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鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星 ネタバレ感想2

まるで水島鋼の合わせ鏡のようだ、そう思った。

  
地下のゴーストタウンは水島版にもでてきた。
 
 
ボイジャー(米)もソユーズ(露)もロケットの名前。
 
 
二級市民ミロスの民はロマだ。
ロマが「人」を意味するように、ミロスの民も自分たちの人としての尊厳の為に戦った。

真理の扉は実在するというジュリアの台詞を受けて「クライトン博士の研究は正しかったのね 真理の扉は存在する」。
「そこは地上のいかなる場所より広大な王国(略)。仮説は正しかったようですね 教授」。こちらはシャンバラの存在の確信を得たエッカルトの台詞。
 
 
「大いなる力」と「大いなる蛇」
 
 
大いなる力を手にしたハーシェルは、大いなる蛇の力を手にしたノーアだ。
人々から受けた不当な扱いに傷つき、「ここ」ではない「どこか」になら、自分を受け入れてくれる世界がある事を信じ、求めた。
 
 
エドとアルが子供の時に行った人体錬成は無知を理由に出来た。

けれどどのような結果を導くか分かっていても。
ジュリアは自らを犠牲にしてハーシェルを取り戻したし、水島エドは自らを犠牲にしてアルを取り戻した。
そしてその結果を受け入れ。 
「ここで生きていく」と笑い、アルと顔を見合わせるジュリアに、シャンバラのラストシーンが綺麗に重なった。


水島エドは最終回で誰も犠牲にしない為に自らを犠牲にする道を選んだ。
原作エドは最終回で自分の体も含めて何をも犠牲にしないを貫いた。
それは荒川先生が、原作エドを通して、水島エドを真っ向否定したようにもとれた。

だけどミロスでエドは言ったんだ。
「オレはあんたのしたことは絶対認めない。けど。あんたすげぇよ」
ミロスは原作準拠のFAの中のオリジナルストーリー的な位置づけだ。
キャラクターはあくまでも原作準拠。

そして、ジュリアの姿は水島エドに重なる。

だから私にはそれが、
原作エドが、水島エドに「あんたのしたことは絶対認めない。けど。あんたすげぇよ」って言った、そんな風に見えた。
エドがエドを否定したりしない。それが嬉しかった。


逆にシャンバラで心残りだった処も補完された。
機械鎧の修理をしたウィンリィに今度はちゃんとお礼が言えた事。
エドがアルを誰かに預けて背を向けても、それは「先に行ってる」であって置いて行ったりしない、その先でちゃんと待ってるって。当たり前のことなんだけど、もうあんなお別れはやっぱり辛いからちょっと胸がほっこりした。

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