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鋼の錬金術師FA 第22話「遠くの背中」感想 ネタばれあり(原作ネタばれ含む)

前回の感想が22話放送直前というかもう、OP始まりますが何か?、的周回遅れギリギリのタイミングでのアップだったので、ちょっと頑張って今週は早くあげてみましたよ。

今回はウィンリィがすごく良かったぁ。
「父さんと母さんを返してよ!」の。
あのタイミングとか、あの声の抑揚とか、もうもうもう、良かったっ。
気持ちがシンクロするーっ。

それもただ「悲劇のヒロイン」なだけでは終わらない。
銃に手を乗せた時のウィンの表情がいい。
歯を向いた憎々し気な口元。
口元だけしか映らないからこそ、その形相を想像すると痛々しい。
いつも元気いっぱいで、エドとアルの前ではお姉さんぶってる、そんな子でさえ。
憎しみを隠せない。
大切な人を殺した相手を目の前にしたら、善人でなんていられない。
それが「人」なんだよね。
スカーが特別なわけでも、ウィンリィが特別なわけでもない。
誰だってこう成り得るんだ。
だからこそ「人」が「人」である為には乗り越えなければいけない。

そんでもって。
エドがウィンの指を一本一本銃から離す処っ。丁寧に丁寧に描いてくれて嬉しかったぁ。
撃鉄起こしてあるのに落っことすってちょっとどう?? ってな突っ込みもこの際なし、なしっ(って言ってるじゃん・笑)。
ウィンの手を包むように握るエドの手が機械鎧だって分かっていても体温が伝わってくる。
すごく温かい。入江版の機械鎧ってフォルムが丸いから余計そう見えるのかなあ。
あ、そっか。ウィンが作った機械鎧(=人を生かした証)に触れさせる事で「ウィンが人を生かす手」である事を思い出させるって意味もあったのかな。
最後にエドの胸で泣く処とか、まるで小さな子供みたいな身も世も無いような泣き方で、すんげぇ貰い泣きしちゃったよぉ。


ということ箇条感想いきますっ。


・何故前回のおさらい復活? いらんがなぁ。これから先、物語の切れ目が無くなって来るから、毎回やるのかなぁ。うーん。あ、でも声に張りが出たような気がしたのは気のせい?


・前回のアバンがあれだったから。今回は「化け物だよ」がアバンに来るかと期待したんだけど無かったなぁ。次回…あるかなぁ。


・大総統の顔に違和感?? と思ったら作画監督が大貫さん?? そのせい? 言われてみればそんな感じが。
2201


・こーれーはー、見せ方が上手いわぁ。この太陽の光、いいなぁ。なんてぇの? 昔のロボットアニメを思い出す懐かしさもある。リンのカッコ良さが引き立つって意味でも、グロイシーンの緩和って意味でも。うん、効果的っ。
2202


・ランファン右手首おさえてるけど怪我をしたのは左肩では? と思ったけど。そっか、剣を苦無でまともに受けてるんだよね。ブラッドレイの剣の重さは半端じゃないってことか。
2203


・リン VS. ラース in屋上。リンがラースの左目側に移動する事で、2回転しているんだけど。これバンク使って無いんだわ。きちんと2回転分絵がある。こういうBONSの手を抜かない処、好きだーっ。、


・ラースの足音に自分の状況を即座に理解する。大総統に言われるまでもなく、リンは本当に実戦慣れの子なんだな。
自分が袋小路に入った事も、人目がない事も、身を隠しても床のガラスで音がしてしまう事も、自分がかなりやばい状態にある事を全部理解した上での反応って感じなんだよね。
その辺りが喧嘩慣れのエドと違う処なんだ。
2204


・「民無くして王はありえない」。ここでっ! ここで、ちゃんとランファンのカットがある! この表情いいよねっ。お荷物になっていようが必要だって。主が言うから、だからなけなしの力を引っ張りだして頑張れるんだ。
2207


・ヒューズの墓参り。原作の大事な処だけをぎゅっと凝縮。両親の背中を、語りではなく夢の中の回想シーンにしたのは上手い手。大切な「遠くの背中」だものね、じっくり描いてくれて嬉しかった。
原作の、両親の事をグレイシアさんに語るウィンもいいけど。
このタイミングでそんな夢を見たって事で、ウィンリィがヒューズをどう慕っていたのかが分かりやすくなった気がする。


・グレイシアさんの語るヒューズ像って、視聴者が知っているヒューズとはかなり違うんだよね。さびしがり屋で、人の世話をやいて損してばかり。グレイシアさんの前でだけ見せていたんだろうけど。そういうヒューズも見てみたかったよ。


・「いやだ なんで重なるのよ」。いやだ、なんでエドだけなのよぉ。しくしくしく。
2208


・「いいから早く逃げるっ」。ああもおおおおっ。アル男前だぁ。カッコ良すぎっ。これをくぎみーの声で聴ける日が来るなんて(はらはら)、幸せだーっ。


・「もう犠牲者を出すのは嫌」ってそう言ったはずなのに、結局憲兵の人を巻き添えにしてる。でもその事に気づける余裕さえ二人にはまだないんだ。
だから洗濯を干してる最中の女性のシーンもカットして、憲兵が爆風でかなり後方まで飛ばされてるのも、そう簡単にエドやアルの視界に入らない位置に設定したかったのかな。
まだまだ、周りが見えていない。
その辺りを結局オリヴィエ様に怒られるはめになるんだろうなぁ。
うん。そして、そんな余裕のないエドだから、ウィンリィにもすぐには気付けなかったんだ。


・「兄さん!」。エドがウィンの前で両親の事を告げてしまった後のアルのセリフが絶妙。
もう怒鳴って止めることも、たしなめることももう間に合わなかった。
だから、知られてしまった困惑と、エドがそれ以上言わないよう願い乞う声で、言う。


・わざとらしかろうが、ええ、ちゃんと銃は置いてあったんですよ。ほら。
憲兵が爆風でかなり後ろに飛ばされたのは分かった。それは仕方がないとして。
なら、せめて瓦礫ぐらいもう少し置いとこうよ。さすがにこれは違ー和ー感ーだよー。
2205


・いきなりイシュヴァール編来た! 理由はいくつだって想像出来るんですよ。
イシュヴァール殲滅戦について、エドはリザに、アルはノックスに話を聞いたって形になっているから。イシュヴァールの民の内情については本来知る事は出来ないはず。だから、どこか別枠で描いて置きたいっていう腹があったんだろうなぁ、っていうのと。
まだ描いていないシーンの回想カットを入れると、子供が「そんなシーンあったけ???」って混乱するからそれを避けたいっていうのがあるんだろうなっていうのと。
あと、やっぱり、スカーとウィンリィは、加害者と被害者の立場でありながら、その根っこは2人ともが戦争被害者だってこと。簡単にその、加害者と被害者の立場はひっくり変える可能性があるってこと。ここでその対比をきっちり見せたかったんだろうなとか。

んでもやっぱり、あのウィンの緊迫感をCMで引っぱられて、よしCM明けだっって気合いれて見てたらすぐに過去編に飛んでしまって出鼻をくじかれたっていうか。
CM明けでそのまま過去編に飛んでくれた方が良かったというか。

うーん。例えば、例えばだけどさ。
師父の台詞「耐えねばならんのだ」でAパートアイキャッチなんだから。
CM明けは、もうイシュヴァール過去に飛んじゃう。
でそこに導入剤として、もう一度、師父に似たようなセリフを言わせる。
例えば偵察に行った仲間が死んで仇を取ろうとした処を止められたシチュとかで。
「では、師父はこの理不尽を許せというのですか?」とかそんな台詞で項垂れて、仇を討ちに行けないまま、やりきれない思いでスカーを走り去らせる。
で、ここから、スカー兄のシーンに繋ぐとか。

スカーが銃口を向けられた処までで、ウィンに話しかける前に移行して欲しかった気がするんだよねぇ。
あ、そうか分かった。
「お前には俺を撃つ権利がある」が回想の前にあるのが違和感なんだわ。
スカーには罪のない人間を殺してしまった罪の意識はあり、自分が復讐を受ける側にある事も認めていて。けれど、それでもなお自分の復讐心が抑えられない、その理由を知った上でこの台詞の重さを聞きたかったんだわ。


・スカー兄、子安さんか! もろインテリゲンチャな兄さんになったなぁ。あー確かに。どんなに大切な家族であっても、この大変なさなかにこの暢気な声で錬金術ラブなんて様子を見せられたら、こんな兄さんいらっと来るかも(笑)。


・青い目。実際にアメストリス人全てが青い目をしているわけじゃないけど。上手い対比だなぁ。
5話のロイの説明の中でモノクロの絵に目だけを赤く描いたイシュヴァール人が描かれていた。
まるで洗脳された狂信者のようでおかしくないかと書かれていたブログを散見したのだけど。
今度は逆に、モノクロに目だけを青く彩色したアメストリス軍が描かれた。
イシュヴァールの民から見ればこう見えるんだ。
戦争は、人を狂気に駆り立てる。互いに敵が人ではないものに見える。
人だと思っていたら殺せないから。
そういう意味では洗脳や狂信者に見えたというのもあながち間違いじゃないのかもしれない。

そして。スカーがロックベル夫妻を殺した理由。
親兄弟をアメストリス人に殺された恨み、というのは分かっていたのだけど。
でもそれ以上に。
意識が回復したばかりの意識の混乱、混濁。
そして、青い目=恐怖。殺される前に殺さなければ。
そういった意識が強かった事。
いわば、スカーにだって言い分はある事を強くおしている。
ウィンが泣くシーンも泣いたけど。
スカーが廃墟と化した村を見下ろし慟哭するシーンもやっぱり泣いてしまった。
今までスカーに同情したことはあったけど、ここまでスカーの立ち居地を明確に意識したことは無かったかも。
スカーも辛い、悲しい。
彼も被害者なんだ。だからこそ人は加害者にもなり得る。
2206


・ウィンリィの盾になるエドの動きがいいっ。スカーの肩を使って回り込んだっ。
カッコいいーっ。


・「馬鹿兄!何やってんだ!2人いっぺんに死ぬ気か!」。今回のアルは完全にエドのフォロー役ですな。
どんどん、男前度が上がっていくぜっ。
ホントになんでこう兄さんの前では男前に振舞うかなぁ(笑)。
来週のスカー戦は、さらに男前なあの台詞を言うんだろか?
あるかなあ。あるかなぁ。あるといいなぁ。


・ぬこー! 逃げてっ。
2210


・ウィンの泣くシーンでEDかぁ。
予想では、「アルがまだ戦ってるから、オレ行くよ」まで入れるかと思ったんだけどなぁ。
そしたらほら、エドの「遠くの背中」でEDになるじゃない?

でも、次回のタイトルが「戦場の少女」だからなぁ。
原作通り、ウィン=戦に迷い込んだ少女、ランファン=主に使え戦う少女、メイ=王になる為戦う少女の三者三様を残したいから、ウィンの「どうして待つだけなの」の台詞を次回回しにしたのか。
あるいはばっさりカットなのか。
うーん。

好きなシーンなだけに、来週までちょっと身悶えちゃうよー(笑)。


・予告を聞く限りでは「嬉し泣きさせてやる」まではいくっぽい?


脚本=菅正太郎
演出=矢吹勉
絵コンテ=石平信司
作画監督=大貫健一


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