過去にイシュヴァール戦以上の何か焼死体を作るような事があったのかもしれない、そう思わせる伏線になってる。


・ロイの位置が…。17話では焼死体の足元側にいた状態で振り返ったのに、ロスの腕のそばに座っている辺りでエドが来てしまってて矛盾がぁぁぁ。別にこんなの簡単にフォロー出来るのに。ロイが立ちあがった処で足音入れてそれから振り返らせれば充分可能じゃん。何故やらない? これもDVDで直るかなぁ。
1806
1807


・ブレダの説明に、あれ? って思った。
原作だと、第5研究所に行ったエドの情報を得る為に邪魔の入らないクセルクセスに呼び出したって流れになってるのよね。
ロス少尉に合わせたのはロス少尉からも情報を収集する必要があったからであって。別にエドにロス少尉を合わせる事がメインだったわけじゃない。

ずっとそう思っていたんだけど。それって。
当初は連れてくる予定ではなかったようなフー爺さんの発言に矛盾が生じてしまうんだわ。

となると、元々のこの計画では。
ロス少尉から情報収集するつもりでいた。少佐を連れてきたのはロスの上官に対する礼儀としてと「大佐以上の階級のものから口止めされている」何かを聞き出す為。
ところが偶然エドが居合わせたたものだから誤解されたままなのも面倒だし、本人から聞き出した方が手っとり早いから連れだした。
きっとこんな感じ?

ロス本人に合わせた方が云々ってのが、原作からのすり替えのような気がしていたんだけど。
なんだ思ったより、マスタングってば冷徹じゃなかったんだわ、原作でも。

でも確かにアニメはそこをさらに過剰にしていて、作戦の為のやっかい払いっていう理由をあげているのよね。

原作のロイはそれほど冷徹じゃない。うん、それはいいとして。
アニメのロイってここまでエドに甘かったっけ???

だって1話で、15歳の子供に、イシュヴァール戦を生き抜いた元国家錬金術師を拘束しろなんて命令出した人だよ? 自分達が欲しいのは「君の実績だけだ」とか言っちゃってたし。自分はエド達の保護者じゃないって言ったり。
どこかのインタビューで三木さんが、ロイはエドに早くここまでこいよって思ってる、ってな感じの事を答えていたけど。確かにそんな感じのキャラだったよねぇ。

間違っても、庇護すべき相手とは思って無かったはず。
ロス少尉の件なら語らず押し黙らせ、作戦があるなら利用する。アニメ版のロイならエド相手にそんな対応を取ったように思う。
ところが前回、ヒューズの死を告げられなかった事といい。
もしかして、今まで世話を焼いていたヒューズの遺志は自分が継がねば、みたいな気持ちになったんだろうか?

あ、そう考えると色々面白いぞ。
そんな慣れない事を始めたもんだから、少佐を真似てエド達にヒューズの死を言えない、お人好しを演じてみたらリザに残酷だと怒られ、言葉を選ぶようになり、真実を告げる事を考慮し、戦いから遠ざけてみたり。
まるで仕事仕事で全然子供と接する機会の無かった父親が、いきなり父と子だけの生活になって悪戦苦闘しているみたいだわ。
ここまでのアニメロイの徹底した甘ちゃんぶりは、ヒューズの死を境に少しずつ成長させる為ののりしろだったのかもしれない。
うん。そうだといいなあ。


・ブレダが銃を取り出すシーンあるかと思ったのになぁ。マスタング、まだまだ甘いぞっ。


・ありゃりゃ、グレイシアさんの告げた事へのおとがめなしかぁ。まあ結局これ伏線に使わなかったしな。入れるなら何故危険かの説明まで入れないと視聴者に納得して貰えないだろうし。
「怒ってくれる人」の一人として入れて欲しかったけどね。


・「だったら前へ進むしかないじゃないか」原作だとここは盛り上がる場所。エドのセリフゴシックだしフォントサイズ大きいし。決めゼリフのようなものだよね。なのに。
音楽が盛り上げてない。背負う十字架の暗喩がない。逆光を使うとか効果すらこだわって無い。絵的にここを見せ場にしようという意識がそもそもない。何で? どうして? すっげえ期待してたのに。
じゃあ何故今回のタイトルを「小さな人間の傲慢な掌」にしたんだよ。
ブレダの台詞の「馬鹿でごーまんなガキ」だって必要でしょ?
あのセリフが生きてこその「傲慢な掌」じゃないの?
不満はたっぷりある。

でも。ふと浮かんだ考えにちょっとぞくりとした。

「小さな人間の傲慢な掌」。これはダブルミーニングじゃないのか?

エドは「もし誰かが犠牲になりそうになったらオレが守る」って言った。そう言って置きながら、目の前のロス少尉という、エドのうかつな行動による犠牲者を守れなかった事に目をつぶっている。
その彼女の目の前で守ると言い、握手まで交わすその掌。アメストリスを離れなければならない彼女の涙にすら気付かずに。
それがもうひとつの、そしてもしかしたら真の、荒川先生が示したかった「小さな人間の傲慢な掌」なのかもしれない。

だから。アニメではそちらに照準を合わせ、ロス少尉の別れのシーンにこそ、盛り上がりを以降させたのかもしれない。ロス少尉を本当に泣かせたのは誰なのか、知らしめる為に。


・「また今度ね」この明るい声音がいい。「もっと大人を信用してくれてもいいじゃない」とエドに言った通りに、エドに対し最後まで信用できる大人として接している。元を正せばエドが抜けだして第五研究所に行ったせい。恨みだってあるかもしれない。でも最後の最後までエドに言った言葉を裏切らなかった。


・ハボックの銃の数を数えてみよう(笑)。 
まず右手で6発、左手で12発。ここでマガジンを入れ替えてるので、おそらくそれが最大装填数。
次に両手で2発、どちらかで3発、左手で3発。
外に出て。左手で2発、どちらかで3発、右手1発でジャムる。

ってことは。
確実に左手で撃った5発以外を全て右手だと家庭すると9発目でジャムった事になる。
左手5発、右手9発。なら、あと撃てるのは左の1発のみ。

もしくは。
不明な分はすべて左手として考える。これだと13発になってしまうので。
とりあえず1発のみ右手分とする。
左手は12発撃ち終わった後。右手が2発目でジャム。

おお、どちらにしろ後がない。すげえちゃんと装弾数計算されてるわっ。
……そんなんで喜ぶ莫迦は私ぐらいか?(笑)


・「お前は巻き込まれただけって事になってる 手は出すなよ」であって。バリー曰く「凶悪犯人に捕まっている可哀想な軍人さん」なわけで。
バリーと一緒に敵を攻撃している図ってのを軍に見られたらやばいわけよね。
ってことはバリーと一緒に動いているのも、バリーにせっつかれて仕方なくくらいの体裁を保たないといけないわけで。
銃についてはとりあえず、バリーに取上げられていたけど、自分の身ぐらい自分で守れと返された、くらいでこれも体裁はなんとかなるか。

原作で、ロイから差し入れとして銃を渡されたのは、バリーを警戒してだとすると10日も経ってたから差し入れってのも変な話で。ならやっぱりそろそろ動き出すぞっていう合図のつもりだったんだろうけど。ところがエンヴィーの横やりのせいで、急きょファルマンの立場が軟禁する側からされる側に変更。

となると。銃の差し入れはあっても無くてもいい話になっちゃったから、アニメでは削除したって事でいいのかな?
銃の持ち出しには許可が必要だからこっそり渡す必要があったのかと思ったけど、考えてみたらリザも普通に休日に銃を携帯してたもんな。


・「軍がこんなガキ1人の為に動くわきゃねえだろ」このタイミングで片手だけに持ち替えるってのが説得力あっていいよね。右手を空けて戦闘モードに入ったのがわかる。


・偶然ロックベル夫妻に助けられた人達だったってのは、やっぱりどうにも御都合主義って感じが拭えなくもないんだけどね。いやイシュバール人を助けたのはロックベル夫妻だけなんだから、イシュバール人で先の戦いで傷を負った人で現在生きている人に出会ったならばその確率は高いわけで、だからこれは必然なはずなんだけど。なんなんだろうね、台詞回しのせいかな。
妙に驚きすぎるからか?
原作よりはそのあたりかなり抑えているせいか、だいぶ流れがスムーズになっているのだけど。もう少しいじってしまっても良かったんじゃないかなあ。


・「どこのどいつだ」。あ、これ面白い。この全面黒ってのが。エドの内面を表している。
イシュバール人を怒鳴りつけているんじゃない。その理不尽さに憤っているんだ。
だからきっと下を向いて。怒鳴っているんじゃない、叫んでいるんだ。
そういえば、原作だとこの前に「そんな理不尽な」って台詞が入ってるんだったけ。
それを、台詞を使わず演技だけで表しているんだ。上手いなぁ。


・「だーめだって言ってんだろうが!!!」この怒髪天!!! って感じいいなぁ。現場慣れしていない同僚に、言うこと効かない捕虜(でいいのか?)と、ハボの苦労がしのばれるわっ(笑)。


「こっちも客が来てしまった」。上客から格下げ(笑)。考えてみたらまだリザってホムンクルスに会った事ないんだから、上客かどうかなんて判断出来るわけないんだよね。プライドとか、敵の気配を読むのは上手いけど。まだそこではその辺りの話が出ているわけじゃないし。「客」で正解かな。


・嘘予告万歳っ!!! いいねえ。何も軍部が釣りの真っ最中だからって。視聴者まで釣るとはいい度胸じゃねえか。「強く誇り高き人」でリザのアップとか「敵を射抜く武器」とか「儚く消えた」でリザがグラにやられているシーンとか。もうもう、何? この典型的な叙述トリックにミスリードっ。笑かす。こういうの大好きです。もっとやってください。
ってこれはあくまでも一発芸だよなぁ、二度三度やると面白味が失せるか。
未読者が、思いっきり釣られて視聴後、座布団投げる姿が見たいぜっ(大笑)。


演出の友永和秀さんの名前に何か記憶あるな、と思ったら思いだした。
先日亡くなられた、金田伊功さんがライバルと言われたテレコムの方だっ。
http://www.oh-pro.co.jp/html-j/komatubara_10.htm


さあ、来週は男前なアルが観れるぞーっ!!! 
最近大野木さんの脚本もこなれてきたし、作画監督の大城勝さんは「第五研究所」だったからそこそこ動きは良かったはず。ちょっと戦闘の型が美しくなかったが。
大丈夫、大丈夫。期待期待っ。

脚本=土屋理敬
演出=小山田桂子・友永和秀
絵コンテ=大原実
作画監督=古俣太一
作画監督補佐=高須美野子

« 商業ブースに行くべきか、行かざるべきか それが問題 | トップページ | 廉価版に重版かかりました »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 商業ブースに行くべきか、行かざるべきか それが問題 | トップページ | 廉価版に重版かかりました »