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ガンガン2010年1月号 鋼の錬金術師第102話「扉の前」ネタバレ感想

ネタばれ回避文です。久しぶりの原作感想です。きっちりした感想は11月が最後だったよ。やばやばっ。
他にも色々書きたい事あるのになぁ。
 
とりあえず、人体錬成の考察は別紙参照ってことで。いやほんと、それやってると進まないので。
もう忘れかけてる方も多いかもしれませんが、感想行きます。
 
・ラースが自分の死を犠牲にしてでも、お父様に従う理由って何なんだろう。
いつかこうなると分かっていて。夫人もまたお父様の犠牲になると分かっていて、それでも娶ったんだろうか?
軍上層部の力があれば、情報操作で、若い頃に妻はいたが死別したとでもすれば体裁上は問題無かったはずだ。部外者なんて入れない方が情報は漏れないだろう。
かなり無理を圧して結婚したはずだ。
だから、そこに意味はあると思いたい。
 
 
・「何も見え…ん」
見えないのにふらふら歩く、このくだりがどうにも解せん。
だってさっきまで戦いの真っ最中だったんだよ?
しかも敵方の手の内で踊らされている真っ只中だと分かっているはずなのに、敵の前に飛び出すかもしれない真似。
ちょっと軍人としてうかつ過ぎないか?
「ここはどこだ? 明かりは?」と言いながら歩いているなら不自然じゃないんだけど。そのあとに大コマで「何も見え…ん」を入れてここで一端時間が停止してしまってる。
そこから歩き出すからなんか不自然。
リズムが悪いっていうか、呼吸がしづらいっていうか。
目が見えない状況を読者にしらしめる事を重視し過ぎて。
ますたんごが単なる迂闊者になってる気がするんですが。
 
 
・「人間が思い上がらないよう正しい絶望を与える。それこそがおまえ達が神とも呼ぶ存在…「真理」だ」
確かにそうかもしれない。真理はいつだって正しい。

けど、お父様は気づいてないのか?
真理は人間が二度と立ち上がれないほど叩きのめしたりしていない。
それを本能的に知っているから、人はまた立ち上がるんじゃないのか?

腕と足を無くしたエドには幼なじみが機械鎧を与えた。
身体を無くしたアルにはエドが鎧の身体を与えた。
イズミは失った子供の代わりに、エドとアルという新し家族を得た。

そして、それらはただ漠然と与えられたものじゃない。
エドやイズミが自分から手を伸ばして手に入れた。
そしてそれを与えてくれるのはいつだって人だ。
叩きのめされてなんかいない。
絶望なんて与えられていない。
手を伸ばしさえすれば、あきらめさえしなければ、人は人の手によってまた立ち上がれるんじゃないのか?
 
 
・「こんな身体で今闘えるわけない!!!」
だからFAではエドのシャワーシーンで「お前はみてないから」のセリフがカットされたのか。
アルに予備知識が無かったら。
あの白昼夢以外まったく予備知識がなかったら。
その衝撃はきっともっとひどいものになると思う。
 
 
・「肉体とひとつになるのが嫌なの?」
選択権なく、肉体は魂を呼ぶんだと思っていた。バリーの時のように。
あれは理性のない存在。何か適当な動物の魂を入れられた存在だったから。
アルの魂は真理が入っているから。
その違いなのかな。
 
 
・「誇りに思うよ」
荒川先生にしては随分臭い台詞吐かせたよなぁ(ちょっと苦笑)。
エドの真理がああだったから、真理=いけ好かない奴って印象が強かったんだけど。アルの真理はなんか違う。だって。
この台詞、まるで、アルの肉体が意志を持ち語っているようじゃないか。
ならエドの真理も、エドの足が意志を持って語っていたのか?
いや違うよな。あの寸前までエドは何も奪われていない。
 
真理は、世界、宇宙、神、全、一、おまえ。そう言った。
 
真理は世界の具現化。宇宙の具現化、神の具現化。全てであり一であり、そして人の具現化。
ならば。
もしかしたら、それは鏡を覗き込むようなものなのかもしれない。
アルが覗けばアルの姿が見え、エドが覗けばエドの姿が見えるように。
アルの思っている言葉が跳ね返り、エドの罪の意識がエドを責める。
そこには広い世界があるように見える。
この世の全てがそこにあるように見える。
でも実はガラスにアルミを貼った一枚の板でしかないのかもしれない。
 
 
・だから。「かもしれない」んだ。
「君が戻ることで この世が絶望に落ちてしまうかもしれない」だけなんだ。
真理だって未来は知らない。
もし。アルが肉体を手に入れ、そのままあの地に留まったならどうなっただろう。
人柱は確かにあの時点で揃わないかもしれない。
アルが戻ったことで104話ではとうとう発動してしまったけど。
それって本当にアルのせいか?
ホーエンハイムはどうやってお父様が国土錬成陣を発動させるつもりなのか、わかっていたように見える。
ならば。
アルがいなければそれはそれで、ロイのようにまた新たな人柱、マルコーが犠牲になっただけじゃなかったのか? 
そりゃこの時間ギリギリでの変更は、敵側にもかなりの痛手になるけど。
だから、アルの選択は間違っていない。
 
 
・ぶはぁ!!
このアルが超絶かわいいっ。
雪山で遭難しかけた時とまったく同じなんですが。
目からビーム光線が出てたりかなり怪しいんですけど(笑)
FAではどう演出するかなぁ。楽しみだ。
 
 
 
余談:
・「5人揃った!!!」
なんて言葉を言われちゃうと新井素子のとある作品が頭をよぎってしまう。
あれは三拍子だったっけ。
魔女とテレポーターとライオン男の三人が、月夜の晩、同じ場所に揃ってしまった為、異界への扉が開いてしまった。
タイトルは、そう「扉を開けて」。おっとタイトルまでジャストマッチだ。

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