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一番酷いファン

単なる言葉遊びです。
  
最終話を読んでの感想。
ある友人曰く、こっちが勝手に幻想を抱いてしまったから「ひどいっ。○○君がそんな人だなんて思わなかったっ」的な(笑)女子高生みたいな反応になってしまったのかもしれない、のだそうだ。
また「これが映画だったら泣いたかもしれない」と言った友人は、私が気に入っていない理由を話すと「そこまで読み込んでいるわけじゃないから気にならなかった」と言った。
またある友人は「もともとそこまで作品を評価していたわけじゃないから、この程度が妥当だと思った」。
     
私にとって鋼の面白さがピークだった時期を100%としてみると、それは約束の日の前日まで、かなぁ(多少そのあとも入り混じるけど)。
それ以降は70%? いや60%? だけど107話でまた久しぶりに100%のものが見れてすごく嬉しくて最終話を楽しみにしたのに。最終話はまた60%に戻ってしまった。
  
では、最終話が掛け値無しに100%良かったという人達にとって。約束の日の前日までは何%に映っているんだろう。
  
ずっと不思議に思ってた。まさか同等じゃない、よねぇ。
構成、伏線の張り方、絵の安定度、どれを取っても、どう客観的にみたってあの頃の方が断然面白かった。そこに異論は無いと個人的には思っているのだけど。
でももしそこであの頃は140%だったと答えられたなら。
あれはもう二度と出せないミラクル、カスカスになるまで絞り出した火事場のなんとか、あるいは偶然が引き起こした相乗効果。そういった類のものだったとファン自らが認めたって事になってしまう。
  
となると、やっぱりどちらも100%と答えるんだろうか? んー、なんか解せないなぁ。
  
「あんたは、もっといい話が描けたはずだろ?」そう憤り実力を上方に固定したままのファンと、
「あれは偶然の産物。でも普段だって充分面白いよ」と実力を下方修整したファンと、
「どれも同じ。甲乙付けがたし」と返す、作者の力量に興味のない(?)ファンと。
果たしてどれが一番酷いファンなんだろうなぁ(笑)。
  
  

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コメント

う~ん。自分はどれとも違う気がするけど、
一番近いのは‘作者の力量に興味のない(?)ファン'なのかもしれない・・・・
コレはコレでよしっ!って思ってる(笑)
ちゃんと読み始めたのが遅いせいもあるかもしれないけど・・・

どんな受け取り方でもみんな結局ファンなんだよね♪ 
なんか面白い。

>アメショーさま
あらあら、こんな愚痴記事にゃレスは付かないだろうなぁと思っていたんですが。ありがとうございます。
さんざんっぱら否定的な記事書きまくりましたからねー。
マンセーファンじゃなくて何が悪いっ。ええ、ええ悪うございましたね。最終話は気に入らないさ、ああ、気に入らないねっ。アンチ記事書いて何が悪い。
それでも「鋼の錬金術師」は好きなんだよ、文句あっかっ!!
みたいな?(笑)
なんか、ちょっと一度吐きだしておきたいなぁと。
   
私はもろに1番目なので、他の方がどういう捉え方をしているのか上手く想像出来ないのかも。
お父さんもお母さんもどっちも好きっ、みたいな感じなのかなぁと思いつつ。でもそれは感情論であって、客観的に見た場合どちらがよりいい人かは判断出来るし。
マンガと小説ほどかけ離れたものを比較しているわけじゃないから較べようがないとも思えないし。
うーん、難しいですね。

考察とか無理だし、文章にするのも苦手だから・・・・・なんて言えばいいのかわからないんだけど、
客観的に見ている部分が荒川弘という漫画家に対してになってるみたいな??
で、ストーリーに関しては、こういうのもアリだよねってなっちゃってます・・・・(単にお馬鹿なだけともいう 笑)

初めまして。以前から感想を読ませていただいている者です。
題名と内容とに惹かれて書き込みしました。
私は気になるところは色々あるけど面白いところは面白いからそれでヨシ!と雰囲気やら流れを楽しむファンです。
一度中華組みが出てくる辺りで離れて雪山~の所で戻ってきた出戻りです。
フー爺さんの格好良さにトキメキ、お父様中身覚醒の辺りでだれました…約束の日の錬成流れが解らず。。何がどうなってるのかと。原理が~…
それでもやっぱり好きなものは好きで最終回もかなり楽しんだので「大好きだ」なただのお馬鹿ファンですね(苦笑)

わはは、この記事面白いですw
結局自分はどうだったのかなあ、と最初に記事を拝読した時考えたんですが、いまいちよくわかりませんでした。
ある時ふと思ったのは、
「自分は水島版でイメージが水増しされて目が眩んでたのかも」
今の心情だとこれが一番シックリきます。女子高生的反応に近いかしら?

そもそも自分、原作知ったのが2005年、当時の最新刊の15巻くらいかな?まで読んで、アニメ借りて見て、そのあとちょうど劇場版放映間際だったんですよね。
だから全部ごっちゃになって(もちろん原作も途中までアニメと一緒だったし)盛り上がってたような気がします。

だから結局、原作の中で100%!てのはなかったのかも知れない…?
うーんでも、原作は原作でスゴイ!って思ってた時期もあったはずなんだよなあ。
いまは最後があれかと思うと読み返す熱意もないほどの冷めっぷりなので、確かめるすべも無いんですが。
自分の過去記事でも見返してみたらわかるかなあ…。


どうでもいいけど、全部100%って意見が良く分かりません。
分からないというか、それって信仰じゃないかと思います。
あれも良くないしこれも良くないとは思うけど、でも!私にとっては最高なの!ってもう、作品の完成度とか関係なくて、ただの信仰告白でしかない。
信仰で何が悪いって言われたらご勝手に、というしかないんだけど、信仰告白聞かされても、信者以外にはどうしようもないというか…。
それほど盲目になれるのもある意味うらやましいけど…。

よしあしはともかく作品としては好き/好みだ、ってのはアリだと思うんですけどね。
盲目信者と何が違うか、と聞かれると、それもよくわからないんですけどw
すみませんうまくまとまりませんでした(;;;´Д`)

自分の好きな水島版に置き換えて考えると分かるかなぁ?
でもあれも完成度というよりは…なんといえばいいか…。やっぱり難しいなあ。
りほさんにとって、水島版はどのへんがピークでした(そもそもピークがあったのかw)?

某所のりほ様のコメント読んで、改めて自分はやっぱり3番目だなって思いました(笑)

あえて言うなら、物語を登場人物から自分(作者)に引き戻して終わらせたなぁって思ったんです。
(↑自分で意味不明なので、突っ込みなしにして下さいね。お手柔らかに。笑)

感情論で言うなら絶対100%だし、好きなシーンは200%だよ!
27巻は108話よりも外伝よりも描き下ろしや4コマの方が好きだぁ!!!

言葉って難しいっ!108話に対してもだけどさ、改めてそう思う!
同じ言葉も受け取るときの気持ち次第で違うから・・・・
だから対話するのって大変だし・・・やっぱり面白いよ。

>アメショーさま
ごめんなさい。もう前のコメントのレスを書き上げたあとだったので、とりあえず先にあげちゃいますね。
今回のレスはまた後日に。
 
客観的にって事は。私が使った「客観的に」に掛けて書いていただいたと思っていいんですよね。ってことは。
 
漫画家荒川弘の仕事としては「あー、普段より絵が荒れてるなぁ、台詞が練れてないなぁ」とか。その辺りは冷静な目で見えている。
でも実際に仕上がってきたストーリーそのものに関しては昔から変わらないレベルの面白さはキープされていると思った。
 
そんな感じでしょうか? 合ってるかなぁ。違っていたらごめんなさい。続けます。
 
絵が上手い台詞回しが上手いなどは加点であり、重要視されない。
重要視されるのはストーリーの面白さ。
この場合のストーリーとはあくまでも個々のキャラクターが何を言ってどんな行動をとったか(=キャラクターが生き生きと描かれているか?)を指す。
ストーリー展開(=それによって話がどう転がっていくか)はそれに当たらない、加点にあたる。
 
だから「このシーンでエドが泣いてくれて良かったよ」とか「アルを取り戻してくれてありがとう」とか。
そういう部分が大事。
ゆえに108話という個を指して100%面白かった、という結論になる。
 
えーと、そんな感じの解釈で、あってます?????

> サトもさま
はじめまして コメントありがとうございます。
内容はともかく(え?)タイトルは意識して狙ったわけではないんですが。ちょっとズルかったかもしれないですね(笑)。
 
おや、出戻りとは珍しい(笑)。
中華組みから雪山というと、ちょうど水島版人気真っ只中でしょうか。
 
>私は気になるところは色々あるけど面白いところは面白いからそれでヨシ!
それはどちらになるのかしら?
サトもさんが一番面白かったなぁと思われている回と最終話を比較して。
「それでも面白い」から100%? それとも「気になるところはある」から80%?
どちらなのでしょう???
   
>ただのお馬鹿ファンですね(苦笑)
べ、べ、べ、べ、べ、別にそこで卑下されるようなことは……………。
アメショーさんも同じような事を書かれていましたけれど。
読み方にお馬鹿もお馬鹿じゃないも無いですよね。
どんな読み方を面白いと感じるか、何を求めてマンガを読むのか、そういうのは人それぞれですからっ。

あ~何度もゴメンなさい(笑)
しかも短~い意味不明文章から奥深い考察がっ!!

>漫画家荒川弘の仕事としては「あー、普段より絵が荒れてるなぁ、台詞が練れてないなぁ」とか。その辺りは冷静な目で見えている。

そうですね。ちょっと忙しすぎ。もったいな~いって思います。(笑)

>でも実際に仕上がってきたストーリーそのものに関しては昔から変わらないレベルの面白さはキープされていると思った。

やっぱり、読み始めたのが遅いせいだと思うんですよ。(本そろえたのもガンガン買い始めたのもFAアニメ始まってからなんです。もちろんそれ以前から知っていましたけど。)
どんどん盛り上がってるところを、ホントに一気に読み進めて来てしまったので、前半~中盤と、後半とで読み方も受け取り方も自分では意識してないけど全然違うと思う。

もうねぇ、始めてみたとき(たぶんガンガンでスパイラルとか連載してた頃)に買わなかったの、もったいないことをしたなぁって思ってますよ~(笑)

あと、後のコメントの「引き戻して」ってのはちょっと変な言い方ですね。自分で書いておいて何言ってるんだかですが(笑)

荒川弘からうまれたキャラ達は旅に出て成長して、親(作者)の言うこと聞かなくなって(笑)好き勝手やって・・・・でも戻ってきたっていうのかな?
よく、キャラが勝手に暴走してそのままどっかいっちゃう人とかいるじゃないですか。そういうのでなくて良かったなって。


あくまで言葉遊びって意味で軽いつもりのコメントだったのに、思いがけず深い考察になって、考えさせられちゃいましたよ~
白髪増えるじゃないですか(笑)ってそんな理由で考察へのコメントさけてます( ̄▽ ̄)

馬鹿ってのについても、
漫画は娯楽だから読むときは馬鹿でいいって思ってる。娯楽は脳みその栄養なのだ~(笑)うんっ人それぞれでいいと私も思います。

>さやさま
コメントありがとうございます。

>ある時ふと思ったのは、
>「自分は水島版でイメージが水増しされて目が眩んでたのかも」
>今の心情だとこれが一番シックリきます。
 
うんうん。私もそういうところが自分にもあったのかなぁと思ったのだけど。
でも「腹の中」とか「この国のかたち」とかは水島版にはなかった話をやっぱりすごく面白かった、と感じているのは確かだし。
ただ、最終話については、ああいった感動を期待というか望んでしまっていた、というのはあるかなと思っています。でもそれはもともと私好みの終わり方を、水島版がやってくれたからなのだけど。
 
>全部100%って意見が良く分かりません。
 
あはは、さやさんらしいやっ。
昔、マンガ論なんてのを受講してた頃。
手塚治虫にだって駄作はある。けれど平均すれば80%以上のものを常に提供してきた。それこそが、彼が偉大な点なんだ、と習いました。手塚治虫ですら80%だそうですからね。
 
だからやっぱりすべて100%ってのは感情論が入るのかなぁ、と。
人は、感情を切り離して「面白い」を客観視で語れるものと思っていたのだけど。したくない人、認めたくない人、する必要を感じない人、その発想事態がない人がいるのかもしれないっていうのが、今の処、私の結論かなぁ。
 
>りほさんにとって、水島版はどのへんがピークでした(そもそもピークがあったのかw)?

実はないです(笑)。
あのエピソードこのエピソードが好きっというのはすごくあるんだけど。あげたらあまりに長くなったので割愛(笑)。
   
私が水島版の好きなところは、きれいに一本筋が通っていたところです。
放映開始前の試写会で「テーマは自己犠牲です」と言った通り、最後の最後までまったくそのテーマからブレることなく話を作りあげた処が何より気に入っています。
 
それと投げた謎にすべて答えを提供したところ。
鋼って当時エヴァと似た匂いがするな、と思いながら見ていたんです。
思わせぶりな謎。フラッシュバックされる過去。苦悩する主人公、カルト過ぎないオカルト趣味。適度にマニアックなオタク好みの素材というか。
「おまえらこういうのが好きなんだろ」とターゲット絞り込まれた感じで。
ところがエヴァの最終話がアレで。あの投げっぱなしの最終話が本当にダメで、比喩じゃなくテレビに座布団を投げたクチだったんですが。

何がきっかけだったのか、よく覚えていないのだけど。
大丈夫、この人たちは途中で投げたりしない。貼った伏線はちゃんと回収するし、謎には答えを提供してくれる。
風呂敷を畳まずにとっちらかしたまま放置なんてしないって、何かの折りに確信して、すごく安心して見ることが出来たんです(シリーズ構成が會川さんだって気づいた時かなぁ)。
そういえば、似たようなことをとつさんが荒川鋼に対して書かれてましたね、面白いなぁ。
ホーエンハイムが何者なのか。
賢者の石とは何なのか。
錬金術の、質量保存の法則だけでは納まらない部分を補完したエネルギー保存の法則。
門の向こう側の世界。
門の中にいる生き物。
「あの方」の正体、望み。
エンヴィーの嫉妬の根元。
スカーの本心。
ラストの過去。
スロウスの苦しみ。
それらすべてに答えを提供してくれた。
その部分が、私が水島版を評価している部分なんです。
またそれらすべてが俗物的な回答だったというのも好みだったのかもしれない(笑)。
望みはお綺麗なだけじゃ叶わない。
犠牲が必要になるかもしれない。でも、相手に犠牲を強いるのではなく、自分が犠牲を引き受けることで叶うことだってある。
それを自己犠牲と呼ぶか無償の愛と呼ぶか。等価ととるか足りないととるか。
それらは与える側と受け取る側の間にある気持ちでしかない。
そういう処が気に入ってます。
そう考えると、ロイの決断にしろエドの決断にしろ荒川鋼の出す結論(俗物的ではなかった)に納得いかないのは、私の好みからくる当然の帰結かもしれませんね(笑)。 
 

>アメショーさま
コメント遅れてすみません。
まとめてふたつ分。

>あえて言うなら、物語を登場人物から自分(作者)に引き戻して終わらせたなぁって思ったんです。
 
この文章みてびっくりしました。
え? 否定意見?
あれ? 最終話を気に入っているアメショーさんもそう思ったんだって思ったら。
いい意味で、言われた言葉だったんですねー。
逆にそれが私の気にいらなかった部分だったんですよ(笑)。

もうとっくに作者の手を放れて自由に動いていた登場人物が最後になっていきなり作者に台本渡されてその通りに演技をしているようで。今までとの落差にすごく違和感を感じてしまったので。
さらに未来を提供することでこちらの想像の余地を与えさせないさまと相まって、まるで「勝手に動くな、勝手に物語を作るな、鋼は私の作品だっ」と、伸ばした手を叩かれたような気分だったんです。
藤田さんが「最終話は作者のもの」と言ったせいだーっと恨んだくらいですので(笑)。
  
うーん。同じ事を同じように受け止めても、感じ方が違ってくるものなんですね。面白いや。

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