0100 鋼原作感想

2009/11/20

鋼の錬金術師パーフェクトガイドブック 外伝「長い夜」感想 ネタばれあり

ネタばれ回避文です。
やっと感想が書けるっ。もうずいぶん前に下書きは終わっていたんだけど。マンガの感想や、アニメの感想やらでなかなか書きあがらずこんなタイミングにぃ……。
他にもいろいろ鋼関係で書きたい事や、やりたい事が山のようにあるのに、無理っぽいよなぁ…。

ということで感想です。


この話ってどのタイミングなんだろ?
ベッドで眠るエドの顔は青ざめていて、ロイに会う前みたいに見えた。
でも、アルを気遣う様子は、ロイに会った後のようにも見えた。
だけど、手足に機械鎧は付いてなくて、捜していた時のは仮の足だった。

「ついこの間まで、夜は兄さんと錬金術の話や将来の事を語りあって…」は11巻。
ウィンとアルの回想シーンで出てきた台詞。
ウィンがエドの額のタオルを変えに来た時に、床に座り込んでいたアルとの会話から。

ってことは。
術後、エドが熱に魘されていた頃、まだ機械鎧が出来上がる前がやっぱり妥当なのかな。


エドが機械鎧の装着を決め前に向かって歩き出したのに、自分には何もなくエドに取り残されたような気持ちになっていたのかもしれない。

気持ちは今でもまだ人間の身体だった頃のままで、川にはまればとっさに「「冷た」い」と言ってしまう。
髪をかきあげようとして、手が空を泳いで髪を切った事を思い出すような、まだ感覚が抜けないさまが、分かり易くもせつない。
兜をとって空洞の自分を見せる自虐的な行為とか。デンへの八つ当たりとか。


アルだって最初から鎧の身体を受け入れていたわけじゃなかったんだ。
なら。
アルはこの時、本当にエドを恨んでいなかったのかな?
ピナコに促されるまま、もしエドが本当にあの時アルに聞いていたら、「恨んでる」そんな答えが返ってきた可能性だってあったかもしれない。

それでも。まだ痛い手足で、慣れない足に義足を付けて。
痛覚のないアルに「アルに比べたらこんなものちっとも痛くない」って。
そこまで他人の事を思いやれるような台詞、10やそこらの子供が言えるわけないじゃんって思いつつ。
でも、エドだったらやっぱり言うかもしれないと思ってしまう。

一生懸命アルの表情を読み取ろうとしているのが可愛い。
アルは置いてきぼりにされたわけじゃない。
デンがアルの隣りに寄り添って座ったように、みんながアルに寄り添い隣りにいてくれる。
その様子とね、「身近すぎる人々への感謝」というやつ、なんてちょっと珍しく捻くれたアルの物言いがテレ隠しなのが可愛くて。

アルはもともと、物分りのよい優しい子だったわけじゃない。
みんなの物分りの良すぎる(=鎧のアルを素直に受け入れる)優しさが、結果として今のアルの優しさに繋がったんだ。


アルの気持ちを表情から察してあげる事は出来ない。
努力しないと分からないし、努力してもやっぱり分からないものは分からない。
でも。
「その鉄面皮では表情が分からないから、言葉で伝えてくれ」なんて、エドは言いたくないだろう。

「恨んでいるか」と聞いて「是」と返されたらと思うと怖くて聞けない。
でも「そんな事ないよ」と返されても、それが本当なのか隠しているのか、その表情から察してやることは出来ない。
だから余計に言えなくなる。

今だって。
自分の身体が時限爆弾のようなものと気付き気を揉んでいるアルを観て即座に何があったか気付き、かと思えばプライドに乗っ取られたアルの様子がおかしい事には気づいても「反抗期か?」なんてトンチンカンな方向に行ってしまったり。

エドはアルが元の身体に戻るまで、アルの気持ちが見て取れるようになるまで、その質問は出来ないんだろうな。

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2009/11/15

ガンガン2009年12月号 鋼の錬金術師第101話「五人目の人柱」ネタバレ感想

ネタばれ回避文です。
今月号で気がついたんだけど、「鋼の錬金術師」のロゴがFAと同じに変わった!!!
えええええ????? い、いつからだ??? と慌ててひっくり返したら。

先月号からでした。

100回を期に変えたのね。
FAにおもねるのねって書くと言葉が悪いけど、最後まで並走するぜっって感じなのかな。
まあ前回のロゴが下村氏が考えたって時点で思い入れが無くなってしまったので(ひどっっ)、私的にはどちらでもOKですが。

まさかコミックスの表紙まで変え……ない、よね。
さすがにそれは違和感だと思うぞ。

ということで。感想いきまーす。
 
 
 
・まあ、分かっていたけどね。今月も生き延びると思ったよ、大総統。うん。先月に引き続き引っ張るよね。
ところで。最速のスロウスと、最強の目のラースと。
速さを武器にするという点で被っているにも関わらずこうも違いが出るっていうのが。
うーん、やっぱりホムンクルスと人間の違いって思いたいな。
生きたいと切望する心は、人間のものだと思いたいというか。。
スロウスがその怠惰ゆえに、簡単に生を放棄したのと真逆に、大総統はどこまでも生き汚く生に縋る。
結局生きるのに必要なのは、人より優れた能力ではなく、手持ちのものでどう凌ぎ粘れるか(そういえば、そんな話を、ゆうきまさみさんとの対談でしてたなぁ)。
左目は優れた能力じゃないとは言わないけど。
どんなに目が良くても身体がそれについていけなければなんにもならない。
結局。
「ただの人間」の肉体を鍛えあげなければ、その能力は持ち腐れになる。
そして、持ち腐れにしたのがスロウス。
逆に、そこまで高めようとしないのが人間。
人間であり、ホムンクルスであるラースには、どちらがより愚かに見えているんだろう?
 
そういえば。FAの「イシュヴァール殲滅戦」のローグ・ロウとの会談で、自分には神の鉄鎚などくだっていないじゃないかと、言うあのシーンを観て思った事がある。原作初読の時も思った事なんだけど。それは。
キング・ブラッドレイは誰かに裁かれたいのだろうか? って事。
彼の最期はそんな結末だったりするんだろうか?
 
 
 
・表紙にだまされた!!!
ええ、ええ。今までだって主人公カラー表紙だけかよって回は山のようにあったけどさ。
あったけどさ。
今回だけは、イラストがイラストなだけに期待しちゃったじゃないかあぁぁぁ。
まあ、そりゃそうだよね。5人揃ったと思ったら実は……と持って行くのであれば、アルはロイの話が終わった後になるのは当たり前なわけで……。
分かってる、わかってるけどさぁぁぁぁ。
この盛り上がった期待をどうしてくれるっ。
 
というわけで、アルの出番はいっさい無し。しょんぼり。
 
 
  
・「奴が笑って逝ったのなら我らが泣くわけにはいかん」
いいシーンなんだとは思う。いいシーンだとは思うんだけど。
逝ったのはバッカニアだけじゃないでしょ?
「バッカニア大尉が部下数名とともに」って言ってるでしょ?
バッカニアだけかよ。バッカニアだけがあんたの部下じゃないのに。
バッカニアの死だけ悼むんかい。
 
あー。もともとオリヴィエってそういう人だっけ。
自宅も、家族は海外に逃がしたけど。
使用人に暇は出すシーンが無かったのがすごい違和感だったんだ。
結構そういうところ露骨なのよね。
自分にとって価値のある人間しか興味がない。
ホント弱肉強食だよなぁ。ある意味分かり易い。
 
そういう影の残酷さを描きたかったのならこれで善しなのだけど。
そうじゃないなら。
通信兵のセリフから「部下数名」を削除して欲しいよ。
素直にバッカニアの死を悲しめなかった。
 
 
 
・「なんと賢者の石まで持っている」
それが切り札か。
前回の感想に、リザが死んだらロイは人体錬成をしないに決まってる。こいつの行動原理が分からん、的な事を書いたのだけど。つまりこいうわけか。
 
リザは放っておけば失血死する。
自分は錬金術が使える医者で、賢者の石も持っている。
ならば。ロイがどんなに逆上しても、リザが死ぬまでの間は、リザの治療の為、自分が殺されることはない。
そして、真理の扉を開いても、人体錬成でリザをよみがえらせることは出来ないから、ロイはリザが死ぬ前に答えを出さざるを得ない。
 
ここまではいいんだけどね(いや、よくないが)。
 
つまり、こいつ、賢者の石を持っていたにもかかわらず。
エド達の真理の扉を開くのには敢えて賢者の石を使わず、大総統候補の魂を使ったってわけかよ。
捨て駒どころか、単なる通行料?
えげつね。
 
 
 
・p100の3コマ目までの繋ぎが面白いな。
リザの目線が上を向き、ロイが「何か」上にある事に気づく。
そして3コマ目。これはロイの視線だ。
スカーにリザの合図に気づいたか、リザの気づいた「何か」が回りに気づかれていないか様子を伺ったのたが分かる。
うん、絵の表現としては面白かったんだけどね。
 
 
 
・「人体錬成はしない」という選択
以下辛口です。
このシーン大好き、超気に入ってるってかた向きじゃないのは確かです。ごめんね。
ヤバイと思った方は、次のブロックまで飛ばしてください。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
全体的にとっちらかってしまったなぁって印象がある。あーだ、こーだと切り貼りして繋げた感じ。
だから前後が噛みあってない。
荒川弘らしい真っ直ぐさがない。残念だな、と思ってしまった。
 
先月号の感想に、あたしはエンヴィー戦以上にロイの正念場だ、と書いた。
なのに違ってしまった。
 
ロイには本当に追い詰められた末の究極の選択をして欲しかった。
そして、リザには一度自分の死を覚悟する間が欲しかった。
そのうえでの生(せい、なまじゃないよ)、を描いて欲しかった。
だから。あ、荒川先生逃げたな、って思ってしまった。
 
大事の前の小事だからと。
アメストリスという国の為に。
苦渋に苦渋を重ね、本当に血反吐を吐くような思いでリザを切り捨てる。
「あの人は捨てられないのよ」と言ったその本人が捨てられる。
そのカタルシスを味わいたかった。
そして。
リザが笑ってそれを受け入れる。それこそさぁ。
ロイが「すまない」と言いかけるのを遮って。
「あちらでお待ちしています。どうぞゆっくり、50年後くらいにいらしてください」
 
……とか言われたら、萌え、いや燃えただろうなぁ。
ああ、いかん、いかん。自分が逃避してしまった。
 
小手先での意思疎通なんていらない。
2人がリザの死を覚悟したその時に2人にとっても予想外の加勢が入る。その展開の方があたしは納得がいった。
 
イシュヴァールから変わってない。部下を守るとあの時誓った。なのに守れない。
おそらく、荒川先生はここを自分の足かせにしてしまったんじゃないだろうか?
 
インタビューで、エドがクセルクセス遺跡で誰も死なさないと言ってしまったせいで、大変になってしまったと語っていたから。
同じように。
ロイがそう言ってしまったから、ロイはリザを見殺しにするような行動を取らせてはならないと、先生はそれを足かせにしてしまったんじゃないだろうか?
 
だからロイは、リザに助かる算段があると分かったうえでじゃないと、人体錬成をしないとは言わせることが出来なかった。
 
でも。だからこそ、その禁を破る意味があったんじゃないのか?
ハボの時のような不可抗力じゃない。
ロイが、自分でリザを見殺しにするんだ。
それを一度自分の中に全部引き入れて、自分の無力さ、化物相手のクーデターの困難さ、そして苦悩を、全部受け止めて欲しかった。
その苦渋の選択を一生忘れない。一生引きずる。一生後悔する。
そんなトラウマになるような選択をして欲しかった。
  
ロイとリザが、リザの死を覚悟する事で、読者もリザの死を覚悟する。
ロイが自覚することで、読者もその困難さを自覚する。
そこを共感したかった。
 
あのロイの「分かった」がリザの目配せが分かった、でしかなかったのが嫌だった。
国を救う為にはこんな選択も必要だって事。それこそリンのようにまだ自分には覚悟が足りてなかった事が「分かった」と。そういうもっとグローバルな意味だと思って共感したつもりだったのに。
なのに。ロイのあの表情は単なる演技でしかなかったと分かった時、ふっと冷めてしまった。
  
「見捨てるのか? 冷たいね君」。その言葉に胸を突かれるロイが見たかった。「貴様に言われたくない」なんて目く●鼻●そな発言いらない。「捨て駒のようにあつかう」事を非難したその舌も乾かぬうちに、自分の手で殺したくせに何故非難出来る? 意味が分かんない。
ジェルソに言わせるセリフの為の振りにしか思えなかった。
目の前のリザにもっと話を集中させてよ。話がブレる。
 
「そんなだから貴様は足元をすくわれるのだ」の台詞も嫌。助かると分かっているから言える台詞。でも今。この言葉ひとつで金歯野郎が何かを察して警戒するかもしれないじゃないか。
そんな事になったら元も子もない。まだリザは瀕死の状態なのにっ。
無駄にこの状態を長引かせるかもしれない台詞を何故ロイはこうも簡単に言えたの?
 
これを「短期間で学び変化する」と言ってしまう大総統の台詞もいらない。噴き出し1つ分カットしていいよ。それは読者が補完すればいい。
それに。あたしはこれを学んだ結果とは思えない。
元々人間の持っている力だったり、信頼する気持ちだったり、本当に追い詰められた時に出るその人間の本質だったり、大切なものだったり。そういうものであって欲しい。
 
「止めてくれる者や正しい道を示してくれる者がいます」
だってそれ嘘でしょ? 上に勝機があるとリザが目配せしたから、人体錬成を選ばなかっただけじゃない。
ねえ、それってホントに変化? 学んだ結果なの?
  
なんで荒川先生はこんな描き方をしてしまったんだろう?
先生ならもっと、魂を抉るような描き方があったはずなのに。
 
味方の加勢が入ったから選択せずに済んだだけ。
確かに「迷いなく人体錬成に走」りはしなかった。
でも本当に本当にっ、切羽詰まった追い詰められた状況下になっても。ロイは人体錬成を選ばなかったのかな?
 
その答えをロイは出さなかった。出さずに済ませてしまった。荒川先生がそういう展開にしてしまった。
そこが大切なのに。そこが知りたいのにっ。
 
だから、ロイの言葉が、あたしの胸に響かない。
 
「賢者の石」を追ったはずなのにリザに駆け寄ったのは何故?
メイ・チャンに追わせるストーリー上の理由の布石として、ロイに「賢者の石」と言わせたかっただけにしか見えなかった。
賢者の石を追うのでも、リザに駆け寄るのでもどっちだっていい。それはどちらでもありだと思う。
でも、ここは一方に、他のものがまったく眼中にないくらい、もっともっと鬼気迫る勢いで向かって欲しかった。
抱き上げた中尉に声を掛けるより先に、ダリウスに話かけるのにいらっとした。
リザは心配する必要なしって事?
 
どこもかしこも、どこかとっちらかった感じ。荒川先生が何を描きたいのかが見えない。
先生の頭の中でまだ昇華されていないものを、垂れ流し的に見せられた気分だ。
なんでこんな事になってしまったんだろう。
 
この先、この選択にはきちんと意味があったんだと、そういう展開を祈るしかない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ほいっ。気を取り直して行きますっ。
 
 
 
・メイ・チャン
あたしにとっては今回初っ。今回初めてっ。彼女が意味のある行動をしたよって感じ。
皇女としての自覚がないとか、散々書いてきたけど。
今回は良かったよ、うん。
賢者の石よりも、リザの治療を優先した。
それはつまり、国の民よりも、他国の民を優先してしまった事になるんだけど。
それでも。王を望むなら人非人じゃない方がいい。自分に恥じない行動を取れる方がいい。
 
 
 
・「この下……真下にいまス!」「! あの方のジャマはさせん!」ってことは。
まさか、お父様は真下にいる? 
え?
だってあの研究所に設置した錬成陣まで発動して、中央全体が錬成陣に包まれて、(おそらく)疑似真理の扉まで開いて置きながら、ホントにお父様の元に移動させただけ? ってかエドに至っては単なる上下移動ぉ?
まさか、違う……よねぇ???
いかん。分からなくなってきた。
 
真理の扉
1.人体錬成を発動する
2.術者が通行料を支払う
3.真理の扉(=目)が現れる
4.真理の扉(=目)に飛び込むと魂・精神・肉体が分解される
5.術者のみ、真理の扉(=セフィロト他)の前で再構築される
6.術者のみ、真理の扉(=セフィロト他)を通り、魂・精神・肉体が分解される
7.自分(魂+精神+肉体)-術者(通行料(余剰時は+))で再構築され、実世界へ戻る
  
2.については、クセルクセスのが術師が誰なのかはっきりしてないのでとりあえずエドのバージョンのみで。
7.はホーエンハイムが真理の扉を見たという描写が今のところ無いから、ホーエンハイムが賢者の石を得たのは、ホムンクルスが与えたからであって、本来の通行料はホムンクルスが得るはずだったっていう事なら、これで合ってると思うんだけど。

疑似・真理の扉(グラトニー)
1.人体錬成を発動する
2.通行料無し
3.真理の扉(=目)が現れる
4.真理の扉(=目)に飲み込まれると、魂・精神・肉体が分解される
5.自分(魂+精神+肉体)で再構築され、グラトニーの腹の中へ
 
疑似・真理の扉(金歯)
1.人体錬成を発動する
2.術者が通行料を支払う(大総統候補)
3.真理の扉(=目)が現れる
4.真理の扉(=目)に飲み込まれると、魂・精神・肉体が分解される
5.自分(魂+精神+肉体)で再構築され、お父様の元へ
 
あれ? ちょっと待て。違う。これ通行料いらないだろ? 
術師は真理の扉を通過していないんだから。
通行料が発生するのは真理の扉(=セフィロト他)だけだよなぁ。
だから、グラトニーのだって通行料は発生しないわけで。
真理の扉(=目)しか使用していないなら。
それなら。その通行料の過払い分はどうなるんだ?
 
あ、思いついた。……けど、さすがにこの考えは穿ち過ぎだよなぁ、と自分でも思う。
思うので、妄想だとで思ってくれていいや。
 
クセルクセスの人体錬成の術師を王とするなら、お父様もホーエンハイムも通行料はいらない。
真理の扉(=セフィロト他)を通っていないから。
困ったことに、13巻と19巻を何度読み返しても、通行料に何を支払ったか明文化されてない。
賢者の石はあくまでも人体錬成時の付加価値にしたんじゃないのかとあるだけ。
術師が真理の扉(=セフィロト他)を通らない場合、クセルクセスもそして今回も。
まさか。
 
自分(魂+精神+肉体)+(通行料/真理の扉(=目)の人数) で再構築されてたり………なんて事は……ないよねぇ。
 
 
 
・プライド登場
アル達は車で移動していたのに、それと同等速度で中央に戻ってきたってこと?
あのウゾウゾだけなら地下を通ってこれると思うけど。それが出来ないから歩いて来たわけじゃなかったんだ?
っていうか、プライドの肉体を巻きこみながら地下をウゾウゾ移動していたのかと思うと、なんかギャグ?(笑)
 
 
 
・「これで 五人目」
ああ、もう分かんない事ばっかだっ。
お父様に報告した事であっても、プライドには以心伝心されない。っていうのはグラトニーが捕まった時のラースの行動で証明済みなんだけど。
ずっとマナカにいながら、何故ホーエンハイムが取りこまれた事まで知っているんだ?
いや、順当にいっていればエド達が取りこまれたはずと分かっているだけで、その現場を見ていないはずなんだが。
これはラースだって状況把握がまだ出来ていないはずなのに。
何? エドが取りこまれる前から、上から見守っていたの?
それだとさらに、どうしてアル達より早く辿り着いたか理由が分かんないし。
メイ・チャン達とニアミスしなかったのは単なる偶然ってこと?
 
そして。
今までの流れだと。プライドが動いている時、お父様は寝てたりの非稼働状態だったはずなんだけど。
 
だから、セリムは足で歩くお出かけ用ファサード、お父様は地下用ファサードで、中身をホムンクルスが行き来しているのかと思っていたんだけど。
あ、でもそれだと。
リオールの地下でホーエンハイムがプライドに会ってるのに、お父様の中からホムンクルスが出てきた時に驚いた事の筋が通らなくなるか。
 
やっぱり、あのウゾウゾ=プライド≠お父様の中身=ホムンクルスで、あの睡眠中とかは、釣りだったんだろうか??
 
 
 
・ウゾウゾ錬成陣
プライドのウゾウゾで作り上げた錬成陣。
でも金歯の書いた錬成陣とも違うんだよなぁ。
 
金歯:中から五角形、円、円
ウゾウゾ:中から円、五角形、五角形、円、円
 
金歯のはさらにその外に、大総統候補による円、研究所による円があったわけだけど。
外側に書かれている文字も違うし。
 
となるとこっちはやっぱり真理の扉(=セフィロト他)を通る用の錬成陣か?
何を契機に発動したんだ?
プライドもラースも錬金術が使えるなんて話はなかったし、そのタイミングで動いてない。
となると。
クセルクセス同様、術師つまり金歯野郎の血、なのか?
そして。
プライドは陣の外にいると見ていいとして。
ラースはどうなるんだ? ラースも真理の扉をくぐることになるのか?
 
通行料には大総統が拾った賢者の石があるけど。
エド達のように、真理に身体の一部を持っていかれている状態が必要なら、通行料は使わせないだろうけど。
 
でも、ホーエンハイムを4人目とするなら、彼は通行料を持っていかれてないんだよなぁ。
真理の扉(=セフィロト他)を通ったにせよ、通らなかったにせよ。
そうなると、真理の扉を開けた者の共通点が分からない。
 
人柱は人外の身体をもった特殊な人間でOKですか? (アバウト過ぎっ)
 
 
 
・忘れる処だった。
マルコーとハインケルは何してるのかな、あとヨキも。
まだ、地下に潜れる場所を捜してるってことは、ロイ達と合流するつもりなんだろうけど。
賢者の石持ってるよね。いつ頃合流できるんだろ。 
  
 
 

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2009/10/22

ガンガン2009年11月号 鋼の錬金術師第100話「開かずの扉」ネタバレ感想 追記

忘れてた。

ハボのことがあったんだから、いざって時の為に、多少生体錬成については勉強したんじゃないのか? とりあえず、病院で本も読んでたし。

なら。
エドを真似て、賢者の石の代わりに、自分の魂で底上げしてリザを治療するって手だってありだよな。
ただしアレは、エドが賢者の石を使った事があるからイメージ出来たのであって、そうじゃないロイには難しいっていう可能性もあるが。

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2009/10/12

ガンガン2009年11月号 鋼の錬金術師第100話「開かずの扉」ネタバレ感想

ネタばれ回避文です。100回突破。おめでとうございます。
イラスト&スペシャルメッセージ入り色紙100名プレゼント!! とあったので、ええっ!!と思ったけど。
「直筆」の文字は無し。シリアルナンバー有り。

………あ、印刷ですか……………ですよねーっ。
……………ちっ(笑)。
 
ということで、感想行きます。


・まだ死んで無かったんかいっ、ラース。しつこいなぁ。
さらに、排水口(?)を見ているってことはあそこに入り込んでまた立て直しをはかる気なんだろうな。
いや、しかし。
はじめてのリンとの戦いのあと、プライドとの会話で、自分たちが翻弄される若者の働きを喜んでいた彼の事が、やっぱり私は忘れられないんだよ。
ラースには人として死んでほしいって気持ちが、未だ捨てられない。

ラースのこの執念深いほどの生への執着っていったい何なんだろう。
淡々と。それでも絶対助かる道を意地でも探し出そうとする。
人よりも見えるから生き延びられるんじゃない。
見える利点を生かして行動を起こすからこそ、生き延びる事が出来るんだ。
何の努力をせずとも再生を繰り返す自分の仲間を横目で眺め、死をも辞さない人(=軍人)の死を悼む人間に怒りを覚える彼の、その真意はどこにあるんだろう。

己の命を粗末に扱うホムンクルス。
誰かを守る為に死ねる人間。

何故誰しも生き抜く為にガムシャラにならないのか。
ラースの怒りの原点はこれなんじゃないだろうか?
同じ大総統候補として教育を受けながらも、自分がその幸運を得たが為に淘汰されてしまった彼らの為にも、自分は生き延びなければいけないという十字架を自ら背負ったのかもしれない。

だからこそ、ねちっこく生き延びようとする、エドやリン、マスタング達の行動を嬉しく、彼は思うんじゃないだろうか?


・「もウ 間に合わなイ……」
最初に落ちたのは血で、でも次に落ちたのは涙のしずくで。こういう演出がやっぱりうまいなぁっ。


・「ここは錬金術大国なんだロ?」
それは、今までエドたちにとっては逆だった。
錬金術はいつだってこの手の中にある。賢者の石がないから自分たちは元の身体に戻れない。

けれど。
賢者の石は、生きている人間には万能かもしれないが、万能薬じゃない。
飲めばいい薬じゃない。
行使出来るものがいなければ、それはただ赤く光る石でしかないんだ。
いまさらながら気がつかされた。

フーを助けたいと叫ぶ中、撃たれたリン自身の肉体は勝手に再生される、その皮肉が痛々しい。


・リンとグリード
今までだって、二人はまあ上手く付き合っていた方なんだと思う。
お互い乗っ取り、乗っ取られたりしながらも。
だけど。
「ケガをしたくない者! 家族・恋人のいる者は下がレ!!」
「あと女!!! 俺は女と闘う趣味は無ぇ!!!」
最強の盾に身を包みながら叫んだのは間違いなくリンだ。
これって融合なんだろうか?
それとも共存?
後者の台詞はグリードだ。
仲間を大切に思うグリードだからこそ、彼にとってもまた、フーやランファンはすでに仲間だったんだろう。
リンへの同情ではなく、フーの死を悲しむ自分がいるからこそ、リンに手を貸す気になったのだろう。


・「リン・ヤオ…いいや人造人間か…? 味方につけるとなんとも頼もしい」
うん。だけどその姿は痛々しいよ。


・「中央の煤けた空は肌に合わん さらばだ同志。ブリッグズの峰よりすこし高い所へ先に…行ってるぞ…」
白と黒しかないブリッグズにも青い空があると言っていた彼の。
図体に似合わずロマンチストな彼らしい最期の言葉だった。
「同志」。志しを同じくする者。その言葉が重い。しばし黙祷。


・「今日タバサちゃんちでにっしょく見るやくそくしてたのに…」
やっぱり、今日が日蝕の日でいいんだ。
だから、この日を狙って一斉蜂起をしたと。
確定的な言葉が出てこなくて、ずっと状況判断が出来なかったのよね。
(ブロッシュの弟達も、いつが日蝕とは言っていない)
その辺り、予め明確にしておけば、読者側はタイムリミットを気にして余計にハラハラする、っていう効果をあげることが出来たと思うのだけどなぁ。勿体ない。


・エドとイズミ、そしてアル
なんで扉をくぐったのに、お父様の元にいるわけ?
なんでそこが真理の扉じゃないわけ???
これまたグラトニー同様、あの錬成陣は、お父様の失敗作って事でOK?
だからあの扉は、誰かが自分で自分を人体錬成したから発動したわけじゃない。
パーフェクトガイド3を信用するなら(今回結構。はぁ??って感じの解説多くなかったデスカ?)、行使者の血が使われていないから、っていうのも理由にしていいのかな。
グラトニーの腹の中の偽真理の扉をくぐったら異空間に辿り着いたのを改良してどこでもドアにしたとか。
そういうレベルなんだろうか?

なのにアルはいない。
おそらく真理の扉の前にいるってのは想像つくけど、何でアルだけが?
しかもくぐったのは真理の扉なわけじゃない。偽真理の扉なのに。 あ……。

定着!! そうだっ。

鎧だっ。鎧が一度分解されたせいで、定着の錬成陣も一時的に分解されてしまったんだ。
だから。
アルの魂は鎧から切り離され、そこを肉体に引っ張られてしまったんだ。

アルの魂はもう肉体に戻ったんだろうか。あのガリガリの状態で?
エド達と再会出来たとしても、それじゃあもう、戦力になれないじゃないかっ。
元の身体に戻れたならそれは嬉しい。
嬉しいけど、そのせいで足手まといになって歯噛みするアルは見たくないよ。


・ホーエンハイムとお父様
どこのショウちゃんかと(笑)。
思っていた以上にホーエンハイムってこう……期待を裏切るよなぁ(笑)。
まだあがいているシーンぐらいあるかと思ったら、すでに腹の中か。
下手に賢者の石をここで使うより、カウンターまでの温存のつもりなのか?

「ようこそ 私の城へ」って。
遡って97話「二人の賢者」の最後、天井にも目があることからして。
この空間そのものが、お父様と思っていいのか?

ホーエンハイムの予想では、器=フラスコで、器がなくなればホムンクルスは生きられないはずだった。
けれど器がなくとも、あのウゾウゾのような身体でまだ生きている。
あれがお父様の中身だというなら、金太郎飴みたいに、切っても切ってもあんな感じなんだろうか?

ということは、あの管の中も同じようなものが行き来しているのか? それともやっぱり賢者の石なのか?
このあたりは別途考察で書く。


・ロイとリザ
エンヴィー戦以上に、ここが正念場なんじゃないのか?

ここで扉を開いた処で、人柱が揃ってしまえば、リザも賢者の石として命が奪われてしまう。
ならば、扉を開く、開かないに関係なく、リザは死んでしまう。
って事くらいロイだってわかっていると思うんだけど。
マルコーの轍を踏むような真似はいくらなんでもしないだろ?
ってのは。ロイを買いかぶり過ぎてます?(笑)

ってか金歯野郎の行動原理がそもそも分らんちんだわ。
死んだ人間を取り戻そうと扉を開いた処でリザは帰って来ない。ならば。

リザを殺したって意味ないじゃん。

あれは単に脅しって事なのか? 
にしては、ヒューズの名前を引っぱり出したりしてるし。
あれの知っている原理は、あくまでも「死んだ人間を生き返らせようとすると人体錬成で、扉は開く」だけでしかないように思える。
つまり、自分で自分を人体錬成しても、扉は開くって事実を知らない、んじゃないのか?

だって殺したらリザはもう戻って来ないんだもの。それじゃあ、ロイがぶちぎれておしまい、でしょ?
どうしたって扉を開く理由にならない。
まったく意味が、ない。

活かしていてこそ脅しになる。
逆に、金歯野郎としても、リザに死なれちゃ困るはずなのよ。
扉を開いたらリザを解放してやるって、そう脅した方がよっぽど効果的だ。
それが分かってないのか?

それとも曲がりなりにも医者なんだから。
脅すために切ったのは頸静脈であって、頸動脈じゃないとか、言いますかね?
扉を開かなかったら、今度こそ頸動脈を切るとか脅して。
いやだって、動脈ってそう簡単にナイフ当てたくらいじゃ届かない位置にあるって言うし。
あれは、剣を引いているから、それこそ深くはないんじゃないかとか思ってしまうのだけど。

となれば。
生きている今の時点だったら、賢者の石があれば生体錬成で扉を開かずとも助けられる。
ああ、そうだよ。
マルコー達が合流すれば賢者の石、いや、そんなの使わなくともメイ・チャンによる治療だってありだ。

そして。
錬成陣ってのは、別に触れてなくとも術者の念を送ることで発動するってのはパーフェクトガイドだったかにもあったし、1話でアルがラジオの修理した事でそれは実証済みだ。
左手の手袋は手をおさえられただけで、切られたわけじゃない。
さらに、今回のパーフェクトガイドにあった常に予備の手袋を持ち歩いているっていう事実を信じるなら。

今、リザの捕縛は解けている。
落とした銃が遠ざけられたコマはない。
右のリボルバーなら少なくともあと3発、左のオートなら少なくとも4発は残っている。
いや、弾がなくとも撃鉄を叩けば火花は出る。
例え頸動脈を切られていても即死はない。

手詰まりじゃない。まだ条件は揃っている。
気持ちさえ捨ててなければ勝機はあるはずだ。


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2009/09/16

ガンガン2009年10月号 鋼の錬金術師第99話「永遠の暇」ネタバレ感想

ネタばれ回避文です。
今回思い切りしくじったのは、ガンガン発売前に鋼情報を巡回していたら、2ちゃんの早売りネタバレをうっかり踏んでしまった事でしょうか。
気をつけてはいたんだよ。ちゃんと、うっかり開いたりしないように。
うん、開いたりはしなかった。
でもね、でもね。
gogleの検索ページのたかが数行にそんな事までしっかり掲載されてたらさ。
慌てて目をそらしたってもう遅いよ、もう読んじゃったよ。
いや、これネタだろ? と思うにはちょっとデカかったっす。


ということで感想行きます。


■斜角ちょい下!!
角度指定無しだと? 全て目視かよっ。
なんつう原始的な。
そうだよなぁ、あの輪っか(で分かる?)をグリグリ回して上げ下げしているんだもんなぁ。


■それ抜かないでくださいよ! 失血死してしまいますから!!
うわー、死亡フラグ立ったちゃったよー。
先月号なんとか頑張って生き延びてたから、大丈夫かと思っていたのにー。


■ヨガのねじりのポーズ
にしか見えません! 大総統!!
真面目な場面だと分かっていても、受けてしまいました、ごめんなさい。


■グリードの踵落とし
受け止めて捻ってフー爺さんの攻撃の盾にするまでの動きは面白い。グリード、「おえっ」とか言ってるし。フー爺さんの刀にぶつかって「あがっ」とか言ってるし。どんだけ遠心力使って回されたんだ?


■グリードが右足で蹴り
を入れようとしているのかと思ったら、次のコマでは左足になっているのが不明。
これだと、次のページでグリードが仰向けになっているのに繋がってない気がするんですが。 ミスった?


■ナイフにコートを差して
一時、グリードを足止めすればフー爺さんを倒せると思っているあたり、腹が立つけどいい手だわ。


■得物交換
の為に、わざとあんな小さな穴に刃を通すなんて、ラースだからこそ出来る技だよなぁとか。

もう、色んな技と頭脳戦をここぞとばかりに、あれやこれやとたっぷり注ぎ込んでるのがいいなぁ。でも。


■だから、ロングはダメだと…orz
先月は無かったから、意識されたのかと思ったら、違ったのね。
荒川先生のキャラクタの頭身はそれほど高くないし、肉付きがいいから、小さい絵での前身像は可愛くなるんだってばあ。
フー爺さんの前方への回転がいいだけに残念だぁ。
でもそのあとの。


■ボヤ…
あれは、ラースが残像を利用したの? それとも問題はフー爺さんの視界だけ?
戦闘の中で唯一このコマだけが意味不明というか、狙った効果が出てないというか。
ラースが大上段に構えたままわざわざ向きを変える理由が分からないとか。
うーむ。


■…シンの皇子か
うっしゃー、良く出てきた! そこで来なきゃ男じゃないだろっ。
グリードが仲間を見捨てるとは思わない。リンだって思って無いかもしれない。
でも、それでもやっぱり、助けるのはリンじゃなくちゃ、だよ。


■俺にキング・ブラッドレイと同じになれと言うのか!!
いい台詞だよな。仮にも大国の王を捕まえて、ああはなりたくないと全否定。
ガキの理想論かもしれない。けど。
エドが人を殺さず、を掲げているように、自分の中に譲れない理想があるんだ。


■硬化しろ グリード!!
反目していたはずなのに。その相手に自分の大切な人の命を預けるなんって。
くーっ。


■見えない所からの攻撃は防ぎようがあるまい
そうなんだよね、それがラースの弱点。
列車という密室で外から殺そうとしたのもそれが弱点と分かっていたから。

分かっていたのに。今更気づいた事がひとつ。
リンとラースの初戦(ちょうどアニメの23話でやったシーンね)、ランファンが照明弾を使うのを何故ラースが止められなかったのかずっと不思議だったのだけど。
あれは、リンの背中だったから、ラースには見えなかったんだ。
もうピンを抜かれたものは、切り刻もうが光を抑えようがない。だからラースは動けなかったんだ。


■見開きのコマ
ラース・フー・バッカニア。
実際に2人の人間を一度に貫ぬいて尚、ここまで隙間のある長刀なんて普通、ない。
おそらくこれは一枚絵として観るのではなく。
読者が自分の目をフレーム代わりに、カメラワークを右から左に流す。
多分そんな事を意図して描かれた絵なんだろうな。
だから、時間が止まる。


■グリード…… ・・・ッ!!
そう! 最後にラースに襲いかかったのはグリードなんだよ!!!
グリードが手を貸し、最期だけリンに譲った。
くそー、いい奴だよなぁ。グリード。

これでラースも死んだと思っていいだろう。
皮肉にも、ラースがかつて「荷物」と言った、彼にとっては役に立たない負傷した仲間2人によって、彼は仕留められ。
グリードとリンの「憤怒」によって殺されたんだ。
そういえば、ラストは惚れた(と言っていいのかなぁ?)男に殺され、グラトニーは食われ、エンヴィーは自分の嫉妬を見抜かれて死に、スロウスは怠惰ゆえに生き抜く努力を放棄した。
プライドは、その自尊心ゆえに死を選ぶんだろうか?


■爺様!!!
ちょっとこのランファンは失敗かも? 皇子と祖父が必死に闘っているのにただずっと佇んで見下ろしていたように見えてしまう。
今屋上に降り立ったと分かるような描写があった方が良かったんじゃないのか?

■錬金術研究所がいくつあるか知っているかね?
あ、やっと出てきたっ。
さすがに五角形とか、数とかは気にしていなかったんだけど。
他の研究所が絡ませるであろうことは、すでにずっと前に伏線がはられていたから。
第二研究所は、第三研究所を中心に描いた円の大総統府とほぼ同心円上にある。
10巻でアルが言っていた。


■アルが……
出た、見た、いなくなった!!!!!
なんだよー。なんだよー。
半年振りにやっと出てきたと思ったら、たった数カットで別の世界へ……orz
そうか。これがあるからプライドは、影響範囲内にアルを移動させたかったのか。
あの通信を送ったのも、自分が助かるためというよりか、アルをあの場に留まらせるわけには行かなかったからだったんだな。
そしてまんまと乗せられたんだ。


■金歯野郎
こいつにとっては、ラースさえもが自分のコマで、自分はお父様の直属の部下のつもりなんだろうか?
ラースが60歳なら、こいつだって若く見積もっても、80~90歳のはずだ。100歳を超えている可能性だってある。
賢者の石を埋め込んでいないにしろなにがしかの、恩恵を受けているんだろうか?


■第五研究所
倒壊させたのは、まさにあの賢者の石製造の場を見られないためじゃなかったっけ?
あれほどキレイに残っていたままにする必要があったなら(スライサーの鎧さえ残ってる!)、何故倒壊させた?
回りを倒壊させて近づかせないようにさせたかったのか?
しかし、もう必要ないからとか、ラスト言ってたよなぁ??
あらかじめ爆薬を仕込んでいたのはおそらく人間だろう。
ホム(お父様もか?)と人間との間で目指すものの齟齬が出てるのか?
それとも荒川先生の記憶の齟齬か?(爆)


■以下、錬成陣について自分用メモ書き
金歯野郎が錬金術師なのは、キンブリーの治療で分かってる。
ではあの錬成陣は、なんなのか。
ラースに成りそこねた彼らには賢者の石が埋め込まれていないと言った。
なのに真理の扉への道が開いた。
ならやっぱり彼らは、賢者の石製造用にストックされた人間であり、その賢者の石を通行料に真理の扉を開いたと見るべきだろうか。

今いる場所は、どこなんだろう? やはり中央司令部内の地下と見るべきか。
中央で賢者の石の錬成陣が発動する。

5角に立った人間を材料に賢者の石が作られる。
賢者の石は錬金術の増幅装置だ。

第五研究所にも賢者の石の錬成陣はある。材料もないのに何が発動するんだろう?
他の研究所にも同じ錬成陣があるんだろうか? ←未確定

5つの研究所を5角に持つ、賢者の石の錬成陣があり。
その真ん中には中央司令部の錬成陣があり、そこには賢者の石がある。

賢者の石で賢者の石を作ろうとしている?
もしそうなら、質量保存の法則は一切無視された無限のエネルギーになるんじゃないのか?

真理の扉の入口が開かれた。
国土錬成陣が発動したのか? いや、おかしい。
人柱は5人必要なはずだ。
ホーエンハイムにも、ロイにも、マルコーにも、何も起きていない。
まだ前段階、金歯野郎は第一段階と言った。

でも3人に起きているのは錬成反応だ。分解されている。
人体錬成は発動している。
3人を使って誰を? 何を人体錬成する錬成陣なんだ?

金歯野郎は何故、3人を真理の扉の前に立たせる必要があったんだ?
人柱にする前に、まず3人を元の身体に戻す必要があるとでも?
自分の肉体が目の前にある。
通行料はおそらく、金歯野郎が払ってしまっている。
元の身体に戻れと、そういう事なんだろうか?
一度真理の扉をくぐった肉体を、こちらがわに引っ張る事に何か付加価値が付いてくるとでも?

気になっているのが、アルが人体錬成の記憶を取り戻した時のコマに日食らしき絵があること。
あれは誰の記憶なのか。
人体錬成をした日は日食じゃないし、ホーエンハイムの時は月夜だ。
他にも、ヘルメスの杖「カドゥケウス」の絵もある。
エドは前に、身体を全て持っていかれたアルの方が真理に近いと言っていた。
ラストもまた死ぬ前に、人間より自分達の方が真理に近いと言っていた。

人柱とは、賢者の石にする事か? いや、賢者の石は国民全てだろ?
なら、前にラースが言っていたように、扉を開かせる、それのみか?
だって今、金歯野郎は、扉を開いてみせたぞ?
違うのか?
あれは、エド達の存在が扉を開かせたのか?
そしてもう一度、今度は5人の人柱を使い国土錬成陣でもって扉を開くつもりなのか?

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2009/09/11

鋼の錬金術師FA 第22話「遠くの背中」感想追記 ネタばれあり(原作ネタばれ含む)

FAは本当になんていうかすごくストレートなんだよね。
持って回った表現をしない。
まぎらわしいどっち付かずの表現をしない(ただし大人には色んな受取り方も出来る)。
子供でも理解出来るように、という配慮が随所に見られ。
だから一度自分で考え理解するワンクッションを置くよりも早く、ダイレクトにずんっと心臓まで届く。


今回、ウィンリィが親の仇を殺せなかった事に対して悔し泣きしてた。
殺せなかったのは、「人が人を殺してはいけません」とかそんな道徳的な理由が打ち勝ったからじゃない。

エドとアルが撃つなと言うから。撃たないでくれと頼むから。
大切な二人が自分の事を思って言っていると分かるから逆らえない。
二人を悲しませたくない。
目の前の仇を撃ちたいのに、殺したいのに。
そこに正義とか、倫理とか、道徳とか理性とかは存在しない。
綺麗ごとなんて言えない。
憎い、憎い、殺したい、悔しい、悔しい、悔しい。
どうして殺したらいけないの? どうして仇をとらさせてくれないの?

ウィンリィの心理は、被害者のそれでありながら、加害者のそれでもある。
引き金を引いたか、引かなかったかその違いしかない。


一方で、ウィンリィの両親を殺した憎き殺人犯のはずのスカーの過去被害者の面がさらされた。
スカーが目覚めた際に過ぎった、青い目のアメストリス軍人、キンブリーの攻撃、自分をかばった兄、あのフラッシュバックは、観ている側にも恐怖を与えるに充分だった。
そして何よりも、スカーが自分の右腕を見て兄が無事だと安心したあの一瞬の安堵の台詞。
「よかった兄者は助かった」と安堵する声はまだ口からこぼれているのに、先に気が付いた目だけが台詞と裏腹の驚愕の様相をしていた。
このタイミングが何よりも秀逸だった。
柔らかい声と、驚きに大きく開いた目が同居した一瞬。
視界に入った現実に、まだ声が追いついていない。
奈落に突き落とされる一瞬手前。その一呼吸。
受け入れがたい現実、絶望、アメストリス人への怒り、恐怖。


原作を読んだ時、スカーは戦争被害者だと確かに分かっていた。
だけど、それは、ただ分かっていただけだったんだ。

親兄弟を殺された恨みは分かる、だけど人を殺したらいけないでしょ?

そんな言葉、きっとスカーにも、ウィンリィにだって言えない。

憎しみの連鎖は断ち切らなければ、殺し合いは人が滅ぶまで永遠に続く。
そうとわかっていても、怒りの、憎しみのやり場がなければ辛すぎる。
気が狂いそうだ。

ここまでキツイものなのだと、私の理解は全然追いついていなかった。
おためごかしの倫理感など何の役にも立たない。
ここまで真正直に、抑えきれない復讐心を見せ付けられて。

FAを見ている子供たちは、これをどう受け止めただろう。
一度聞いてみたい気もする。
友達や家族と話し合うような機会があればいいな、と思う。


そして。だからこそ、この連鎖を断ち切った2人の姿が早く見たい。

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2009/09/09

ガンガン2009年09月号 鋼の錬金術師第98話「底無しの強欲」ネタバレ感想

ネタばれ回避文です。10月号は今週には発売されますよね、ええ。周回遅れギリギリだー。
すっかり遅くなってこんなタイミングで誰が読むんだって感じですみません。
別にFAで盛り上がり過ぎて書けないじゃないんです。
もっと単純にアルが…アルが……もう半年も出てないんだよーーー!!!
どうしても、こう、テンションが空回り気味っす。
10月号には出て欲しいなぁ。しくしくしくしくしくしくしくしくしくしく…………。

■扉絵
見開きはホムンクルス7人衆。
ちょっとちょっと、ラストさん。本編中より胸元がむっちりに見えたのは気のせいかしら?
そして。
これってデザイン上の配色? それとも決定カラーだったけ?
と、慌てて既刊をひっくり返して確認したのが、ホムンクルスの瞳の色。
ラスト・エンヴィー・グリード・ウゾウゾは赤。
グラトニー・スロウスが白。
プライドの外出用の器が黒。
ラースはグレイ。
ちなみにグリリン(グリード主体)は赤。
賢者の石に掛けてる? なら全員赤にするか。
単に黒い服に映える色にしただけかなぁ。


■ブリッグズの生物兵器じゃないのか?
少なくともそういうことをしそうな奴らだと認識されているわけね(笑)。


■ランファン
別行動ってことは、ランファンまだリンに会えていないのか?
頑張れっゴールは目の前だっ。


■グリリンVS.ラース
前回20巻での同じカードでは、荒川先生の描く頭身だと、キャラを小さく描いた時ギャグっぽく見えてしまうっていう欠点があったんだけど。142pの1コマ目とかね。
これが今回解消されてた。
絵は変えようがないから。逆手にとってギャグとして見てもおかしくない場合にキャラが小さく描かれている。96pの2コマ目とかね。
意識してか偶然か分からないけれど、思う処があったのかなぁ。


■若の身体で気色悪い気を放ちおっテ
グリリンは切られても元に戻るから、グリードの賢者の石にまだ命がいくつか残っている。
だから、気色悪い気を放つ。
だけど大総統は13巻で「ここに残るたったひとつの魂~」と言っていたし、ランファンは初めて大総統に合った時、「普通の人間」だと見誤った。
つまり、大総統の命はやっぱり一回きり、なんだろうな。


■我が孫娘の腕を千切り寄ったよった男カ!
実際に切り捨てたのはランファン本人なのだけどね。
そうせざるをえない状況下に陥った理由は大総統だから。
逆恨みだろうと、フー爺さんにしてみれば正当な理由なんだろう。
爺さんも頑張れっ。


■どれ アームストロング少将に全部なすりつけるか
これもブレダやロイにしてみれば想定の範囲内なんだろか。
なすりつけたらもう少将とは別行動を取らなければいけなくなる。
敵の無線傍受を考えたら、連絡をとるわけにもいかないだろうし。
ラジオ局遺留組は孤軍奮闘。
だけど、ロイとリザは少将と合流? それって可能なのか?


■きたなっ……
あー、ロス少尉、まったくブロッシュに脈無しってのがよーくわかったわ(笑)。


■誰かが生まれ変わらせねばならない!
それって要はノアの方舟でしょ?
失敗したからリセットして最初からやり直し。
てめぇは神様かってぇのっ。


■全は一、一は全!
そーれーはー。
お前のものは俺のもの、俺のものも俺のもの というのでは?


■あべっ
つい、「し」をプラスしてしまった人手をあげて(笑)


■貴方の魂に恥をかかせない生き方を選べばいじゃない
エドがロゼに言った言葉と全然違うけど、だけどその根底はきっと一緒なんだ。


■迷子かね
ガキ相手に何故、同じレベルでケンカするかなぁ(笑)
今まで、こんなテンションってあったけ?
弱い自分を見せてしまった事で、大人ぶれなくなってる?
エドの前で見せてた大人の余裕とかカッコ付けが無くなって、マスタング組のあいつらといる時と同じ空気をまとってる感じ。
いい意味で力が抜けたんだね。


■あの人憑き物が落ちたかもしれない
額に三角のアレをつけたヒューズが浮かんじゃったよ(笑)。
そういえば、リザって前からだけどロイの事を「あの人」って言うよね。
普通に自分に置き換えて考えて、上司を「あの人」なんて言うか?
言わないよねー(にやにやっ)


■さぁ…始めようか
こいつに、何が出来る?
キンブリーの治療に行った時だって、自分では賢者の石を持っていかなかった。
そうそう賢者の石を自由に使える立場ではないって事だと思うのだけど。
(もしくはそこまでキンブリーが重要ではない、のならそもそもわざわざ足を運ばないと思う)

「始めようか」というからには、お父様の処への案内人ではなさそう。

軍上層部の将校レベルは騙されていただけだけど。
こいつらはラースが生まれる前からこの計画に加担している。
すでに不老不死を手に入れている可能性があったりする、のか?

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2009/08/03

ガンガン2009年08月号 鋼の錬金術師第97話「二人の賢者」ネタバレ感想

ネタばれ回避文です。
前号も「二人」がつくサブタイトルだったなぁ。そういえば他にも「二人」で始まるサブタイトルがあったなと思って調べてみた。
1話 二人の錬金術師
11話 二人の守護者
21話 二人だけのひみつ
55話 二人の強欲
97話 二人の女傑

今回で6回目。97話中6話ってことは、16分の1の確率で「二人」のサブタイトルがあるということで。はて、これって多いのかな、少ないのかな?
ということで感想行きます。

表紙
こうやって23号と兄さんを比較してみるとやっぱり……エドの方が低いのね(笑)。
角度的に女の子に間違われてもしようがないというか(最近ではすっかり筋肉質になってきたのにねぇ)。
23号は頬がこけていて、筋肉は鍛えた筋肉というより肉体労働者のそれっぽいしね。


帰る所がない
思わず、鋼FAの1期OPが、頭ん中流れたよ。
本当に、あれはホーエンハイムに見事にオーバーラップされた歌詞だったんだなぁ。


あそこにいるのが怖くて…逃げた…
これが、前にホーエンハイムがエドに言った「逃げたな」「分かるよ」の正体ってことか。
逃げたあと、彼らと対話して、それで何をするつもりだったんだろう。
トリシャと結婚してエドとアルが生まれて、そこではじめて人として死にたいという気持ちが芽生え、その為に色々調べた結果、お父様の国家錬成陣に行きあたったのよね。
それまでは、お父様に復讐しようとか、国土錬成陣を破壊しようとか思っていなかったわけで。
じゃあ、ホーエンハイムが魂と対話をし続けたのは何故? 
自分の仕出かした事が怖くてクセルクセスから逃げだして、なのに怒り狂っている魂達を抱えて。
どんなに自分を罵り憎んでいる魂であっても、それでも1人きりでいるよりはましだったんだろうか?
1人が耐えられずアルの魂を錬成し、きっと恨まれていると思いながらも一緒にいるエドのように。

だとしたら。
そんな処まで、エドはホーエンハイムと同じ道を歩いてしまっているんだなぁ。


魂の名前
ドズルと言えばファーストガンダムのドズル・ザビ中将。ズールと言えばゴッドマーズのズール皇帝 が、よぎりませんでした?(笑)


めりめりめり
ホーエンハイムが前に、「奴は革袋の中に賢者の石があるようなもの」って言っていたけど。ホントに革袋ならぬ、皮(膚)袋だったのね。えぐっ。
しかも、表裏逆転。そのくせ、吸い込んだ最後の擬音が「るん!」だなんて。なんですかその可愛いさはっ(笑)。
しかもこのウゾウゾくん仕様。
やはり。お父様が起きている時セリムは登場せず、セリムが地下にいた時お父様が寝ているのと関係あるのかねぇ。


俺ら……出番ないな…
エド達が歩けないよう足を切断したり、オリヴィエ達が食われないよう上顎を切断したり、色々必勝法を考えて闘っていたのよね。
で? イズミ達はどういう闘い方をしているから木偶を倒せるわけ? ギャグはギャグでいいんだけど。もっとこう信憑性がね、うん。


我々の命令を聞くように作られてるんじゃなかったのか
いや、普通に考えてありえんだろ? まともに教育もせずとも命令を聞く相手を認識出来るなんざ、爺どもはいったいどんな夢物語をみていたのやら。


狙撃され易そうな場所に座る奴の気が知れんわ
それはそのガラス窓を背にした席を指して言っているのか。
それとも、一番命を狙われやすい大総統という地位そのものを指して言っているのやら。
ふふふ、果たしてどちらなんだろうねぇ。


どこに行く通路だ?
そう、これよこれよ。前回から気になってたの。
エド達は第3研究所の地下から大総統府に回ってきているわけでしょ?
それに対し、オリヴィエ達がいるのは大総統府の中でも最上階なわけよ。
なんで、その正反対の方向に木偶が出現したのか不思議だったわけ。
直接の通路があったのか。
って大総統いつも階段で地下まで歩いて行ってたってこと?
水島版みたいにエレベータとか……ないんだ……。
そ、それは、60の身には大変だったろうなぁ……。毎日これを使ってりゃ体力もそう簡単に衰えないか。


こちら西門 ブリグッズホワイト隊が制圧完了しました 北門です ブラック隊が~
西門が白、北門が黒、東門が青で、兵器庫が黄。こりゃ南門はレッド隊ですか?
と思いきや「正門」? しかも「バッカニア隊」かよっ。

地水火風なら錬金術だけど。木火土金水は風水ですよね。
となると錬丹術が絡んでいたりとか?
ブリッグズ隊に錬金術師はいずとも、さりげに何かを仕込むくらいはしていたり…。
なんてことにならないかな。
とちらと期待したんだけど。レッド隊がないんじゃ違うんだろうなぁ。

ところで、兵器庫ってどれだろ?
黄色は「中央」を指すけど、ど真ん中には大総統紋があるだけだから、門の中、あるいは中央司令部内程度の意味かなぁと。
大総統府側だと、兵器庫が出火した場合の引火が怖いから、おそらく正門付近の左右の建物のうちのどちらかかと思うんだけど(作戦本部が大総統府向かって右側なのは95話で明かにされてます)。
 
 
中央司令部の9割が我々の手に堕ちました / あーくそ…… 大佐は間に合わなかったか…
その残り1割が地下のマスタング隊ってことか。
ってあれ?  イズミは作戦本部まで、地下に穴を掘って来たのよね。その隣りの大総統府には地下があり、管がうにょうにょと伸びていると。
お父様がいるあの地下は本当に大総統府の下部分だけで、それほど広いわけじゃないのか?
いやだって、第3研究所から繋がってるのよ。
お父様の場所がゴール地点だから大総統府がどんづまりだから問題ないのか?
それともその地下のさらに地下をイズミは掘り進んでたのか? 
??? 分からん…。


ただいま諸君
いや、待て。その最強の目に騙されるな。
頬がこけ、目は落ちくぼんでいる。
食わなきゃ腹も減る肉体は普通の人間なんだ。
グリリンだって腹が減ってぶっ倒れたじゃないか。
肉体は人間と同じなのだから、きっと勝機はあるはずっ。


すみません マスタング大佐… 俺…… ここで死ぬかも……
ファルマン頑張ったなぁ。頭脳派で。銃なんてからっきしだろうに。
こんな時にまで「マスタング大佐」って言葉が出るなんて。
どこまでも部下に信頼されているじゃねぇか。
ホント、一時の激情でエンヴィーを殺さなくて良かったと思うよ。


グリリン登場
グリードVS.ラース 第二ラウンド!!!!
前回はリン不在で闘っていたけど、今回は違うはず。リンとの強力なタッグだよね。
ランファンはそばにいるのかな? 間に合ったかな?
世界の王になる為には、まずこの国のトップのラースが邪魔。
だから戦う必要がある。
でも、それ以上の理由で闘ってくれたら嬉しいのだけどなぁ。

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2009/07/19

ガンガン2009年07月号 鋼の錬金術師第96話「二人の女傑」ネタバレ感想

すでに周回遅れとなってしまった7月分の感想です。
6月末の日曜日にほぼ書き上げたかけた処でうっかり電源を落としてしまった為、全てパアですよ。
その前日までの書きかけ分があっただけマシなんだけど。
なかなか書き直す気力がね。うん。アルもエドも出てこないしさ(本音はそこかよっ)。色々、色々だったんですよ。

ってなわけで、すっかり遅くなりました。感想です。

章立てせずにたらたらいきまーす。
  
  
イズミ別人説 を唱えたくなるくらい、イズミの顔がなんか変だよなぁ。
口のラインかな? 目の形か? なんかイズミっぽくないんだよね。
最近画質が落ちているのは、獣のせいとか、アニメのせいとか、コミックス発売の準備とか色々あるんだろうけど。
もうちょっとガッついて描いて欲しいなぁ。
 
  
キャラクターの設定にしても。
戦車でさえ押さえ込むのに苦労していたスロウスを、イズミが投げちゃうとか。一般人のシグさんがぶちのめすとか。
果ては、14人の軍人で一時的とはいえ押さえ込めてしまうとか。
ブリッグス要塞が開発した戦車は、20馬力どころか、20人力にも劣るのか?

ちょっとそれはギャグとしても……どうなんだろ?

実は殺される度に、スロウスは弱体化していたとか。
そこに伏線があるなら膝を打って喜ぶのだけど。うーん、きっとありえないよなぁ。
 
 
 
ラストは逃げる間を与えられず焼かれ続けた。
グリードは再生と硬化が一度に出来ない弱点をついて殺す事が可能だった。
グラトニーは粉砕し縄でくくることで再生能力が仇になり捕縛が可能になった。
エンヴィーは錬金術で体内の賢者の石を破壊する事が出来た。
プライドは光の遮られた場所に閉じ込める事で力を無効化出来た。
スロウスは零下の地で気化熱を奪い動きを封じた。
ラースは車両により視界を遮断して偽装事故に巻き込んだ。

ラスト以外は実際の殺害要因ではないけれど、普通の人間が他人が持ち得ない不思議能力を駆使するのではなく、この鋼の世界に存在している力を使い、「おろかな人間」がその頭脳を駆使して特異な力を持つホムンクルスを倒す。
その流れがずっと踏襲されている。

でも実際の死因は。
ラストこそ敵に殺されたものの、グリードはお父様に殺され。グラトニーの2度目はプライドに喰らわれ。エンヴィーは自ら命を絶ち。共食いというか身食いというか。ウロボロスの紋章にふさわしいとも言える、なんともやりきれない最期をみんな迎えている。
でも、それらは最期の見せ場をきちんと設けられていたのに。
スロウスだけが、カーティス夫妻と、アームストロング姉弟にそれらを持っていかれてしまって。
なんだか色々消化不良だったなあ。

結局スロウスだけは、何を思い生きていたのまったく分からない存在で終わってしまった。
  
  
  
「また戦場から逃げろと言うのか!!!」の少佐の台詞。あー、やっぱり少佐なりにトラウマになっていたんだなぁ。
前に書いたっけ? 忘れちゃったけど。
少佐がやたら筋肉を見せたがるのって、要は「自分はいつでも即戦力で戦えます」っていうアピールなんだろうなあと思ってます。
イシュヴァール戦参加者でありながら昇進の恩恵もなく、人間兵器でありながら軍法会議勤めなんていうデスクワークに追いやられ。
イシュヴァール戦でひとり逃げ帰ってしまった事へのコンプレックスは、多大なものだったと思う。
だからこそ、自分はもうあの頃の自分じゃない、いつだって戦えるって事をアピールし続けていたんだろうなって。
 
 
 
筋肉のユニゾン攻撃って。
わはは、こりゃエヴァですか?
確かテレビ版でこんなシーンありましたよね。
昔過ぎてあんまりよく覚えてないんだけど(あ、調べたら水島監督が演出担当した回だわっ)。
そういえば牛さまエヴァファンだったもんなぁ。
うん、きっとエヴァだよな。この元ネタは。そして。
「友よ」って、あんたら、筋肉で語りあうなー!(笑)
 
 
  
「ええ ここに来てるはずよ」から「さて 残りの人形兵も片付けますか 立てますかな 姉上」の間が。
ちょっと珍しいなぁ。
普段ならここで感情の変化をもう少し読者に分かり易く見せてから二人が動くと思うんだが。血まみれで表情が分かりづらいってのはあるかもしれないけど。
牛さまも自覚があるのか、その後のイズミへの台詞がすっかり説明台詞と化している。 
  
  
 
「俺 ケンカあんまり強くないんだからさ」と出てきたドアの向こうに梯子が見えるんですが。
それはつまり一度昇ってみたけどあまりに高い場所に出たものだから、飛び降りるのもイヤでまた地面に戻ってきてドアを作ったって事でしょうか?(笑)
  
 
 
東の龍と西の龍は、東の賢者と、西の賢者の暗喩でしょうか?
 
  
 
「人なみに家族が欲しかったのではないか?」のホーとお父様。こうやって並べるとさらにその年齢差が歴然だなぁ。眼尻や額の皺は言うにおよばず、眉も細くなって、目の上の筋肉が弱くなっているたから目があまり吊り上っていない。
 
 
 
何をした?
って、何をしたんだよ! ホントにホーエンハイム!!
このあたりの感想も書いてたんだけど。
すでに次号が出てしまったんで意味を無くしてしまったよ。
一応こんなん考えてました。
  
1.賢者の石が無くなっていた
2.賢者の石で賢者の石を何かに練成してあった
3.賢者の石にネズミ捕りが仕替けてあった(おいっ)
4.(お父様の指にミミズばれがあるってことは、賢者の石を引っ張り出すことは引っ張り出したのよね。じゃあ)賢者の石に毒を仕込んでた
   
下に行くにしたがってかなり適当な事を書いていたのに、3.4.のが当たりに近かったってのがなぁ(笑)。
  

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2009/05/22

ガンガン2009年06号 鋼の錬金術師第95話「烈火の先に」ネタバレ感想

ネタばれ回避文代わりに。ガンガン本誌についての話など。
「暁の王子」ポスター。アルが頬染めてますが。今回このエレナって子がヒロインなんでしょうか?
しかも兄さんがそんなアルにヤキモキしているかのように見えるこの構図、狙ってる? 狙ってる?
あ、そういえば、北方編なのに、この時点ではまだエドとウィンリィの背丈の差、こんなに付けちゃうの?
マンガだとこの頃すでに僅差なんだけどなあ。
 
それと付録のブロマイドが銀塩(だよね、この手触りと光沢!)だったのが驚きっ。
今どきないんじゃない? こんなのって。
普通この手のってブロマイドとは名ばかりの印刷だもん。びっくりっ。

てな感じで感想です。

今月号、アルの出番はありません。まあ分かってましたけどね。

獣と同時掲載ってやっぱり無理じゃね?
全体的に背景が白っ。
ってか、インタビュー通りアームストロングをまず先にペン入れしてるせいですかね?
後半はデッサンの狂いがまったくないのに、前半のエドとロイだけ所々微妙なんですが。
せっかくの巻頭カラーなのに。顔の影の付け方もこれまた微妙だし。
牛さま大丈夫なんだろか?


「大佐の目指してるのはそんなもんじゃないだろ!!!」
上を向いて言う構図がいいなぁ。
相手を説得するのなら目を見て話す方が効果的なのは、誰だって承知していると思う。
なんかね。この絵だけで。
こんなあんたは見たくないんだっ、ってそんな感情が伝わるの。


「そいつをよこせ鋼の!!! さもないと右手ごと焼くぞ」「上等だゴラァ」
「やっとだぞ!! やっと追い詰めたんだぞ!!!」「わかっています!!! でも!!!」

ロイが叫べば叫ぶほど、エドもリザもそれ以上の声で叩き返してる。
一番声のでかい人が一番正しい、みたいな。
感情論を言葉で諌める難しさが分かるから、声の大きさだけでも相手を圧したいんだ。
その歯がゆさとかすごく分かる。

エドとリザとスカーのそれぞれの立ち位置からの言葉好きだよ。
ロイの気持ちだって分かる。
だけどなんだろうなぁ。

強くてカッコいいロイが好きな方ごめんなさい。
平たく言ってしまえば。
ロイの器の小ささが露見した回、に尽きてしまうのかもしれない。
 
どれだけ大切な親友だったとか、そういうのも全部全部分かったうえで、もし自分がその立場だったら殺したいと思うんだろうなとかも思うけどっ。

それでもやっぱり、これは他人のあんたがすべき事ではないだろ? と思ってしまうし。
みんながあんたを大総統にする為に動いているのに、何てめえひとり私情に走ってるんだゴラァ、とか。
私情に走るなと言いたいわけじゃない。このタイミングで私情に走ってる場合かを問いたいというか。
色々ぐるぐるしてしまう。

ロイの回想が生きていた頃のヒューズではなく、写真なのも暗示的だ。
写真は何も語らない。こんなロイには、てめえの頭の中のヒューズさえ何も語り掛けたりはしないんだ。


「撃ちたければ撃てばいい」
酷いを通り越して非道だ。
こんな、相手を試すような台詞。
そんな事をすれば、リザの願う次の世代に託す幸福な未来はもう訪れない。
それでも自分を殺せるのかって。そう脅しているようなもんじゃないか。

ヒューズの仇を取る為に降り上げたはずの拳を止められて、その怒りごとリザに振りおろして八つ当たりしてる。
あんたはガキですか? リザはあんたのママじゃないんだからねっ。

でもさ。そうは言っても想像はつくんだよね。
ロイはリザに自分を切り捨てて見放して欲しかったんだろうな。
こんな私情に走るような上司はいりません。あなたを殺した後は、他の仲間たちとクーデターを成功させ、適当な人をトップに立て上手くやっていきますよ。
そんな風に自分を切って捨ててくれる言葉が返ってきたなら、大総統なんて道を投げ出しこのまま畜生に堕ちたいと、ありえない望みをリザに期待してしまったんだろうな。


「私一人のうのうと生きて行く気はありません」
これはきっとリザからアメストリスへの最後通牒。
ロイへ向けて、ではないと思う。
ロイが死にたいと言うのなら、この国の未来は諦めるしかない。
ならば生きている意味などない。
多分そういう話をしているんだ。


「子供に怒られ 私を敵と狙っていた男に諭され 君にこんなマネさせてしまった 私は大馬鹿者だ」
いや、そうじゃないだろっ?って思う。
大馬鹿者は大馬鹿者だけど。それだけじゃないだろ?
それが分からないなら本当に大馬鹿者だよ。
あんたは幸せ者なんだ。
昔自分が引っ張り上げた子供が怒鳴って止めてくれた。
今まで何度も戦って来た敵が諭してくれた。
命をはって自分を押し上げようとしてくれる部下がいる。
みんながあんたに手を貸してくれている。
こんな幸せな奴はいないじゃないか。

3人3様の理由でロイを諌める中で。
「ヒューズはきっとこんな復讐望んでいなかったはずだ」という復讐ものなら切っても切り離せないお約束な台詞を誰一人にも言わせなかった。
きっと牛さまはそんなおためごかし意地でも言わせたくなかったんだろうな。

しかも3人の理由が別々の事を言っておきながらその実、ロイが大総統になることを前提に話しているんだよね。
大総統に立とうというものが復讐心だけで殺めてはいけない。
逆に返せば大総統になるつもりがないなら復讐も否めないと思っているんだろうか。
それはそれで、別の理由で説得するんだろうなぁ。
みんな人が善過ぎ(笑)。

ところで撃鉄を一度起こした状態から、トリガー引かずに撃鉄って戻せるんでしたっけ?
撃鉄を抑えたままトリガーを空撃ちすれば戻るって聞いたような気がするんだけど(記憶があやしい)。
リザの手元が気になってしょうがない(笑)。


こんなガキに理解されるなんて…っ!!! 屈辱の極みだよ…
ハインケルやダリウスのように、キメラとなったその身体を便利だと、このままでも構わないと言い放ったように。
エンヴィーもまた、人間を妬み羨ましく思うより、そのホムンクルスという自分を受け入れればまた違ったんだろうか? 
グリードが、お父様の下を離れ人間たちと一緒に生活していたように。


自死 とは
[名](スル)自殺。意思的な死を非道徳的・反社会的行為と責めないでいう語。
って全然分かりませんが、何か。
「自死」なんて日常で使ったことのない言葉だから自分の引き出しに無いよ。「自殺」「自害」「自決」それらとの違いのニュアンスが分からない。

常に誤読されないよう気を付けている牛さまにしては珍しい。
おそらく、子供たちからすれば、うちらみたいな大人の読者以上に聞きなれない言葉だと思う。
それでも。それを圧してでも以、この言葉でなければならない、確固たる理由がきっとあったんだ。

色々ググって調べてみた。
遺族が使われる事が多い。あとは国や団体が遺族への配慮として使われるかな。
「自殺」を忌み語として、代用されている感じか。
自殺より格上。自殺と違い、尊厳のある死だったんだよという意思が垣間見える。
他人の子供に「自死」という言葉が使う知人に違和感を感じるなんてブログもあった。

昔、読んだ詩集の後ろに著者の略歴があり最後の1行に「青空に向かって投死」とあった。その詩集は若くして飛び降り自殺した子供の詩を父親が編纂したもので。だから「自殺」という言葉を使いたくなったんだろう。
多分、「自死」もそれに近い言葉なんじゃないだろうか?
自分にとって大切な人の自殺が、おそらく「自死」。

ならば、ロイが使ったのは皮肉を込めた言葉だっただろう。
自分の限界を目のあたりにして、さっさとお綺麗な死に逃げやがって、っという感じか。
だから、卑怯者。正面から受け止める事も立ち向かう事も出来なかった、卑しく怯える者。

言葉を、牛様はすごく考えて考え抜いて使ったんだと思う。


全員頭を下げろ!!
何のかんの言いつつも姉弟だよなぁ。弟が何をしようとしているか目の端ではおさえてるんだ。


中央兵の勇猛さを私に見せてみろ!!
いつからそんな事に?
まるでオリヴィエ姐さんの為に戦う私兵のようだっ。
うーむ、カリスマ性でいったら、もしかしたらロイより上なんじゃないだろか?


うむ!! よし!!
確か前にこんな感じの牛さまの巻末マンガの自画像ありませんでしたっけ?
あ、牛さまがいるって思っちゃったよ(笑)。


私が責任を持つ!!!
おうよっ、言ったからにはきっちり責任は取ってもらいましょうや。
いやー来月号どう動くか楽しみだね。


ちょいと記憶力の良い男
ついにファルマンも登場っ!!


錬金術師だ!!!!!
さらにイズミ登場!! おお体調もすっかり良さそうだ。
前より勇ましくなったのでは?
地下道を掘り続けたって、どんな錬金術で掘ったんだろ?
来月号には回想シーンとか入るかなあ。

となると、あと合流していないのは、アル達とホーエンだけかな?

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