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UN-GO「第7話 ハクチユウム」 ネタバレ感想3

放送前の最後の悪あがき。
放送順がトップで良かったよ。
そうじゃなきゃまだ放送前だから大丈夫と思っていたら、ネットではとっくに真相がネタバレになっている。
なんて、阿呆な事態にになるところだもん。


さて。
回収しそびれた(出来なかった)伏線。

・Gt  
公式サイトの「第8話」に三高は「警備員」と出ている。
じゃあ、結局、「Gt」ってのは何だったんだ? 「Gard txxxx」。
警備員を普通に英訳すると、security guard、watchman、guard
これが分かったら何かヒントになったのかなぁ。
 
・岡本
公式サイトの「8話」の登場人物に「岡本」という警備員がいる。
岡本は「女体」に登場する人物だ。ということは何か谷村素子がらみで何かるのかもしれない。
 
・視聴ライブラリー
「ショーンシャンクの空に」「2091年異性への旅」。他にもこまかくいえば「ラビリンス」や、「魔界帝国の女神」も本当には正式タイトルとは違う。
もしかして脱獄と思わせて実はブラフなのかも。と思って、シャフナーとローゼンバーグ、パピヨンについても別の人物や暗喩があったりしないかもう一度調べ直したりもしたのだけど。結局分からず仕舞いだった。


ということで、大ハズレの可能性が無きにしもあらずだけど。謎解きを進めて見た。
今までのまとめ。

【状況】
三高:
 ・新十郎に合わせる為の芝居をしていない
    (新十郎の「女優さんの事ですか?」の台詞に無反応)
    (みんなが催眠状態にあることを知っている=小説家を知っている)
 ・紗代が囚人ではないこと知っている

女優X(ゲート向こうの女優):
 ・他の女優・新十郎と合わせて演技している
    (みんなが催眠状態にあることを知っている=小説家を知っている)
 ・三高に、自分が囚人ではないと知られている事を知っている

他の女優:
 ・自分達を女優だと思っている
    (催眠状態にある=小説家を知らない)
 ・紗代が囚人ではないこと知らない

その他:
 ・自分達を撮影スタッフだと思っている
     (「役者さんに迎えにこさせるなんざいいご身分だな」の台詞有り)
    (催眠状態にある=小説家を知らない)
 ・紗代が囚人ではないこと知らない

【成り立つ推論】
・新十郎達のいる場所は刑務所
・新十郎・寿美恵・素子は囚人(理由:バーコードとタブレット 他)
・紗代は囚人ではない(理由:首のバーコードがない・タブレットに非表示)
・線路側の植え込み先までが女子房・それより先は男子房(理由:見えない壁に寄りかかる新十郎、男女間での接触無し、男女が逆の位置にいたシーンが無い)
・犯人は女性(理由:三高の死体は女子房の敷地内)
・三高・紗代以外は、別天王の催眠術にかかっている
 (理由:男子房と女子房の堺を認知していない、スタッフが紗代に「役者」という言葉を使っている)
・三高は警備員(理由:公式サイト参照(笑)・撮影中監督としての発言無し)
・映画撮影などしていない(理由:上記理由等からの帰結)
  
  
さて。ここから続き。
   
  
新たに気が付いた点。三高がゲートを降ろす方法。
1日目: 計器を当てて降ろしている
2日目: ボタンを押して降ろしている
  
つまり、2日目は三高の手元に計器がないんだ。
誰かに計器を渡した。「誰か」なんて決まってる。パピヨンだろ。
「明日は、ここで必ず」と言っていた。
パピヨンは何の為にその計器を使う?あの計器はゲートの開け閉めに使える。
  
という事は、やっぱり女優Xの脱獄かなぁ。
   
三高はまず、女優X、つまり紗代の囚人としての情報をデータ上から消す。
そして、ゲートを抜ける為の計器を渡す。
暗証番号の場合、OPEN/CLOSEの両方を覚えなければいけない事と、逃走に気がつかれた時の番号の打ち間違いを恐れ、計器を渡す方に決めたのかな。
計器はあとから郵送するか隠し場所をあらかじめ決めておけばいい。
 
 
そして。ネックは「パピヨン」の会話。くっそっ、何度聞きなおしたことかっ。
繰り返しになるが台詞はこう。
 
監督「分かるだろう お前はパピヨンだ」
女優X「分からない」
監督「待ってくれ。ダメだ はなすな はなさないでくれ お願いだ」
女優X「はなして」
監督「頼む 言う事を聞け」
監督「明日はここで必ず」
 
原作のように「脱獄」を「話す」のかと思ったのだけど、どうもしっくりこない。
「離す」「放す」「話す」全て含めて。
いろんなシチュエーションを頭に浮かべてしっくりきたのがコレ。
  
監督「分かるだろう お前(のペット)はパピヨン(しかないん)だ」
女優X「分からない」(パピヨンならいらない、放そうとする)
監督「待ってくれ。ダメだ 放すな (解き)放さないでくれ お願いだ」
女優X「離して」
監督「頼む 言う事を聞け」
監督「明日はここで必ず」

ありえん。ありえん(笑)。もういっこ。

女優Xが「はなす」事で(例えば毒ガスとか?)パピヨンが犯罪者になる何かを監督に止められる。
監督「分かるだろう お前はパピヨンだ (=パピヨンは無実でなければいけないんだ)」
女優X「分からない (=その為に誰かを犠牲にしていいの)」
監督「待ってくれ。ダメだ はなすな はなさないでくれ お願いだ」
女優X「離して」
監督「頼む 言う事を聞け」
監督「明日は、ここで必ず」

三高は「お願い」しているのに「聞け」と命令する。
下手にでながら、居丈高。ここにこの台詞の違和感がある。
それは、女優Xに対し親身に心配しているからこそ、絶対にそれは止なければいけない事なんだ。
そうとればしっくりくる。

「はなす」ことで犯罪になるもの。毒ガスとか?(まさかねぇ・笑)
なら、新十郎かな。
二人は小説家のこと、彼の目論みを恐らく知っていて、協力している。
 
  
 
さて、ここから先は完全に想像。というか妄想?

小説家との賭けだったんじゃないのか?
見事、新十郎の目の前で脱獄してみせろと。
脱獄方法を伝授し、彼ら2人以外に催眠術をかけて。
もし成功したら見逃してやると。

だから脱獄する前に新十郎に「話す」べきだと紗代は進言した。
けれど新十郎は探偵だ。
正気に戻れば、脱獄がバレてしまうかもしれない。
だから三高は反対した。
  
新十郎があの廊下を歩かせたのも別天王の催眠術だった。
もともと1日目に脱獄させるつもりだったが紗代が弱気になり三高は断念。

そして、翌日もまた同じように新十郎は催眠術にかけられゲートに向かう。
それはまさに、三高と紗代は脱獄を決行した処だった。
ゲートのこちら側に紗代はいた。
咄嗟に紗代は、新十郎をその計器で殴ってしまい、計器は壊れてしまったとか。
何らかのアクシデントがあったのかもしれない。
そして。
ゲートが落ちきらないよう何かで支える必要が出来たのかもしれない。
それでも結局間にあわず、あのような状態にしてしまった。

ちょっと無理臭いかなぁ。

でも、ここでもまた、後期クイーン問題に相当する事柄が出てくる。
「作中で探偵が神であるかの様に振るまい、登場人物の運命を決定することについての是非」
探偵が介入した事により起きてしまう殺人。

それすらも、探偵は犯人の罪として暴き裁くのか。
 
なんともあの小説家が好みそうな面白い仕立てと言える。
 
はてさて、どのあたりまで当たってるのやら(自信無し)。

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コメント

【成り立つ推論】全部その通りでしたよねぇ。すごいわ。
りほさんが UN-GO の感想を書いてくれるようになったので
前よりもっと UN-GO を楽しめるようになりました!

あ、そうだ、草! 手の中に残るは草だった場面あったもんねぇ。
とブログを読みながら納得することしばしば。

因果論を見てからというもの、
OPEDを見るとじわじわと、きます。
見る前と見た後で OPEDに対して
ここまで自分の感じ方が変わるとは思いませんでした。
楽しいなぁ。

>Mじさま
いやいや、全部とはいきませんでしたわ。
紗代は催眠術にかかっていたようなので、残念。

會川脚本はやっぱり、隅々まで意味を持たせてくれるから深読みしがいがあって楽しいですよね。

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