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鋼の錬金術師FA 第60話「天の瞳、地の扉」感想 ネタばれあり(原作ネタばれ含む)

単純にこの手のタイトル好みなんですよ。
「天○○、地○○」って。
成田美名子の「天の神話 地の神話」とか、高橋美由紀の「天を見つめて 地の底で」とか。
合唱曲の「空駆ける天馬」の「♪地の声を携えて 天の声を訪ねに」の部分とか好きだったなぁ。
あいにく、「天の華 地の風」や「天の神話 地の永遠」は管轄外でしたけど。
 
ということで、このタイトルだけで原作既読者は今回がどこまで描くつもりでいくか腹積もりは出来ていたはずなんですよね。うん、分かっていたはずなんだけどなぁ。

つうことで感想行きますっ。

・ブロッシュ軍曹
やっとご登場~。長かったなぁ。
しかも、交渉も何もないまま、あんな事に…。
 
 
 
・私の腹の中だ
黒いいくら?
いや、ちょっとようつべで筋子で作るいくら丼を見たばかりだったもので(笑)
 
 
 
・行ってみっか
あ、舌出さなかった。
お気に入りサイト様が、原作のそこをいたく気に入っておられたので、今頃しょんぼりしてるかなぁと思ったら、やっぱりでした(笑)
 
 
 
・「不老不死(きゃ)いただきます」
シャオ・メイよ、なんて緊張感のない(笑)
 
 
 
・大総統
「地位も」で金歯野郎
「経歴も 生まれも」で大総統候補
「人種、性別、名前」でスカー。
このカットがいいなぁ。
そしてこれ。
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原作ではここだけ逆光のような効果が入ってる。
でも、いきなりここで光源をふたつ作るわけにはいかないもんな。
狙いすぎって分かっちゃいるけど、敢えて原作にこだわったいい効果を作ってる。
 
 
 
・「ああ やっと辿りついた」
そうか、FAの大総統はここで笑うんだ。
 
原作では、その境地に「大総統が辿りついた」ことに感嘆の声が出たのだと思っている。
けれどFAはもしかしたら違うのかも。
自分にそう言わせる処まで「人間が辿りついた」事にも喜んだのかもしれない。

人間が彼に刃向かうなど、彼の前に敷かれたレールには無かったはずだ。
なのに人間は彼の喉笛を掻き切ろうとここまで来た。
そうだよ。奴は腹が立つ時ほど笑うんだ。
 
  
 
・大総統vs.スカー 
戦いはじめてすぐ気づいた。
大総統の動きにキレがない。
2代目グリード(リンは目覚めてなかったからグリリンとも言いがたく…)と初めて戦った時、目が追いきれなくてスロー再生して、一時停止してやっとその動きの流れが分かったくらいなのに。
全然そんなスピード感がない。
精彩を欠く。全部見切れてしまう。
え? 嘘だろ? どうしてこんなに遅いんだ?
最強の目はなくとも、自ら鍛え上げた身体能力はそんなもんじゃなかったはずだろ?
……もう……それほどまでに、大総統の体は限界まで来ていたんだ。
彼が得意としていた間髪を置かず反撃の隙を与えない俊敏さは見られない。
大振りで腹がガラ空きになった処で、身体を屈め懐に入り込む。
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この攻撃はフー爺さんの時と同じ。
なのにスカーに致命傷を与えられない。
  
すべてがガムシャラな力押しと言っていい。
もうどちらの能力が上かなんて問題じゃない。
ただただ、気迫だけ。気迫負けした方が負けなんだ。
 
 
 
・「そうだろ 俺がこんなものを使うなど」
その声には確かに高揚感が感じられた。
成し遂げた事、達成感に打ち震えるような響き。 

自分が今正しい道を歩いてる事を実感出来る嬉しさ。
自分にも出来る事を見つけた事への喜びに震えていたんだ。

あ、次の台詞がまさに「自分に何が出来るかずっと考えていた」だ。
彼もまた辿りついた者の一人なんだ。
 
  
 
・アル
腕で庇うのと、滑り込むのと。
見た目のカッコ良さでは、腕の方がカッコいい。
でも、確実に助けようと思ったら滑り込み。
どっちも好きだけど。
そうか、アニメだと笑って安心させる絵が入れられるんだ。
でも、この三日月目になるのって、やっぱちょい可愛ゆくないなぁ。
 
 
 
・「チビの攻撃パターンは分かるんだよ」
原作はエドの蹴りを身をかがめて避け、片足でバランスを崩している処へ一気に懐に入り攻撃をしかけようとした。
まさにチビの戦い方だよな。うん、分かりやすい。
 
FAは変化球。チビ相手だから薙ぎ払っても届かない。そこへうぞうぞをしかける。
 
チビが戦う場合のセオリーに則った攻撃方法を想定したのが原作。
錬金術が使えるチビの自分ならこうするはずと、攻撃方法をトレースしたのがFA。
 
 
 
・グリード
ここから先の展開を分かっているのに、一瞬マジで助かった、って思っちゃったよ。
 
 
 
・「ひとつの生命体と考えたことがるか?」
アニメの説明台詞ってこうも簡単に右から左に流れちゃうものなんだ、って実感した。
原作の時、ああも気になって仕方無かったフラスコの中の小人の台詞を完全スルーしてしまったよ。
「地球」って言葉使ってた? 使ってなかった? 聞き直しても他に気を取られてつい聞き流しちゃう。
それを5・6回繰り返してもう、限界っ。
最後にはコミックスを引っ張り出して、一言一句をチェック(笑)。

結果はまさにピンポイント。「地球」が「この星」になってました。いえいっ。
 
アニメって、視聴者が立ち止まれない媒体であると同時に、視聴者が立ち止まらない媒体でもあるんだ。
なんかすごく実感した。
ずるいや(笑)。
 
あれは発動させるまでの間を繋ぐ、前口上。
それが本当に理に適ってるかとか、そんな事はどうでもいい。
ただ何かもっともらしい御託を並べて、さあ今から発動させるんだぞっていう雰囲気が伝われば内容なんて関係ないものだったんだ。
 
そして。何度も聞き逃してしまった理由。
この口上の冒頭以外、色んなキャラクターのカットが登場し、お父様を映していない。
あれはおそらく、あの口上から視聴者の気を反らす為に、わざといろんなキャラクターをここで見せているんじゃないのか?
視聴者の集中は耳ではなく目。
あえて、あの口上を聞き逃させるくらいのつもりでこれらの絵を配置したんじゃないだろうか?
 
 
 
・国土錬成陣発動
やっぱりこの曲で来るんだ「Lapis philosophorum」。
アイザックの再現だ。
FAの1話をね、なんだかすごく思い出した。あの時もこの曲だった。
演出が少し似てる。
山々の間をかける錬成陣。あの時は建物の間を氷が駆け抜けてた。
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そしてどちらも赤い錬成光が立ち上る。
 
だから。もしあの時に、て思ってしまった。
もしあの時、本当に中央司令部を凍結出来たなら。
もしあの時、ロイやエドに大総統の企みを告げる事が出来たなら。
こんな結果は迎えなかったかもしれない。
原作通りなんだからありえるわけない。
分かってるんだけどね。
 
この後の展開も全部分かってる。彼らは死なない。
ちゃんと生きてる。分かってるくせに。
それでも、今までずっと観て来た彼らだから。
やっぱり泣けてしまった。
 
 
 
・太陽からの腕
原作では引き寄せていたけれど。
FAは手繰り寄せている。
蜘蛛の糸を昇る「杜子春」のように見えた。嫌だから何ってわけじゃないんだけど。
 
 
 
・予告
この絵だけが分からない。これっていったい何なんだ?
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