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ガンガン2010年3月号 鋼の錬金術師第104話「世界の中心」ネタバレ感想

ネタバレ回避文です。やっと周回遅れから離脱っ。
 
今回、ストーリーに沿った感想ってのがまず無理で、考察の結論も見えない状態で、とりあえずフォーマットも決めず、だらだら書いていきます。
しかも、なんだか言いたいことが上手くまとまらず何度も打ち直しているうちに矛盾に気づいて、言ってる事が変わってきちゃったり。

もうこりゃ、お暇な人は読んでね、レベルですわ。 
ということで、感想……つうか考察もどき、いきますっ。
 
 
あの目の扉は今まで、錬成陣の中から出現していた。
何故、錬成陣もなくいきなりエド達の体内の扉が開いたのか。その答えは多分ここにある。第6巻23話。

「錬成陣の基本は円の力。円は力の循環を示し、そこに構築式を描く事で力の発動が可能になる」

「両手で輪を作るのが円を表してるってのはわかるんですけど 構築式はどこに?」
「私自身が構築式みたいなものかな」

実は、錬金術には必ず円が必要というわけでもない。例えばアームストロング少佐の錬成陣は限りなく円に近いが円ではない。硫黄だったかな? 一部の記号が円からはみ出ている。
だが。少なくともイズミが収得した錬金術は、円があり、その中に構築式がなければ発動しない。

「ただの第一段階だよ」99話で金歯野郎はそう言い、研究所を繋ぎ合わせ円を布いた。

そのあとに元大総統候補を通行料にエド達を人体錬成し転送したり、通行料の足りない状態でロイの人体錬成を行ったりしたのはとりあえず今はさておき。

円の中に構築式(=人柱)が5つ。
これでお手軽錬成陣の一丁あがりだ。

あとは、彼らの中にある「人体錬成」という構築式を引っ張りだし、発動させればいい。

人柱が必要だった理由はまさにここにあったわけだ。
なら、ただ人体錬成という構築式が欲しかっただけなら、お父様が構築式を五つ書けば良かったんじゃないのか?
という疑念がわく。

ところが。パーフェクトガイドブック3によると、「真理は、生命のある者の肉体に宿る、神の構築式」とあり「真理は生命ある者全ての肉体に存在」とあり「人造人間の身体には扉は存在しないようだ」とある。

エドやアルが真理の扉をあけたその向こうでみたのは、帯状に連なる情報。生まれる前の胎児の記憶、両親のこと、過去の出来事。
真理は生命の情報だ。
それに似たものを知らないか?
全てを読み解けば、原初の生命体アミノ酸から始まる生命の進化が分かるとか、未来どんな病気にかかるかも分かるなどと言われている二重螺旋。遺伝子。
「真理」を「DNA」に置き換えて考えればいい。

人造人間の肉体は紛い物。そこに宿るDNAはモドキでしかない。
そこには、親の親のそのまた親と、脈々と受け継がれてきた情報は存在しない。
その肉体の情報はその身体に宿っていない。
だから。
人造人間に真理の扉は存在しない。

自らを「フラスコの中の小人」と名乗り、最初の子供には「始まりのホムンクルス」の名をおくった。
自分のように、人間の血すら受け継いでいない。
人間から何も受け継いでいない子供に。
ここから始める。その意志がそうさせたのか。

やっぱり。
お父様は人間になりたかったんじゃないのか?
始めはフラスコの外に出れさえすれば良かった。
けれど、欲が出たんじゃないのか?
偽物なんかじゃない、本当の人間になりたいという欲が。
この世界からはみ出した存在。
誰の血脈にも繋がらず、親子ごっこをしたところで、本当に自分のDNAを引き継ぐ子供を作る事も出来ない。
 
あるいは。
自分を受け入れない世界に復讐するそのために。
神の力=真理を手に入れたかったのか。
  
閑話休題。

これ以上は推測材料もなく想像でしか語れない。
話を戻そう。
 
お父様は確かに自らの手で真理の扉を開いていない。
最初はクセルクセス王に開かせ、人柱を呼び出すのも金歯野郎にやらせている。
   
ならばあるいは、金歯野郎のように、軍上層部に構築式を与え人体錬成をさせればいいのではないか?

おそらくこれはお父様とて試したことぐらいはあるのだろう。結果として、単純に格の違いという奴が問題だったのだと思う。
賢者の石を持っていながら金歯野郎はリバウンドを食らった。
それ相応の実力のある錬金術師でなければ、真理の扉を開く前にリバウンドで自滅するのがオチだったんだろう。
   
かくして扉は開かれた。(あ、なんかそんなタイトルのミステリがあったなぁ)
目の扉、がね。
今までは地面にある目の扉に、飛び込むあるいは飲み込まれる事で真理の扉にたどり着いた。
それが今回、直接人の身体に目の扉を開いた。
もし、その身体に飛び込めば、そいつの真理の扉の前にたどり着くのか?
いや、違うよな。エドとアルはひとつの目の扉に飲み込まれたが、たどり着いたのはそれぞれの真理の扉だった。
 
今回発動させたのは誰だ? 
お父様か?
しかし、肉体を持たない人造人間には、真理の扉は存在しない。目の扉さえ開けないだろう。
ならば発動させたのは人柱たちだ。
 
お父様と人柱の関係は、結局のところ、autorun.infファイルとexeファイルだったのだと考えると理解しやすい。
IT用語なんか知らんって人には申し訳ない。
銃で言えば多少分かりやすいか。
引き金はお父様。撃鉄が人柱。
銃弾発射の有無はお父様が決めるが、実際に弾を放つのは人柱。そんな感じか。

だから、人柱達によって目の扉は開いた。
目の扉は5つだ。前述したが目の扉を誰が開こうが、たどり着くのは自分の真理の扉だ。
目の前には4つの目の扉がある(自分のは見えないからとりあえず除外)。
それぞれの扉が4人の人柱を取り込もうとし、その先では真理の扉が彼らがたどり着くのを待っている。
力が等分なら、引き合う力はさらにせめぎあい、より強大な力で取り込もうとするだろう。
それがお父様の言った「エネルギー」。
そこまでは分かる。

で?
このエネルギーで、なぜ地球の扉とやらが開くんだ?

あの「黒い玉」の中にエド達はいる、んだよなぁ。多分。
その中で真理の扉4x4こ分、あるいは5x5こ分のエネルギーが膨れ上がったわけだ。
普段、地殻変動のエネルギーを使っているとされるそのエネルギーの代わりにこれを使い、国家錬成陣を発動させた。って事なんだろうか? いまひとつ自信ないんだが。

あくまでも、錬成陣を発動させる力は人柱のエネルギーを代価にし、国民の命は、お父様のこの状態を維持する為に使われ続ける。 

ちょっと待て。話が一足飛び過ぎだ。
真理の扉は肉体のあるものにしか宿らないって理屈はどこへ消えた?
あれでは「地球」という生命体の真理の扉って事になるじゃないか。
上でDNA云々の話をした。
この世の生命体であれば全てこれで筋は通る。しかし地球にDNAって…ありえんわな。読み違えたか?
けれどこれだと、地上の石ころひとつでさえ真理の扉を宿していなければならない理屈になってしまう。
どうにもしっくり来ない。

荒川先生が持っていきたい理屈は想像出来る、と思う。
お父様はあの管で地球と繋がった状態になっていたんじゃないのか。
正しくは地球のエネルギーと、なのかその辺りの理屈はわからないけど。
自分では真理の扉は開けないから、地球という生命体に寄生する。
そしてあの黒い玉を心臓、管(の中身は知らん)を血管として地球という肉体の中を循環させることで、お父様は疑似的な肉体を得た。
肉体があれば、真理の扉は開く。
真理の扉を開いた世界が、白い異空間なのと同じ。
本当に地表に扉があったかとか、あんな巨人になったかとかは、とりあえず放置。
そして。
神を地にひきずりおろすということは。
神=真理とするなら、真理を地に引きずりおろすということ。
さらに、真理=DNAとするなら。
生命の情報を得る。つまり皮袋ではない肉体を手に入れたということ。
えーと、これで一応最終ページには繋がったよな。
 
話を戻す。
エドの「みんな賢者の石になっちまったのか?」の台詞に「そうだ」といい「この国の人間にはエネルギーになってもらった」と答えている。
賢者の石は純度の高い魂の固まりだ。肉体があってはならないはず。
彼らの心臓の音が聞こえるなら、もうそれはカウンターが聞いているって事じゃないのか?

上にも書いた第6巻23話。
「錬成陣の基本は円の力。円は力の循環を示し、そこに構築式を描く事で力の発動が可能になる」
この台詞には続きがある。
「力の流れと法則を知る事で あらゆることに対応できる つまり相手の力の流れを知りそれを利用して相手に返す これも力の循環」
 
 
 
あとなんだっけ。
なんか間が空きすぎて何を書こうと思っていたか忘れてしまったよ。
  
あ。そうそう。
大総統夫人が倒れるシーンが出てないのよね。いや他にも出てない人はたくさんいるんだけど。
中央司令部や、セントラルらしき町並みで倒れる人が出てる。でも。
マイルズ達もウィンリィ達も東よね。
なぜそこでブレダやハインケル達即戦力組を映さなかったのか。ちょい疑問なのよ。
おそらく逆転の錬成陣をしいていたであろうイシュヴァール人も映してない。
アームストロング組は倒れてるから、見当外れかもしれないけど。ちょっと気になる。
うん、だからカウンターはすでに機動し始めているんじゃないかって思ったわけだ。
 
 
 
ドクロ 
内容じゃなくて絵の話。
あー、今回断ち切りばっかりでページが全然ないから説明が難しいや。
(そういえば、昔マンガ夜話で、鋼は理性が働いているから断ち切りばかりにならずきちんとルビが打たれている って言われてなかったっけか?)
えっと、ウィンリィが倒れて、扉が開いたページの最後のコマ。
 
こういった暗喩的なえがき方は荒川先生には珍しいんじゃないかな。
扉を開けるお父様の形が骸骨を模している。
後頭部が額、腕と頭をつなぐラインが眼孔、黒い玉が鼻孔。
単純にお父様自身の滅びを意味しているのか、あるいはお父様が死を運ぶものであることを象徴しているのか。
どちらなんだろうな。

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コメント

ボクも鋼の錬金術師を読んでますが、管理人はえらく深く読み込んでいらっしゃって感動しました。いろんな漫画の楽しみ方があるんですね。僕は適当派です。作者もそこまで考えて描いていないんじゃない?

>ヒヤシンスさま
はじめまして。コメントありがとうございます。
 
さあ、どうでしょうね。
実際に荒川先生に聞く事は出来ないので、こればかりは分かりませんよ?(にっこり)
 
適当派ですか。うん、そういう読み方もありですよねっ。
その分あとになって「あれが伏線だったのか!」という驚きは大きそうっ。
 
私の場合、スルーしてしまった伏線にあとで気づかされると「くそーしてやられたっ、負っけるもんかぁっ」と作者に対抗意識を燃やして、隠された謎をあーでもないこーでもないと考えてしまうんです。
だから思考がまとまらず、次号発売目前にやっとアップするなんて体たらくだったわけですが(それってやっぱり負けてるって事?・笑)。
 
「物事には必ず意味がある」それが私のポリシーです。
これはこれで楽しいですよ。

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