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鋼の錬金術師FA 第41話「奈落」感想 ネタばれあり(原作ネタばれ含む)

ネタバレ回避文です。なんだか色々書き落としている気がするんだけど。時間切れなんでアップしちゃいます。
あーあ、今週もリアルタイムで見れないんだよなぁ。今日の感想はいつあげられるんだろ。

ということで感想行きますっ。
  

・ウィンリィのコケ方がなんか、ドジっこキャラっぽくてやだなぁ。あの座りこんだ後に「てへっ」とか言いそうな処とか。むー、ウィンリィっぽくなーい。そんなとこで萌え補給いらないですから。
 
 
 
・ダイナマイト。いきなり伏線かよっ。分かりやすっ。分かりやすいけど。ここの炭坑の人たち、ちょっと危険物の取り扱いがずさん過ぎませんこと? エドが見つけたのは倉庫っぽかったからいいとしても。通路にいきなり置いてあるなんて。まるでいきなり閉鎖したみたいじゃん。まるでどこかで生き埋め事故とかが起きてさ。縁起悪っ!
  
  
  
・「しとめるって殺すって事か?」ここでさ、エドの声がひっくり返ってるんだよねー。なんつうか、ここまでずっと軍属として軍とつきあってきているはずのに。それでも「人を殺す」って事になると、声が裏変えるくらいに、びびり入るっていうか、抵抗がでるっていうのが、エドらしい。
ここまで、自分が死ぬかもしれないって事はたくさんあったはずなのに、「殺されるかもしれない状況」と「人を殺す状況」ってのが、エドの中では全く別カテゴリーで存在しているんだなぁ。
   
  
  
・「その甘さが君や仲間の命を奪うことになるかもしれんのだぞ」
このあたりは先に感想書きました
 
 
 
・この曲! 前に、鋼のオリジナルサウンドトラック用に、中東っぽい曲を収録したって演奏者の方がブログに書かれていたことを記事にしけど、まさにコレだったりするのかしら??
 
 
 
・「金人」。おおっ、もろにホーエンハイムをぶつけてきたぞっ。子供はこれ観て「ええ?? もしかして??」って思うんだろうなぁ。にやにや。 
 
 
 
・「へるぷみー」どんなユニゾンですか!(笑) シチュ的には原作通りなんだけど。通りなんだけど。原作では同じ構成にならないよう描いていた処を、敢えて同じ台詞にしちゃうところがっ(笑)。
しかも、アルの時は二人で必死に掘り返してるのに、ヨキの時は誰もまったく助けようとしないってのがっ。 
 
 
 
・うぷぷ。これとかめっちゃ大貫さんぽっ。
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今回スカーにリキ入りすぎっ。やっぱ、あたしにとって大貫さんと言えばごついおっさんが上手い人のイメージだよなぁ(某ア/ー/シ/ア/ンとかボロボロだったもん)。

だが。だがしかし。いかんよ。いかんでしょ。
そこでスカーの怪我直しちゃったら。あーたっ。
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まだ一晩かそこらでしょ? キンブリーを出し抜く為の強行軍なんだから。メイ・チャンが治療する時間さえ惜しかったはず。よしんば、治療したとしても、よ。
錬金術でコートを直すヒマも、誰かからコートを奪うヒマも無かったはず。
血の汚れや破れまでドコへ消えたってぇのよ。
前々話で駐屯所の時点までは確実に、ウィンリィの応急処置もコートの血も映ってたのにっ。チェック甘いぞっ。
 
 
 
・兄さんが何とかしてくれてる
アルの事なら何でも分かるぜって気持ちがアルそっくりに錬成するか、アルは二人いらないって気持ちが自分だけ分かるよう多少変えてみせるか。
ちょっと楽しみだったのよねー。

いや、スタッフがそんな事考えて描くわけじゃないって分かっちゃいるけど、そこは大事な萌え補給だから。

結論としては……分からんかったなぁ。
とりあえず頭の尻尾が、違う感じでした。
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ただこの程度だと、原画さんが違うせい、で終わりそうなんだよな。
 
歩き方がちゃんとアルとは違うんだよね。どこか着ぐるみっぽい。ロボットみたいな歩き方してた。
こうやってみると分かる。普段アルはちゃんと人間として描いてくれてるんだよねぇ。
 
 
 
・「兄さーん」の裏声には拍手(笑)
 
 
 
・ほれほれ。ちゃんと原作通り、鎧が描いてあるっ。こういうのが嬉しいんだよねぇ。頑張ってこの鎧を着て階段も上ったのかしら(笑)。
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・「エドワード君」。この台詞で、キンブリーの後を付けたのはエドの独断だったって事が分かる。
 
原作のエドは、キンブリー捕獲案を却下され、マイルズの指示に従い狙撃体制が整うまでの時間稼ぎとしてエドはキンブリーの後を付け、そのうえでキンブリーと対峙した際にまた、その甘さが出てしまい大怪我を負うことになった。

ところがFAは、台詞をほんの数ヶ所増やすだけで、まったく違う話にしてしまった。
キンブリー捕獲案を却下されたものの、エドは独断でキンブリーの後をつけた。自分が盾になる事でマイルズ達のキンブリー狙撃作戦を阻止する為に。
だから。キンブリーの「狙撃手を配置するまでの時間稼ぎですか」という台詞へのエドのリアクションもまた違った。
自分がここにいる理由を見透かされたからではなく、キンブリーが狙撃手に気がついていた事に対して、エドは驚いているように見える。
「キメラがいる。(略)雪煙の中入ってくんなよ」の台詞も。ここは自分に任せろという意図はなく、マイルズに手をださせない=キンブリーを狙撃させないもっともらしい理由が出来た事に喜んで言っているように聞こえる。
自分はマイルズの命令に逆らう気は無かったけど、これは仕方のない状況下なんだ。
これらは全て偶然の産物で。だからマイルズ達が参戦出来ないのも、自分だけがキンブリーと対じしているのも全ては偶然。
あとでマイルズに文句を言われる筋合いはない。これは全部仕方がないこと。マイルズも分かってるよな。って感じ。
すべてはエドの「殺さず」の信念から来て、動いてる。
だからこそ己の甘さから出たしっぺ返しに対する訓戒が生きる。
 
さらに。
これはあたしが深読みするのが好きで、なんでもかんでも物事に意味を持たせようとする悪いクセなんだけど(笑)。
 
マイルズは「エルリック兄弟はその困難な方を選んだ」って言ったんだよね。「エドワード・エルリックは」でも「あの少年は」でもなく。
なぜ、アルもまた、エドと同じ「殺さず」を選んだ者だと、マイルズは言ったのか。
思い出してほしいのは、39話。
マイルズがザンパノとジェルソに射殺命令を出した際に「殺さずに済む方法はないの?」と訴えたのはアルだった。
今までなら、こんな時に動くのは決まってエドだった。瞬時に同じ事を思っても、エドの方がもう先に走り始めてしまう。それをフォローするのがアルの役目だった。
ところが、あの時先に大人に食ってかかったのは、アルの方だった。
今回が2度目かな。
1度目は、医療系の錬丹術を軍事利用する事に意義を唱えてオリヴィエに怒鳴られてた(笑)。

でも。確実に。
アルはもう、ただエドの後に付いていくだけじゃない。
相手が大人であれ、思う事があれば自分の意見を述べる。
エドより後ろに一歩引き、エドの戦いをフォローするだけの弟じゃない。
横に並んで歩き、互いに背を預けて戦う。
そういう体勢が出来つつある。
だから。
アルがやってみせたのだから。アルが敵に対し「殺さず」の意志を貫いてみせたのを目の当たりにして、自分は「出来ませんでした」なんて言えやしない。 
その結果が、エドにここまでこだわらせ続けた理由なのだとしたら。

この先、プライドを捕獲する為にアルはどう動くのか。
その時、エドは何を語るのか。
これは、あの出来事の為の前哨戦のようなものに、スタッフは位置づけたかったのかもしれない。
 
 
 
・串刺しシーンがっ。衝撃的なんだけど。でもなんかすごく子供にケアされてる気がした。
痛そうなんだけど、目を背けたくなるようなそんな痛みを伴わせないようにしてあるというか。
 
 
 
・最初の頃。ウィンリィの声は本当に「少女」でしかなかった。
豊口さんほどアクが強くない代わりにこれといって特徴もない。特別、美人声でも、可愛い声でも、癒し系でもなく。可もない代わりに不可もない。
どこにでもいる女の子の声。そんな印象だった。
ところが。
スカーに銃を向けた時の、あの泣きの演技にびっくりした。
前々回、「勘違いしないで」と言ったあの時の声っ。
スカーに真っ向から立ち向かう度に、ウィンリィの声に深みが増してきた。そんな気さえする。
牢屋にはいっているエド達を訪ねた時の第一声。
「自分のノー天気さに腹が立つ」己を責めた台詞。
「あんたちだけで決めないでよ」の叫び。
エドに惚れてるんだと気づいてから、本当に花がほころぶようにウィンリィの声は変わってきてる。

アルの名を叫び、エドに助けを求めた声に、しばし呆然としてしまった。
ウィンリィっていつのまにこんな美人声になってたんだろ。
 
  
  
・「こんなんで泣かせるわけには、いかねぇよな」
畜生ーっ。「どいつも、こいつも」が無いなんて! ありえないっ。きーっ。
あーーもー。そんなに、スタッフ、エドウィンプッシュですか? アルじゃダメですか? ぶーぶー。

んでも悔しいことに、ウィンに絞る事で話の構成に、無駄が無くなり(なに? アルが無駄だとでも?)すごく綺麗になってるんだよね。

原作だとここで、一度話数が切れてしまってるから。やりたくてもやれなかった流れだよ。
ウィンリィがエドに助けを求めて名を叫び、まるで呼応するかのようにエドが生気を取り戻す。吐き出す台詞が。

「こんなんで泣かせるわけには、いかねぇよな」

エドは「誰を」とは言っていない。
心の中では、原作同様、リザとアルとウィンの三人を思い浮かべ「どいつもこいつも」と思ったかもしれない。
それは分からない。それは視聴者が好きなように補完すればいい。

だけど、泣きそうなウィンの叫びのあとにこの台詞とくりゃ……。
かーっ、ぺ、ぺ、ぺ。
構成は好きだ。原作のあの、話数をまたぐ一呼吸を抜き、導入シーンを削除することで、ここまでスムーズに流れを生み出すなんて、も、めちゃくちゃあたしの好物っすよ。
これだけでご飯三杯いけますっ。
いいシーンだと認めないわけにはいかない。
なだけに。それがよりによってアルのシーンカットのうえになりたつなんて……(さめざめ)。
 
 
 
・鉄骨を抜くシーンの朴さんの演技がすごいっ。外に出してる声と、内の声との区別がっ。
抜いた瞬間に意識を失うわけにはいかないから。
気持ちが痛みに集中しないように、痛みをまぎらわせるように別の事を考えて。
それでも最後の抜く瞬間だけ、声が痛みに引っ張られてしまった感じ。
そこに、こんな優しい曲を使うってのも、ベストマッチだなぁ。 
痛そうなんだけど。痛そうなんだけど。
エドの行動にこそ視点が集中させられるから、視聴者に痛みが残らない。 
  
 
 
・はい。注目っ! ここで賢者の石を拾ったのは誰か、きちんと覚えておくようにっ。ここ重要だから。
テストにでるからねっ(笑)。
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ちなみに、原作で拾ったのは、ゴリラさんでした。
さて。何故、それを変えたのか?
答えは数ヶ月後っ!!
覚えておいて損はないぞっ。
   
   
 
・そして、ラストシーンっ。やっぱこれ好きだぁ。あとからあとからじわじわくる。
アルとは違うやり方で。エドはエドらしく、仲間を手に入れる。
その事に未だ、本人も気づかずに。っていう感じのこの雰囲気がいいのっ。
  
 
追加: 
ココログの仕様変更で画像アップの方法が変わり誤ったサイズで表示されてしまったので、画像サイズを直しました。

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コメント

二度目の投稿になります こんにちわ

ブログ、鋭い深い話にいつも感心させられています 今回の賢者の石を拾ったのはライオンさんに変更はとても良いと思います 原作では19巻P94台詞「三隊5名四隊8名」が変わった理由が私わからないですけどとにかく先の展開もスタッフさんちゃんと見て作ってくれているんだなと思うと嬉しいです
長くなりましたが、また日記更新楽しみにしていますね お邪魔しました

こんにちは コメントありがとうございます。
やっぱりライオンさんじゃないと、ですよねっ。「あの」シーンへの重要な伏線になりますもんっ。
>三隊5名四隊8名
おっと、細かい処突っ込んできますねぇ(にやり)。
んー、単純なところで。2隊で13名いたら、最小でもあと2隊はあるわけだから単純計算でも26名。さらに原作通りならマイルズ隊があり、キンブリー以下2名の部下。それを乗用車3台、トラック1台で乗り込める人数として過剰だと判断した。っていう案はいかがでしょう。

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