« 署名は投函しました | トップページ | 鋼の錬金術師FA 第62話「凄絶な反撃」感想 ネタばれあり(原作ネタばれ含む) »

鋼の錬金術師FA63話と、鋼の錬金術師108話の狭間で(両方のネタバレ含みます)

ちょっと思ったのだけど。
最後の錬成をしたエドの前にいた真理の声は、ふたつともエドの声だった。
アルの肉体に魂が入った事でシンクロが解けたから、エドの真理からアルの声が抜けたのか、と思ったのだけど。
あれ? ちょっとおかしいぞ?
ってことは、エドの真理だと思っていたあれは、アルの真理でもあった、そういうことになる。
シンクロしていたというのはつまりそういうことで。
じゃあ、アルの扉の前にいたあの肉体は何だったんだ?
 
あれはアルの真理じゃなかったって事じゃないかっ。
 
つまりこういうこと。
エドとアルの2人の血を使って錬成したことによって、エドの肉体とアルの魂はシンクロした。
それは真理も同じで、真理もまた、エドとアルがシンクロした状態だった。
 
人ひとりに対し扉がひとつなら、真理1人に対し扉もひとつでなければならない。
けれど、2人がシンクロしたことによって。
真理1人に対し、2つの扉、という事態になってしまった。
扉の番人が1人足りなくなる。
 
だから、アルの肉体は全て引っ張られた。
 
一の質量からは、一の質量のものしかうみだせない。
なのにエドとアルは、ニの質量に対し、一の質量の「真理」という状態を作り出してしまった。
だから真理の扉の番人として、もう1人分の質量を埋めるために、人一人分の質量が必要だった。
 
それがアルだったのは単純に、アルが先に持っていかれたから。
何故アルが先だったのかは・・・・・・何かな? そこにも何か理由があるのかな。
 
もしエドの血だけ、あるいはアルの血だけだったら、こんなに多くを引っ張られる事も無かったって事になるんだなぁ。
 
別に真理はいつだって正しいわけじゃない。
アルが母親のぬくもりが欲しかったからそれを奪ったわけじゃない。
前にもロイの事で書いたけど、割とシステマティックに機能している。
 
そうなると、アルの方が代価が多かった分真理に近いと言っていたエドの言葉は、やっぱりブラフって事かなぁ。
 
アルの肉体に魂が入った状態で、エドの真理からはアルの声が抜けていて、じゃあアルの真理はこのタイミングでどこにいたんだ? という疑問は残るけど。
アルの側からのシンクロは解けたけど、エドの側からのシンクロはまだ解けきれていないという、錬金術施行中のアンバランスな状態から来た齟齬ではないかと。
えーと、キャッシュが残ってるんで、リロードすれば直るとかそういうハナシ(笑)。
 
 
さてここで。残る疑問。
エドの左脚はドコへ行ってしまったんだろう?

アルの真理の扉の前にあったりとかするんじゃないかな、ってそう思ってる。
だってそうすればさ。
 
もし万が一また同じような事が起きても、エドの肉体の一部でもそこにあれば、自分の精神を辿ってアルを向かえに行ける。
 
咄嗟に保険をかけた。
そんな風に考えたほうが。うん、すごくエドらしい。
錬金術が使えなくなるって言われた矢先なのに。分かっているつもりが、今までの感覚でついやってしまった。
いやそこは錬丹術で、とか思ってたり(笑)。
  
だからアルが負担に思わないように、アルにはナイショ。
戒めとかのろけとかが嘘とか言わないけど、あれはちょっと後付け。
 
そんなだとしたらいいな、って思って。そう考えるとエドの機械鎧のままの左脚が愛しくなった。
 

« 署名は投函しました | トップページ | 鋼の錬金術師FA 第62話「凄絶な反撃」感想 ネタばれあり(原作ネタばれ含む) »

コメント

こちらではお久しぶりです。礼です。
署名、お疲れ様でした。
署名させて頂いた当初は、オンラインとかはまあ見られないよりマシって感じだよなーと思いつつのものでしたが、ほぼ同じぐらいに鋼だけ再掲載の情報を聞いて、心底署名活動のご連絡を頂いて良かったと思いました。

鋼は最終回なんだから、むしろどうでもいいんです。連載の中で丸一ヶ月見られない話があるって、継続して月刊誌を買っていた読者にとってどれだけ大きいか分からないんでしょうか。

これが鋼の連載中だとして、鋼はひと月分読めなかったら、話が分からなくなっちゃってもおかしくないですよね。本当に鋼以外の作品や読者をどう思ってるんだ!って切れそうになりましたよ。
もし自分が小中学生くらいだったら出版社や編集部に抗議するなんて思いつきもしなかったでしょうから、そういう何も言えずにいる読者層のことを思えば思うほど悔しいです。

さて、記事から離れたことばっかり書いてますけど(笑)
兄さんの左足はどこへ行ったっていうのは凄く気になっていたので、保険説に大拍手です!
真理の扉と一緒に真理君も消えちゃって、足だけ残れるのかとか、あの空間ってどうなってるのとかとかいろいろ思ったりするのですが、「真理」が消えたからって混線も消えたとは限らないのか(萌え的な意味で 笑)と思えば保険説は面白いしアリだと思います!
思えばウィン云々はとってつけたような理由ですもんね。ウィンだって戻れば絶対喜んでくれるはずですもん。もちろん他にも色々メンタル的な理由がつけられなくはないですが、どうせメンタルならむしろ混線残したいがための左足だとかそういう話を書きたいです!(え、そっち?)夏にそういうコピ本が出てても許して下さい(笑)

はじめまして。
今までコミックとアニメとDVDをこつこつ追いかけてきた者です。
この最終回に向かう熱気に煽られ最近になって感想・考察サイトを徘徊するようになりました。
さらっと流して読んだり視聴する質なので、思いもしなかった解釈や気付きなど非常に助かっています。

さて『真理』ですが、63話を見て私が思ったのは、『あぁ、最初に全ての答えを提示してあったのね』って事です。

私はお前、ですね。

真理や神と呼ばれるものは内なる自分というかそんなものだと。
私達が普段自問自答というか、内なる自分としているの対話が
ハガレンの世界では錬金術なのかなぁってね。
だからみんな真理の扉を持っている。

で、エドとアルは混線した状態だったので
本来なら一つの白い空間に一人の真理と一つの扉のところ
一つの白い空間に二人の真理と二つの扉だったと。
そして真理は本人の失ったモノを可視化して存在する。

だから、エドの真理は右手左足でアルの真理は精神と肉体で、
あのアルの姿をしたものがアルであり真理なのかな。
アルが沢山持っていかれた理由はわからないけど
案外お父様の解釈がイイ線いってるのかな。

母への思いはあっただろうけど
良くない事とは知りながら
自分を主張せず(子供だったとはいえ)流されるように人体錬成をしたからかなぁと
今では思います。

エドの足についてはあの時錬成したモノを返してないから
取り戻せなかったのかなぁと思ったし
グリードじゃないけど、アルを得てもう充分って思い
取り戻さなかったのかなぁとも。

いずれにせよ『アルが戻ってよかった』でいっぱいだった私は
あまり深く考えていませんでしたので
保険説は面白いと思いました。

長々と失礼しました。

初めまして^^
考察拝見させて頂きました。
混線はかなり新しいですね!自分には全くなかった考えでしたので、すごく興味深く読むことができました。

エドの左足に関しては真理を得た代償だったので、やはり戻ってこなかったのでは?と思います。
確か母親を練成しようとした時、等価交換の対価として支払われたものは
・母親のようなイキモノ(アルが一瞬入ってたヤツ)=材料
・エド&アルの真理=エドの左足とアルの全て
・アルの魂を練成=エドの右腕
だったかと。

恐らく今回、アルを取り戻すために支払った対価が「真理の扉」というのが話がややこしくなってる原因のような気がします。
対価はあくまで「扉」であって「真理」ではない。
あのあとエドが記憶喪失になった描写もなかったことから、真理そのもの(手を合わせて練成するための知識)は失っていないのだろうと思います。
ただし、扉がないため錬金術をこの世に発現させる力、つまり真理を使えなくなった。故に錬金術はもう使えない。

そう考えるとしっくりくるのかな~?とw
長文になってしまって申し訳ありません。

ただ、そういう考え方もまた面白いかな、と思います。
それでは。

>礼さま
はい、こちらでは、お久しぶりです。
いつもサイトに伺っているので、全然お久しぶりな気がしないですが(笑)。

くだんの件では何度も記事に取り上げていただいたのに。
こちらからお礼にもあがらず失礼いたしました。
ホントに何考えてるんでしょかね、スクエニは。
今のところこれといったリアクションはいただいていないのですが。
 
さてさて。保険説御賛同ありがとうございます(笑)
いや、一応シンクロは解けちゃったあとですので。
目印に置いてきたというか。ビーコン?(笑)
 
単純に、自分がエドだったら絶対何か置いていくと思ったし。
物語的にも結構オーソドックスだと思ったんですが。
それで、何でエドはそれをしなかったんだろ? と不思議に思って。
あ、そういえば! ってな具合だったんですが。
結構ネタとしては、美味しいですよねっ。

「夏」と言っても、礼さまの場合は夏コミじゃなくて、インテですね。ふふふ、新刊、お待ちしてますっ。

>てんてんさま
はじめまして。
パーフェクトガイドブック3によると、「真理は生命ある者全ての肉体に存在」するものらしいです。
そして108話では「真理の扉は全ての人間の内に在る」とも。
なのであの白い空間は、自分の肉体の中かもしれません。
そういう意味では、自分との対話というのは至極もっともなのかも。
 
そのうち記事に書こうと思ってちょっとまだ温存中なんですが。
朝日新聞での荒川先生のインタビューにこんな文面があります。
 
「主人公が得たものは何かから考えていったとき、要らないものがあることに気付いた」と荒川さん。「主人公のアイデンティティーと呼べるものでした。存在意義を代価にしたということです」
 
アイデンティティほど言葉が独り歩きしたものってないので、荒川先生がどういう意味で使われたのか判断の付かないところなんですが。

ここのリンク先とか面白いですよ。
http://www.st.rim.or.jp/~success/ident_ye.html

アイデンティティとは、簡単に言葉で表現しえない無意識の領域にあるある種の感覚なのである。そしてそれは己と他者を明確に分かつ尺度であり、暗く長い人生の道標のようでもあり、物言わぬ導師のようでもある・・・。

真理とはアイデンティティそのものなのかもしれません。
 

>しゃむさま
はじめましてっ
結構自分の中では、セオリーっぽい発想だったつもりなんですが(笑)。
興味を持っていただけたのなら嬉しいです。
 
FA64話の感想の中でも書きましたが。
アルの台詞が「取り戻す気は無かった様です」とあるので「取り戻す気さえあれば取り戻せた」って事だよねと私は受け止めました。
真理の台詞も「持っていけ すべてを」でしたしね。
  
もともと本来アルが払うべき通行料はエドと同等に、腕一本、足一本レベルだったものを余計に支払っていたわけですし。
シンクロが解けたなら、その余剰分も差し引かれるかもしれない。
さらに、見ただけで足一本持っていかれる処を、それを丸っと全て差し出すのだから。
対価として、エドの足一本分くらいは十分に賄えるんじゃないかなぁ、と(笑)。
 

>そう考えるとしっくりくるのかな~?とw

うんうん、しっくり来ますね。
真理の言葉に「真理の扉は全ての人間の内に在る それは全ての人間に錬金術を使う力があるという事だ」とあります。
つまり、真理の扉=錬金術を使う力
地殻エネルギー以外にも、真理の扉が存在しなければ錬金術は発動しないらしい。
このふたつが科学反応を起こして錬金術のエネルギーにへ変換されるのかなぁ、とかちょっと色々考えられそうですね。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

« 署名は投函しました | トップページ | 鋼の錬金術師FA 第62話「凄絶な反撃」感想 ネタばれあり(原作ネタばれ含む) »