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ぱふ2010年9月号 インタビュー 感想1

「おもしろくないもの描いちゃったかな」
何よりもその言葉がショックだった。
それは、プロが絶対、外に向けて言ってはいけない言葉だと思ってる。
  
しかも、キャラクターが「勝手に動いた」結果、ロイがエンヴィーを殺さなかった、という結末に対しての言葉だったのだから。
これじゃあ。

面白くないものを描いちゃたかもしれないけど。
これはキャラクターが勝手に動いたせいであって、自分のせいじゃない。
  
そう言っているようなものじゃないか。無責任が過ぎる。
その「詰まらないもの」を商品として売ったのか? 自分達は買わされたのか? 読まされのか?
これほどひどい話はない。何故それが考えられないんだろう。
  
私は開発ソフトのテスターという仕事をしている。
このテストをクリアしたものが市場に出る。つまりこのソフトに不備はありませんでしたよ、と太鼓判を押す役割だ。
バグが残っているかもしれないので商品に不安が残ります、なんて言って提出した事ないぞ?
どれだけタイトなスケジュールでも、あり得ない仕様が組み込まれていたとしても。
内内ではこんなスケジュールで出来るかボケと思ったとしても、お客さんには最高のものとして提供する。
 
プロではないけれどお金を貰ってフラメンコを踊ってる。
その時だって、どんなに内心で下手くそだと思っていても、お客さんの前では絶対そんなそぶりは見せない。見せるなと教わっている。
嘘だろうが何だろうが、自分が一番正しい、自分が一番上手い、そう思って踊っている。
それが来てくれたお客様に対する礼儀だと思っている。
 
だから。この言葉を、読者が読む媒体の中で絶対言って欲しくなかった。
 
別にそんな意味で言ったわけじゃないんだよ? そんな事、作品を読めばわかるでしょ?
 
ええ、分かってます。そうでしょうよ。
話題を面白おかしく提供する為に、ちょっと誇張したり、思ってもいなかった事を言ったりすることが無いとは言わない。
だからこそ、言葉を選んで欲しいと言いたいんだ。
 
先日、ある酪農関係の雑誌でのインタビューで荒川先生はこう答えいてた。
「自分でうまいと思わないものを消費者に出してはならん」と荒川先生のお父様は言われているのだと。
ほら、分かってる。分かってるくせに。ちゃんと分かっているはずなのに。
  
何故こうも、うかつなのか。
  
「無茶ぶりですよね」
これはいったい誰に対して言った言葉なんだろう?
スタッフに向けてなのだとしたら、これもひどい話だ。
それも分かった上で、自分でアニメ化OKを出したんじゃ無かったのか?
あげく、予定より終わるスケジュールがズレ込み、スタッフがどれだけ苦労したことか。
 
まるで、アニメ化の話がなければ、もっと納得のいくいい作品が描けたと責任転嫁とも取れるような言葉の端々。
事実として確かにそうだろう。
1ヵ月休んで、もっと話を練り込んだものが読みたかった。確かにそう思っている。
同じタイミングで終わらせる事が第一目的なんて難しいと思う。
「とらドラ」だって最初は同時終了のはずが原作が間に合わず途中から原作とは話が別れた。
全部分かってるけど。
それでも。
  
それすら承知したうえであなたはGOサインを出していたのではなかったのか?
もしここまで大変だと思わなかったのなら、見通しが甘かったあなたに責任はあるし。
分かったうえでGOサインを出したなら、あなたにそれを言う権利はあるの?
 
良くも悪くもアーティストなんだ。
作品以外への注意力が散漫なんだ。
  
考えてみれば。
水島版の時、ロゼのレイプについて許可するのではなかったの一言が、水島版アンチを増やし。
獣神演武の時は、自分の預かり知らぬ処でマンガを描く事になってしまったと答え、獣神アンチに走らせた。
そして今度は時間が足りなく納得のいくものを描けなかったと、FAアンチを作りたいのか?
 
原作者自らがアンチを先導してどうする?
  
荒川マンセーであればあるほど、「荒川弘の言葉」に敏感に反応することに気づいていない。
気づいていて知っていて尚の発言なのだとしたら?
いや、そこまで巧妙に語れる人なのだとしたら。
上のような、ファンの怒りを買う発言をそもそもしないんじゃないのか?(笑)
それがせめてもの救い。
  
だから。
自分と違う立場の人間が、自分の文章をどう受取るか、それが想像できないうちは、敏腕マネージャーを付けて、インタビューなどにチェックを付けたほうが、いいんじゃないのか?
そう思わずにはいられない。
 
 
 
ぱふ感想続きます。

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コメント

ロゼレイプは作者がどうこう言う前から批判され続けていましたよ。
わざと口答えして勝算もないのに相手を煽るロゼ、
そのロゼに暴力を奮うハクロ、レイプ被害者を利用する卑劣なスカー、戦いを見ているだけで失語症が治るという白血病がテキトーに描写されていたどっかのケータイ小説のような展開。
それのアンチは荒川のせいで生まれた、荒川が言わなければアンチに走らなかった、というのは流石にひどい。
作者が批判をする前はあの描写は素晴らしいとほめていた人ばかりだったなんて事はありえませんよ。

横から失礼。
名無しさん、
>作者が批判をする前はあの描写は素晴らしいとほめていた人ばかりだった
なんて、このブログのどこにも書かれていませんよ。

原作者の不用意な発言で「アンチを増やし」、と書いてあるだけです。
もともとのアンチはもちろんいました。
そこに、原作者自らがアニメ版を否定するかのような発言をした結果、さらに増えたと書いてあるだけです。

水島監督が作った鋼があなたにはケータイ小説のように見えてお嫌いなんでしょうが、そうでない人もいます。
書かれてもいないことを名無しでコメントに書き込む前に、
せめてハンドルネームでも名乗ったらいかがですか。


しかし、ぱふにそんなことが書いてあったんですか。
「おもしろくないもの描いちゃったかな」
自分でも全文読んで文脈などを見てみないとなんともいえませんが、
ちょっと衝撃的というか、看過できない発言ですね。

>名無しさま
さきに、さやさまがほとんど言ってくださったのであまり語る事もないんですが。
 
そりゃ他にも、原作原理主義者からすればアニメ化自体NGでしょうし、「第4話 愛の錬成」とか、「第10話 怪盗サイレーン」とか、原作設定とのズレとか、元々會川さんが嫌いとか。
荒川先生の言葉以前にアンチに走った方がいなかったなんてそんなこたぁ言いませんとも。
いやぁ、ハマった2004年1月当時読んだ感想ブログがどこもアニメアンチで泣けた、泣けた(笑)。
   
けど、ですね。
放送直後よりも、原作者の発言があった後、急激にレイプについて叩く記事が増えませんでしたか?
それが虎の威を借る何とやらだったのか。
原作者マンセーが過ぎた思考停止野郎だったのか。
それは分かりませんけどね。
  
そして。原作が好きだけど、原作者が否定したアニメを気に入っている自分は、原作ファン失格なんだろうか?
そんな気分にもさせられたのも確かです。
  
原作ファン、アニメファンどちらにとっても、余計な波風を立てた発言だったと私は思いますよ。

それと重箱の隅をつつくようですが。
失語症は中枢神経系の損傷の為、御指摘の通り(?)元に戻る事はないそうですが。
ロゼの症状は、40話で「帰って来た時には言葉を失っていた」と言われているだけで「失語症」とは言われてなかったと思います。

>さやさま
「兄さんやウィンリィが先に怒るから、ボクは怒るタイミングを逃しっぱなしだ」 とか言ってみたり(笑)
横レスありがとうございました。
ま、その件は置くとして。

やっぱり前後を読んでいただかないと、いちがいにどうとは判断が付きづらいですよね。そのあたりは今度お手紙しよっかな。
もともと私は、同人誌でも過ぎる謙遜が苦手で、あまりへりくだられてしまうと「それを読んで感動したこっちの立場をどうしてくれるっ」と思ってしまう事もあるので。
多少過剰に反応しているところはあるかもしれません。
でもやっぱりプロなら。
自分の仕事に自信を持って欲しい、のではなく。
自信を持てない事があってもいいけどそれは隠して欲しい、って思っちゃいますね。

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