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UN-GO「第4話 素顔の家」 ネタバレ感想

風守の指チュパ。エンタメとしては嫌いじゃないけど。
ミステリとして観るとこの一連の流れは不要と思ってしまう、二律背反(笑)。
この話を面白いと思う自分と、詰まらないと思う自分がいる。

ネットで観る限りこの4話が好評っぽい。
なるほど、アニメ層にはやっぱり厨ニっぽい話の方が受けがいいんだなぁ。

自分が作ったアンドロイドが、暴力やセクサロイドとして使われる事に我慢が出来ないと言いつつ、自分が作ったものだから壊してもいいという身勝手な発想の胸クソ悪さ。
 
「明治開化 安吾捕物帖」の面白さはまさにそこにあると思っている。
「文明開化」という言葉の影に隠れた、その裏で生きる人間模様。
そこに明治のあの華やかさは感じさせるものは何もない。
胸クソ悪くなるような人間、ドブのような暮らし、先にあげたライ病のほか、オシ、ツンボ、メクラ、指の欠けた男など、明治の暗部を描いている。捕物帖の流れを取りながらも、物語の主体はそちらだ。
明治開化を安吾が暴く。だから「新十郎捕物帖」ではなく「安吾捕物帖」なのだろう。

…ちょっと角川文庫版の解説の受け売りくさかったかな(笑)。
 
 
さて。原作からはその骨組みしか引用せず、大幅な改編をしているにも関わらず、何故か作品のテイストは確かに「安吾捕物帖」のそれに近い。

逆に「安吾捕物帖」がそうだからこそ、「UN-GO」ではもっと推理部分に特化した作品にするのかと期待したんだけどなぁ。
    
ワザとカメラの音を立てて自分の存在を暴露させたのが家族を逮捕させない為というのが、2話をかけてやっと登場人物に理解されるのでは、ミステリとしての謎解きを楽しみにしてはいけないのだろう。
けれど「明治開化 安吾捕物帖」のあの面白さは味わえるんだろうなぁ。
そう思ったのがこの4話。
 
ただ。
「安吾捕物帖」では勝海舟が毎回推理を外すのは、嘘偽り無く本当に外しているのだけど。
麟六が単なる阿呆ではなく、新十郎と同じ推理で犯人を導きだしていながら、政府に都合の良い犯人説をでっちあげているだけという新事実は楽しい。思わずニヤリとしてしまった。

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