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ガンガン2010年7月号 鋼の錬金術師第108話「旅路の果て」ネタバレ感想 その2

・「なんでお前がそんな事言うんだよ」
この台詞に驚いた。
本当に? 本当に分からなかったの?
充分伝わってたじゃん。
  
エドが殴ったって殴り返さなかった。
怒鳴ったって「お前がそう思える人間でよかったよ」って笑ってた。
エドとアルの加勢に無邪気に喜んでた。
  
全部愛してるからでしょ?
  
エドとアルの人体錬成で錬成されたものの正体が何なのか?
直接言っても反発するだけ。だから。
立ち聞きしているのに気が付かない振りして、ピナコに話題を振った。
エドの性格は分かってる。
ヒントさえ与えれば、あとはきっと自分で気が付くから。
荒療治だろうと、その時どんなに辛い思いをしても、呪縛から解放されると信じてた。だから道を示した。
 
いつだって、大切に見守ってた。
 
なのに。
エドは、ホーエンハイムを対等な仲間としかみていなかった?
いや正確には、ホーエンハイムがエドを対等な仲間としか見ていないのだろうと、エドは思っていた。
だから、こんな言葉がでる。ひどい台詞。
もしホーエンハイムの台詞をアルが言ったのなら「なんで」なんてきっと聞かない。
分かるから。大切だから。愛してるから。家族だから。
自分に出来る精一杯をあげたいんだ。
  
朴さんがインタビューで答えていた「エドは認めさせたいと思っているのかも」に頷いた。
   
ホーエンハイムが家を出た日、彼は自分達に何の言葉も残さなかった。
眼鏡に隠れて、その奥の目に自分達が見えていたかどうかすら分からなかった。
  
父親にとって自分は透明人間のようなものだと、そんな風に思ってしまったのかもしれない。
いてもいなくても変わらない、関係のない存在。
だから父親に、自分の存在を認めて欲しかった。
そうなのかもしれない。
 
ホーエンハイムを本当に嫌悪していたなら、書斎にだって錬金術にだって近づかなかったはずだ。
坊主憎けりゃなんとやらだ。
本当に嫌いなら遠ざければいい。
錬金術師になんてならない。そんなものとは無関係の暮らしを送ればいい。
思い出すきっかけになるようなものを片っ端から排除すれば、心に安寧が訪れ、いずれ記憶も風化する。
 
なのに、何故自分か足を踏み入れた?
 
母さんが喜んでくれたから?
違う。その前から、二人は書斎に入って錬金術の本を読んでいたじゃないか。
  
無意識にホーエンハイムに近づこうとしていたんじゃないのか?
自分は透明人間なんかじゃない。
自分はここにいる。こっちを見ろよ。
いつだってエドはそう叫んび続けていたのかもしれない。
 
だから叫ぶのに必死過ぎて、ホーエンハイムがいつのまにか隣りに立っていたことにすら、気づけなかったのかもしれない。
 
 
 
・「お前達が何より大切なんだ」
実はこっちが先に泣いてしまってエドが泣いたのに最初気づけなかったです。
「言葉にしないと伝わらない」って。昔ウィンリィが言った言葉がふいによみがえった。
「お前達が何より大切なんだ」
ずっとずっと聞きたかった言葉だと思う。
二人ぼっちで寂しかったことも、ちゃんと分かってくれた。不在の日々を謝ってくれた。
今まで欲しかった言葉を全部くれた。
  
ホーの殺し文句を読みながら、脳内ではずっと朴さんの声でエドのモノローグが補完されてましたわよ。
113ページと114ページの間には。きっとこんなエドのモノローグがあるんだっ。

おい、アル。聞こえたか? 
あのクソバカ親父が オレたちのことが一番大切なんだってよ。
バッカじゃねぇの? 
どの面下げて言ってんだよな。さんざん放ったらかしにしてたくせに。
オレたちの何を知ってるってんだよ。笑えるだろ? 
なあ、アル。アル? 
お前だって聞きたいだろ?
(ここら辺からエドの頬に涙)
聞きたいよな。
お前にもオレが聞かせてやるっ。絶対。絶対っ。
(エド滂沱)
「バカ言ってんじゃねぇよ クソ親父!!」
 
これが正しい流れです。うん(爆)。
 
 
 
・鋼の錬金術師最後の錬成にな
アルがエドの為に錬成し、エドがアルを取り戻す為に錬成する。そしてエドは錬成出来なくなり、最後、二人は旅にでる。

これだけ書くと、水島版とまったく同じに聞こえるっ。
すごいなぁ。水島監督はこれをすべて知ったうえで、その意味する処を変えてあの物語を作ったんだよなぁ。
きっちり使いつつ、原作踏襲を匂わせない。
プロの技だ。
 
普通そこを感動する処なんだと思うのだけど、友人のTつさんは、流石だった。
「すごいな、水島監督これを5年間隠していたなんて」
そこかよ!!!(笑)

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コメント

またお邪魔いたします。
エドはホーエンハイムの自分たちへの想いはちゃんとわかっていたと思います。
あれだけの行動があって、わからないはずはない。
自分たちは置いていかれたと思っていて、それを認めたくはなく。
自分たちの知らなかった事実を聞かされて、アルは素直にそれを受け入れられた。
でもエドは、素直になれないし、あっさり認めたくはない。反抗期的なものもあるのかもしれません。
だから『親父』とはずっと呼ばないけど、アルのために残った自分を使えと言われて、降参するしかなかったんじゃないかなぁ。
自分自身よりも、自分たち兄弟がどれほど大事なのか、突きつけられて。

あの状況でも殺さない覚悟を貫いたのは、エドとアルの信頼と繋がりだからだと思いました。
エルリック兄弟、大好きです。

色々と、りほさんの感想を拝見させていただくと・・・
「ハガレン、いい話じゃないか」と改めて気づかされました。

やっぱり私はどうしてもマスタン組からの視点で見ていて
エドとホーエンハイムも、お父様とホーエンハイムも
本来は一番の中心である部分に対して”他人事”で読んでいるなぁと思いました。

りほさんのお陰で、なんのかんの言いつつ
お父様もホーエンハイムもエドも好きだなぁって
そういう気持ちになりました。
ありがとう!←なんか変?!w

>こんたまるさま
ほおぉ、そうとりますか。
私は、そっちはFAのエドがそうなるのかなぁと思ってワクワクしている最中です。
ホーと再会した時とか、FAのエドはよりその辺りを強調して描かれてますよね。
ですからこのシーンをFAではどう描かれるか今から楽しみです(でもそれは最終話になるわけで…しょんぼり)。

私もエルリック兄弟大好きですっ。

>真朱さま
わーい、真朱さまに褒められちゃった(え? 違う?)
みんなに自慢しちゃおっと(←照れてるらしい・笑)

あれ?
>お父様もホーエンハイムもエドも好きだなぁって
アルは? ねぇぇぇアルはぁぁぁぁ??? 

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