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鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星 ネタバレ感想10

エドとアルの錬成光は青。クレタの錬金術(狼キメラ)も青。
鮮血の星の錬成光は赤。
ジュリアやバタネン、アシュレイの錬成光は緑。
そして、メルビンの錬成光は紫。


青と赤についてはFAを踏襲していながら、何故メルビンの錬成光を紫にしたんだろう?
FAにおいて、紫は人体錬成の際にだけ現れる色だったのに。
緑みたいにほかの色に避ける事も出来たはずなのに何故敢えて同じ紫を使ったのかな。
  
そもそも、メルビンの錬金術って何だったんだろう?
実はエド達ってこれを追いかけてテーブルシティに行ったはずなのに、結局その件については置き去りになってるんだよねぇ(笑)。
まあ本人死亡だし、クライトン博士の本は消失しちゃったし、道は閉ざされてしまったわけだけど。
    
刑務所では自分の指を齧り血で錬成陣を書いていたものの地下水脈を渡った際に一度消えてしまってからは、ナイフで自分の手を切りつけて直接書いている。
別に流れとしてはおかしくない。
即座の対応として血で書いた事も、一々書き直さなくていいようにナイフで傷付けた事も。
でも。
新聞が読めるくらいなんだから。手紙を書く自由くらいあったはずだ。
フォークやナイフは凶器になるから使わせないなんて聞いた事があるけど。
メルビンの罪状は強盗傷害罪だ。殺人罪のような制限だって少ないはずだ。
となれば。
  
あの錬成陣は「血」で書かなければ成立しないものだったんじゃないのかな?
 
擬似的な鮮血の星、というと大げさかもしれないけれど。
「血」を代価にして錬成する錬金法。

メルビンの言葉を信じるなら、この錬成陣はクライトン夫妻によって考えられたものだったらしい。
鮮血の星を錬成する方法を知ってしまった者だからこそ、もしかしたらクライトン夫妻はエド達と同じ道を選んでいたのかもしれない。

鮮血の星を使わない方法で聖地の錬金術を使えるようにする。

それを模索する為の研究だったのかもしれない。
多大な血を使わずに鮮血の星を作れる聖地の錬金術を研究していたのか。
あるいは、人体錬成により真理の扉を開く為の錬金術を研究していたのか。
その結果があの錬成光だったのかもしれない。
  
クレタの錬成光は青。鮮血の星の錬成光は赤。だから掛け合わせた紫の錬成光だった。
あるいは、人体錬成には遠く及ばなくとも、そちらの方向での錬金術だった為、紫の錬成光だった。
 
クライトン夫妻が何故クレタに身を寄せたのか謎だったんだよね。
クライトン夫妻がクレタに行く事が、何故ミロスの民に「いつか分かってもらえる」事なのか。
もしクレタ軍に鮮血の星の錬金術を明け渡してしまったら、クレタ軍はミロスの民の蜂起に加担し、アメストリスとミロスの民がテーブルシティにひしめいた処で、錬金術を発動させてしまえば、クレタは一挙両得だもの。
それじゃあ夫妻は単なる売国民になってしまう。
 
クライトン夫妻は、鮮血の星を使わず大いなる力を使う方法を研究する場の提供を求めたのかもしれない。
もし研究の成果があがらない場合は、鮮血の星を錬成する方法を提供する事をカタに。
けれど。もしもの場合にも鮮血の星をクレタ軍に奪われないように、鮮血の星の在り処は本から消し去った。
それでも完全に消すことが出来ず子供達の身体に移したのは、やっぱり探求者の業なのかな。
期限はジュリアが成長し、彼女の地図がアシュレイの地図に重ねられるまで。
それまでに意地でも違う方法を見つけ出してみせるつもりでいたのかもしれない。
 
この夫妻が行きていたならもう研究はきっと終えていたはず。
もしエドとアルが2人に会えたなら…。そんな未来をちょっと想像してしまう。
  

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