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鋼の錬金術師FA 第51話「不死の軍団」感想 ネタばれあり(原作ネタばれ含む)

ネタバレ回避文です。
5月号のガンガン読んじゃったよー。今回は色々今までのもやもやがすっきりしたー。
早くそっちも感想書きたいよー。
あーでも、他にも作りたいMADが、最低でも3つはあるんだよなぁ。
くそー、いつ作れるんだろ。
 
遅くなりました。FA51話の感想です。

・OP
コラボレーションは共に働く、協力するの意味。
シドが「コラボ」って言葉を使っていたのが、実は嫌だった。
    
コラボってのは、理解・分解・再構築だと思ってる。
相手を理解し互いに歩み寄ることで、何らかの化学反応が起きることを期待する。
   
だから。アーティストはアニメに歌を提供する際、「作品のこういう部分(気持ち)を膨らませて歌いました」というように、作品を理解している事を示す。
けど。シドにはそれがない。
鋼がどんな作品かは関係ない。ただ楽曲を提供するだけ。
曲は貸すから、そっちで適当にこの歌にあわせて絵を付けて「コラボ」って事にしてよ。
そう言われてるみたいで正直気分が悪い。
いやさすがにそこまでひどい考えを持っているとは思いたくないけどね。 
 
とまあ、そんな気持ちの中での今回の視聴だったわけっすよ。
結果?
ボンズの方が一枚上手だったって事じゃない?
「あ、言われたとおり、こっちで適当にコラボしちゃいましたから、よろしくっ」って感じじゃん。
すっかり、歌が絵に食われてる。
まさか、あれを聞いて元歌は失恋男の歌だと気づく人はいまいて。
すでにあれは、「作詞:ボンズ」の域(笑)
    
ここまで元歌を壊すなら楽曲を取り下げる、なんて言い出したりしたら、まさにボンズの思うツボ。
「どうぞどうぞ」と熨斗付けて返されそうだと分かっているから、何も言えないのかもしれない。
  
とかね(笑)。裏事情は色々勘ぐるだけで楽しいよ(鬼や)。
   
冗談はさておき(半分ぐらいは本気だけど)。
  
水島版鋼の4期EDの最後のフレーズ「For You」が、元歌では「I will」という歌のタイトルそのものだったと知った時も、その奔放さにびっくりしたし。
  
ソウルイーター2期OPは、1番の歌詞の中のワンフレーズにも満たない数センテンスを、2番のそれに差し変わっていたのに気づいた時も、アーティストから苦情来ないか?? と心配したものだけど。
 
なんだろねぇ。これってすでにボンズのお家芸??
(他のアニメの主題歌はフルを知らないから保証の限りはないけれど)
  
妖奇士の打ち切りは、視聴率は持ち直していたのに、CDの売り上げ低迷の煽りでスポンサーが降りてしまったから、なんて噂も聞いた。
 
主題歌のせいで共倒れなんてもうごめんだ。
生き残る為には、例え、意に添わない楽曲であっても、自分達の手で最高の形に作り替えてみせる。
それが、ボンズのプライドなのかもしれない。
  
ということで。まったく元歌から変わってしまったこのOPの歌だけを指して言うならば、結構この歌気に入ってます(酷っ)。
  
やっぱりこの画像は貼っておくべ。
これ、スロー再生無しに全て気付けたら神だろ(笑)
しょっぱなのエドは置いとくとして。
キンブリーを除き、ある順番に則って並んでる(ホントの本当はちょっと違うんだけどね、初代とか二代目とか)。
5101
    
この家があのエルリック家と微妙に違うのは、やっぱり未来、エドが錬成した家だからなのかねぇ。
木の枝にブランコもない。
5102
 
寝顔のエドの左腕しか見えないのがまた何とも。
原作でネタバレしてない部分に関しては、さすがに鉄壁か。
5103
 
 
 
・賢者の石投入
この時の感想って、私は単純に、あーあ、やりやがった。だったんだよね。
ところが、「FA宣言」を聞いてたら、くぎみーが、あんなに捜し求めていたものが、こんなにたくさんの量を、こんなことに使われてしまうなんてと思った、っていうような事を言っていて。朴さんもそれに同意していて新鮮だった。

これって、本当に演じた人ならではの感想だなー。
ずっと欲っしてたけど他人の命は使わないって決めたから、もう全て飲み込んだんだと思っていたのだけど。
演じてる側は、まだ葛藤を持って演じてるんだね。だからこその、この話の最後のシーンのアルがああいう演技になるんだなぁ。
 
 
 
・扉の前
あの壁って何だっけ? って思ってしまったんだけど。
思い出したわ。
あれ、ロイvs.ラスト戦の時に、アルが炎よけに錬成した防御壁だわ。だからちゃんと煤けてるヨ(笑)。
5104
 
 
 
・「ナンバー66 バリー・ザ・チョッパー スライサーの相棒だった奴だ」
いや、そんな言い方したって、スライサーを知ってる人いないし。ま、セリフはともかくとして。
エドは、バリーと一瞬だけど、すれ違っているんだよね。
ほら、ロス少尉が脱獄した時。
だから、これがバリーだって事を知ってる。
うーむ、長い伏線だったなぁ。
 
 
 
・オリヴィエ
今回の作画監督って飯島さんよねぇ? なんか妙に北欧風な顔立ちになってません?
 
足ー!! 刺すだけじゃなくて抉ってる。こえーっ。
 
そして、オリヴィエ様の立ち回りは、スロー再生しても美しかったです。
  
 
 
・「人形に魂乗せてるのか」
あ、「アルと同じ」って流れが無くなってる。
良かったー。
戦う相手がアルと同じなんてやっぱり嫌じゃん。
アルは別ものって思って欲しいものっ。実際、アルは賢者の石じゃないんで別ものですけどね。
 
 
 
・構え
最初の頃はこういった、腰を落とすポーズすら様になってなかったのにねー。ほんと作画変わったよなぁ。
5105
 
 
 
・「く、熊ぁ……モヒカン刈りの熊ぁ」
はた迷惑なダイイングメッセージの見本です(笑)。
 
 
 
・アイスクリーム
絵心が無いのはだーれだっ。
たこ焼きと海苔ふりかけご飯に見える……って言っちゃだめ?(笑)
5106
 
 
 
・モールス信号
おお、結局、原作同様、モールス信号の意味の説明無し!!!
びっくりだ。
画面下に、説明が出たらどうしようとか思ってたんだけど、杞憂で良かったぁ。
ちゃんと、頭から最後まで通しで流れたから。
調べようと思えば、調べられるようになってるしね。
 
 
 
・キンブリー
てめ、わざと眼鏡わざと踏んだだろっ。
重心乗っかってないもん。
5107
 
 
 
・「大目に見てくださいよ」
久々のぶりっこプライド。この目この表情でその可愛い子ちゃんな声は不気味だってばっ。
5108
 
 
 
・見ざる人形言わざる人形聞かざる人形
誰の趣味?(笑)
5109
 
 
 
・メイ・チャン
足固めから、ともかく動く動くっ。
カッコいいっ。
しかも(笑)、メイ・チャン指の力すごくないか?
指先だけで、あの瓶跳ね上げてるぞっ。
指弾とか、めっちゃ強かったりして(笑)。
  
 
 
・食われたら食い殺す
これがアニメの見せ方なんだなぁ。
マンガだとコマは停止してるから、エンヴィが尻尾で蓋を蹴ってるのが見えるけど。
アニメだと、瓶事態が動く上に、中のエンヴィも動いてるから、視聴者はエンヴィが何をしてるのか分からないかもしれない。
小さい動きを見せるのは苦手でも、大きい動きならアニメの得意分野だものね。
だから、人形がエンヴィを食う。
何せ、一度ヨキにとりついた事で伏線はばっちりだし。
 
そして。
どんどん、人形をとりこんで、全てが人型エンヴィに吸収されるその動き。
どこかで見たことがあると思った。
シャンバラだ。
シャンバラの最後、エッカルトが死に彼女を包んでいたあの黒子みたいなのが離れていったあの動きに似てるんだ。
 
 
 
・「食べたのですか? 仲間を」
原作だと、ちょっと責める口調にとれて。
キンブリーにも仲間って美学はあるのかな? って思ってたのだけど。
どうやらFAでは違うらしい。
ホムンクルスという生き物への興味や好奇心から聞いている風だな。
  
  
 
・「畜生っ」「放せ」「このっ」
真剣なシーンだって分かっちゃいるんだけど。
アルのうめき声がエロもとい、色っぽくて色っぽくて。
なんなのこの子ってば。
声だけ聞いたら、もっとヤバイシーン(え? どんな?)を想像しちゃうじゃないかっ。やばいってばっホント。
   
  
  
・「ご健勝で何より」
いいなぁ、この台詞。これはFAのオリジナル。
だって、今そこに座り込んでて、声もまともに出ていない人に向かって、普通言う?(笑)
でも、オリヴィエは「誰にものを言ってる」って言うから。
本当は全然大丈夫じゃなくても、少佐はやっぱりこう返すんだろうなあ。
二人とも意地っ張りだよねぇ(くすくすっ)。
 
 
 
・「なんでてめえもぼろぼろなのに、他人まで助けようとするんだ」
このハインケルの言い方が好き。
語尾があがらない。
疑問系じゃないの、たしなめてる。
ここで初めて、ハインケルはアルと顔を合わせてる。
彼にとってアルは、命の恩人の弟であり、そして何よりも自ら籠もり最悪な事態を回避させてくれ人物。
ダリウスのように「すごい奴」くらいには思っていたはず。

なのに。
そんな事してたら助かる命も助からないだろうがって、大人の目から心配してる。このバカタレって(笑)。
そういう事を心配してくれる大人がそばにいてくれるのが嬉しい。
  
 
 
・「誓ったんだ、兄さんと誓ったんだ、もう誰も絶対死なせないって」
実はこの誓い、FAではカットされてるんだよな。
少なくとも、これに「似た」台詞をアルが言っていたという記憶はない。
記憶違いだったら誰か教えてたも(笑)。
 
でも、これ、うっかりミスなんかじゃない。わざとだと思ってる。
だって、ここまで伏線の回収に命かけてるスタッフだもの(笑)。
 
原作では。
「他の人が犠牲になるくらいなら元に戻らなくても」いいと思った事。
異形の身体で人間として生きていける事も分かっている。
それでも「一人の夜はいやだよ」という感情の吐露があり。
そのうえで、でも誰1人失わない道を進む、と言っていた。
 
でもFAでは、この最後の部分がカット。
代わりに。
 
「自分の事で他の人が犠牲になるのはいやなんだよ」と言い。
「他の人が犠牲になるくらいなら元に戻らなくても」いいと思った事。
異形の身体で人間として生きていける事も分かっている。
それでも「一人の夜はいやなんだ」。
 
FAのアルの「いや」は本音の吐露じゃない。
「「いやなんだ」だから」という語られない続きがある。

「いや」ならば。どうしたいのか。
「いや」じゃないようにする為に自分はこれからどう動くのか。
 
語られなかった言葉の中に、エドとの誓いがある。
 
あれは、アルの宣言。
 
  
 
・ハインケルのポケット
伏線回収ー! 
そう、これがあるから、縦坑で賢者の石を拾ったのがハインケルに変更されていたんだよねっ。
ふふふ。いい仕事してる。
  
 
 
・「どうしてハインケルさんがこれを」
この台詞も完全な疑問系ではないの。
賢者の石は何でも望みが叶う憧れの石。
だけど同時に、ひとの命を使う忌みの石。
そのふたつの気持ちがない交ぜになって、この言葉がある。
 
喉から手がでるほど欲しいって気持ちと。
そんな悪魔の石はハインケルに持っていて欲しくないという気持ちと。
それらが、うわーっっとアルから溢れてた。

それでいて。
「賢者の石、確かにこれがあれば勝てるかもしれない」
という人を守る為の冷静な判断力もある。
 
このゆらぎの演技がすっごくいいのっ。すっっっごく好きっ。
 
ハインケルの提案は、アルが賢者の石を使いやすいように言ってくれたおためごかしだと思ってる。
けど、アルはそのハインケルの気持ちも承知のうえで使ったのかもしれない。
自分達だけが、お綺麗なままでいたら戦いに勝てない。
5月号のガンガンを読んでそう思った。
 
 
 
・EDのイントロ
EDのイントロの入り方に、うわーっとなった。
カッコいいなぁっと思った。

でもその反面。
先週までだったら、ここで「瞬間センチメンタル」のあのイントロが来てくれたのになぁ、残念だなぁと思ってしまったのもホント。
 
しかも。「いい 非常にいいですよ アルフォンス・エルリック」の直後に歌が来なかったのに、実は内心コケてた。

だって。あそこからでも入れそうな曲の流れだったんだもの。
ていうか、私の中ではもうそこに焦点合わせてテンションあげていたのに。
ずらされてしまったという。どんな放置プレイ?(爆)
 
この曲のイントロ部分のコード進行は、4小節でひとくくり。ずっと同じコードで回ってる、と思う。
それが壊れるのがこのキンブリーの台詞の部分。
歌で言うと「重ねても何かを」の部分ね。
こっちはあれがカラオケだなんて分からないから、普通にイントロだと思って聞いてる。
そこでコード進行が変われば「さあここから入るよ」って、気持ちのうえで深呼吸して歌が入るタイミングを待ってしまう。
なのに歌は来ず。
 
実際に始まったのは、その2小節後。「許せずにいた」のメロディーラインの直後だった。
歌を知っている人にはその部分がちょうど切れ目に聞こえるんだろうけど。
 
むー。
私は、大縄跳びに入りこそねて立ち往生してしまったような。そんな気分になってしまったよ。
 
 
 
・EDの視点
アニメ誌読んだけど。
やっぱりホーエンハイム視点って答えてましたね、入江監督。
うん。
この歌をしょこたんの意図通り、エド視点で作るとホーエンハイム死んでる事になっちゃうもんね(笑)。
だから、エドがワンカットで文句のある方は、入江監督より、しょこたんに文句を言った方がいいと思うよ(笑)。
というのはさておき。
 
こんな事書いてるけど、歌、単体としては気に入ってますよ。
前にも書いたけど、歌詞がすごく丁寧に考えて作られてると思ってる。
「何かを許せずにいた」、とかすごくない?
「誰か」じゃないんだよ。
こういう言葉が紡げるのって素敵だなって思う。
 
ただ「エドとホーエンハイムの関係」という縛りを与えてしまうと首を傾げてしまうだけ。
 
それも入江監督が「ホーエンハイムと賢者の石の関係」という視点を見せてくれた事で、すごく鋼らしい歌になった。
 
入江監督の特徴なんだろうなぁ。
入江監督はいつも、こっちが思いもよらない視点で鋼を魅せてくれる。
だからそこに新しい発見がある。
いつも「我にしてんを与えよ」って言葉が過ぎる(って字が違うからっ・笑)。
 
人のものを見る視点って、面白いなぁって思うよ。

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