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63話の感想、先にこれだけでもっ

62話感想をまだアップ出来てないんだけど。まずこれだけ言わせてっ。
 
大満足の最終回でした。ええ。(え? 最終回じゃない? 実質最終回じゃん)
こう言える自分が嬉しい。
いやもうなんつうか、原作108話で私が不満に思っていた部分のそのほとんど全てが改修されていると言っていいっ。
ブログに書いた不満や、26日のオフで言ってた不満がもう、本当に見事なくらいに改修されて。
ああ、もうコンチクショウ、嬉しくてしょうがないっ(笑)。
 
いままで友人に、りほさんが諸手をあげて気に入っている時点でFAはマニアックだの。
りほさんが入江監督と波長があってるからだの、さんざん(いやそれは誇張)言われて来たけど。
いやもう今回これほどまでそれで良かったと思った事はないですよ。
他の人がどう観たかなんてこの際知ったこっちゃないです。不満のある方ごめんなさい。
でも、今、自分めちゃくちゃ幸せだから。ごめん。
 
あああ、もう本当に嬉しい。ありがとう、ありがとう、入江監督。
 
やっと、本当にやっと、私の中で「鋼の錬金術師」の最終回が胸にすとんと落ちてきた。
アルが戻って来てくれた事に、やっとまともに泣けた。
いやマンガでも泣いたけどさ。泣き方が違う。
ぱたぱたとキーボードに涙が落ちるまで(PCで観てるので)自分が泣いていた事にすら気付かなかった。
嬉しかった。
ちゃんと「鋼の錬金術師」の最終話を愛せる自分で良かった。
  
以下、自分的に補完されて嬉しかった部分。 
 
 
・賢者の石を使いたいと思わないのか、その躊躇が見たかった
  
FAは、右腕を叩きつけるのも台詞もほとんど変えてない。
だけど。
リンに賢者の石を使えと言われて、拳を叩きつけるにはその力は弱く。
そしてずっとその間映しているのは右腕だけ。
ここだけが違った。
  
そうだ。右腕があるからなんだ。
この右腕は、アルが賢者の石を使わずに自分に与えてくれたものなんだ。
これがあるから。
アルはエドとの約束を守ったから、エドはアルとの約束を破れない。
右腕が、賢者の石を使わせない枷になってしまった。
だから、その右腕が、躊躇すら許さない。
アルと約束したからじゃない。アルが約束を守ったから破れないんだ。
 
だからホーエンハイムの台詞に怒る。
ホーエンハイムが命を差しだしたからではなく。
賢者の石を使わない方法、使わない方法と自分が必死で考えているのに、またその話をぶり返したからなんだ。だから「さんざん」が殊更強調される。
エドは、そこから思考を遠ざけようと必死なんだ。
だからエドの涙は二人の為のものになっていた。
ホーエンハイムの父親としての言葉が嬉しかった息子として、そしてアルとの約束を守りたくて必死な兄貴として。
アルの為に泣いたとも取れる。そう描いてくれた事が本当に嬉しいの。
  
方法が浮かんだあとのエドの表情がずっと嬉しそうなのが好き。
アルが助けられる方法を思いつた事が嬉しくてしょうがないんだ。
62話で、アルがエドを助ける方法を思いついた時嬉しそうな声だったのと呼応してる。
 
  
 
・いらないものとアルを引き換えの等価交換が理解出来なかった
 
錬金術を捨てるのはあくまでもオマケであってただエドは、自分の真理の扉だから自分の自由にしていいはずだ、という理屈。
アイデンティティとか、存在意義とか。そんな難しい事は関係ない。
すごくすっきりと分かりやすく理解出来た。
  
御大層なものだって、その価値を分かっているから差しだした。
例えば宝石に価値があると分かっていても、自分にとっては不要ならそれはただの石でしかないように。
だったらそれを有効利用させて貰う。そんな理屈。したたかさ。
 
うん、だから「みんながいるさ」もはじめて納得出来た。
錬金術と引き換えにアルを取り戻すはずが、何故まるで、錬金術とみんなが引き換えみたいな台詞になってしまったのか、それが納得いかなかったのだけど。
アルも取り戻せて、さらに「みんながいる」。いわばこっちはおつりなんだ。
エドにしてみりゃボロ儲け。濡れ手に粟だ。
 
うん、私の好きなエドがいた。聖人君子なエドじゃない。
「すなわちオレの総取り」のエドだ(笑)。
大雑把で、不遜で、どんと構えていて、辛い事を鼻で笑う。そんなエドがいる。
 
 
 
・エドとアルとのハグが見たかった。そこまでは無理でも、エドがアルに触れたのがウィンリィに抱きつかれたあそこだけだったのが切なくて寂しかった
 
置き上がったアルを、エドの右腕がずっと支えていた。
鎧の間アルの魂をずっと支えていたエドの右腕が、今は身体を取り戻したアルをきちんと支えてる。
もうこれだけで涙が出た。
そうだよ、ホントにこんなささいな事で良かったんだよ。荒川先生。
別に腐女子的とか関係ない。
エドがちゃんとアルのお兄ちゃんとして隣りにいて支えてる、それだけで嬉しいんだ。
  
アルの方がエドよりずっと背が低いのにもちょっと萌えたっ(笑)。 
 
 
 
・ホーエンハイムに、フラスコの中の小人という憐れな存在を産み出した罪を認めて欲しかった
  
フラスコの中の小人の最期の台詞に、はじめて、ホーエンハイムは、彼があの頃の奴隷23号の映し鏡だった事に気が付いた。
「なにものにも縛られず、自由に広い世界に」
なにものにも縛られたくなかったのは奴隷23号。あの暮らしから抜け出したかったのも奴隷23号。
この持ってき方は本当に美しかった。
だからこそ、彼の望みは薄っぺらだったんだ。
彼は神になりたかった。しかし神になって何をしようという考えはまったく無かったこの不自然さ。
  
それは、奴隷23号が、知識があれば偉くなれる。偉くなればいい暮らしが出来る。
その程度にしか考えていなかったあの頃のホーエンハイムの血によって作り出されたからだったんだ。
実際そんなシーンあったか? ってのはさておき(笑)
この落とし方はホントに綺麗だ。
  
  
  
・物語のラストにカタルシスはあって欲しい。悲しい事があるからこそ幸福な今が光る。だからホーエンハイムの死をもっと丁寧に描写して、一度そこで話を切って欲しかった
  
これも報われた。はじめて「レイン」に歌詞に納得した。
あれもホーエンハイムの歌だったのかよっ。
しかもやっぱりエンディングなんだ(笑)。
そしてこれなら、雨という題材もしっかり的を射たものになる。
雨=災難・不幸 ええ、間違っても失恋じゃないですね(笑)。
  
今日、友達と話をしていて、水島監督は使いたい歌は是が非でも引っ張ってくるけど。
何故入江監督はそれをしない? 勿論どんな歌を持って来られようとその技術で迎え撃つ実力は認めるが。
みたいな事を話ていたのだけど。
これはやられたわ。
確かに本当に雑誌インタビューで答えていた通り、レインは「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」(をホーエンハイムの視点から見た場合・笑)のエンディングに成り得る歌詞だったんだ。
はじめて認める事が出来たよ。あの歌詞限定だけどね(爆)。
  
  
  
以上、あーもう、ホントにすっきりした。
やべ、こんなに書いちゃったら、あとで正式に書く意味なくなっちゃうよ(笑)。
 
 
残る補完して欲しい箇所は、アルがエドの目の前で何か食べる処が見たいんだよなぁ。
だって、私はエドに感情移入して観るから。
エドの目線から、アルが食べている処が見れなきゃ、私が見た事にならない。
エドを通して、アルが食べる様子をにやにやしながら私が見たいんだよ。
神の視点で観覧したいわけじゃないんだ。

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コメント

えぇ、とっても良い最終回でしたねw

私も生アルの隣にエドがいて支えてるー!って思いました。
あれガンガンはそんな描写だったかな?と思って、りほさんの感想を読んで「あ、違うかったんだ…」と思いました。
でもエドが支えてるのって、本当にすごく自然ですよね。


最近のハガレンを見てて、大佐の声が違うことなんてどうでもよくなってました。
このアニメを毎回欠かさず見れて良かったなぁ、と本当に思います。

後は何年後かの写真を、アニメでどう処理してくれるか楽しみにしてます。
渋くなってる大将(ですよね?)が楽しみです。←やはりソコ?

>もりそばこさま
ですよねーっ。原作でも、お兄ちゃんしてるエドが見たかったなぁ。

渋くなっている大将ですか(笑)。やっぱり写真なのか、それとも動画になっているか、果てさてっ。
個人的には、本当に目を治したかどうか微妙な処で判断しづらい絵を希望!。

おじゃまします。自分もこの63話の描き方に感動しました。りほさまの着眼点素晴らしいです、エドの右腕に対する気持ち。アルは兄が連れだしてくれることを99信じて、閉じられた空間の肉体に戻った。でも1パーセントは無理な場合もあると、そのことに対する覚悟はあったと思う。それでも兄を助けたかった。だからメイに頼んであれをやった。兄はその弟の気持ちに答えねば、勝たねば、連れ戻さねばと気持ちを奮い立たせた。結果戦いに勝ち、命の次に大切なものを支払ってアルを連れ戻した…完璧な流れですね。
後一つだけ書かせてくださいね。エドが、父の申し出に怒るのは、「父さんの命だってオレにとっては大事なんだ、それをわかってくれよ」というじれったさもあったのでは?

>夏椿さま
ふふふ、大丈夫。
エドの、ホーエンハイムへの気持ちについては、きちんと感想に書くつもりでいますよー。
ホーエンハイムに向けた、捨てられた犬みたいなあのエドの表情がいいんですよねっ。
少々お待ちをっ。

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