錬成光で見えてくるもの、見えないもの(アニメ・原作ネタバレ含む)
まずひとつめ。
FA内でのお約束。赤い錬成光がホムンクルス側で、青い練成光はエド達側。
これ単純に、ウロボロスマークやフラメルマークのように、視聴者が敵味方を分かり易くする為だけのものだと思っていたのだけど。
実は結構、画期的。
今回の28話がまさにそれ。
エドがエンヴィーを飛び越えお父様を攻撃しようとして、錬成された壁に邪魔される。
この時の練成光は赤。
だから誰が錬成しているかを映さずとも、これはお父様が錬成したんだなとすぐ分かる。
また、スカーの後ろに赤い錬成光を見せる事で、本体を見せずにグラトニーが背後にいる事を示した。
これなら。錬金術戦になった時、術師の錬成シーンを入れずともスムーズにコマ運びが出来るし、伏線にだって使えちゃう。
これって、すごくない? すごくない??(笑)
さて、ここからが本題。
これは、田口氏(実際には竹P?)が原作準拠と言った(歌猫さま、レポ サンクス!)事を信用し、FAとマンガ(雑誌掲載分まで)に絡めたごちゃ混ぜの推論です。
あくまでも。
賢者の石やアメストリスの錬金術、シンの錬丹術が、マンガとFAでまったく同じ設定であると仮定した上でしか成り立ちません。ご了承ください。
まずは、術師の錬成光についてまとめる。
<錬金術>
■赤い錬成光
・お父様
・ホムンクルス(再生など)
・レト神の教主
・マルコー(治療時)
■青い錬成光
・エド(お父様の錬成で使用不可)
・アル(お父様の錬成で使用不可)
・イズミ
・マスタング
・アームストロング
・バスク・グラン
・コマンチ
<錬丹術>
■赤い錬成光
・アイザック(同時錬成以降)
■青い錬成光
・メイ・チャン(お父様の錬成でも使用可)
・スカー(お父様の錬成でも使用可)
・アイザック(通常時)
ここで成り立つ予想。
赤い錬成光は、賢者の石が使われた場合なのではないか、ということ。
それも、錬金術・錬丹術、扉を開けた開けてない関係なしに。
ところが。
エンヴィーの賢者の石を使った人体錬成のエドの錬成光は……青なのだよ。
賢者の石を使ったのに、青。
何故なのか。
錬成光の色は、賢者の石を「何に」使ったかが問題になるのかもしれない。
錬金術を行使するのは「人体錬成」であり、その先の真理の扉の通行料として賢者の石が必要になる。そう。
発動している時点では、まだ賢者の石は使われてはいない。
だから。
賢者の石を、錬成エネルギーとして使えば錬成光は赤くなるが、通行料として支払う分には赤くならない。
つまり。錬成光=錬成を発動させる為のエネルギーによって色が変わる、という理屈。
これは。
錬金術が科学というのだから化学反応だと思えばいい。使用する原材料で発光色が変るのと同じ理屈だ。
となると。
ここで思い出されるのが、誰もが一度は通った道(笑)。
地中に巡らされているらしきお父様の管の中を流れるものが、賢者の石ではないか? という推論。
これが完全に瓦解する。
アメストリスの錬金術が、地中の賢者の石をエネルギーとしているのなら、エドやアル達の錬成光は赤でなければならない。
つまり逆説的に、あの管の中は賢者の石ではありえない。
単純化するとこんな感じ?
定義;
錬成光赤=賢者の石で錬成
錬成光青=賢者の石以外で錬成
仮定;
地中の管の中=賢者の石 であるならば
賢者の石(で錬成)=錬成光赤 ゆえに
地中の管の中=錬成光赤
仮定:(地中の管の中=錬成光赤)≠実際:(地中の管の中=錬成光青)
ゆえに
地中の管の中≠賢者の石
ではあの管の中は何なのか? さらに、仮定する。
仮定1;
あの管の中身がお父様の内部だとして。
錬金術師は、お父様の内部からエネルギーを得て錬成している
錬成エネルギーによって錬成光が変わるというのなら、エド達とメイ・チャン達は同じ青。
同じ物質エネルギーである可能性は高い。そう仮定したとして。
気を読み、地中のものを察知出来るメイ・チャンが、あの管の中のお父様を物質エネルギーとして使用するだろうか?
いくらなんでもそれはない、無理があるだろう。
この仮定は成り立たない。
仮定2;
あの管の中身がお父様の内部だとして。
マルコーの言うように、錬金術師は確かに地中のエネルギーを使っている
ここでいつも悩む。
マルコーが、地震や火山噴火などによる地中のエネルギーを使うといった理屈と、メイ・チャンが言う龍脈を読み、気を読むという理屈は本当にまったく別物なのか?
錬丹術は「遠隔」という要素が入る為、龍脈を読みその行き着く先の龍穴がどこにあるかまで追う必要があるが、錬金術はその必要がない為、地中のエネルギーの流れを読みその流れに棹差して放出する。
つまり、龍穴を捜すか、捜さずその場で開くかの違い。
そして。
錬丹術は地中以外からも色んな処からそのエネルギーを得ることが出来る。
その2点の違いだけのような気がするのだが。
同じならば何故。
お父様が何か錬成した事により、アメストリス中央の錬金術師はみな錬金術が使えなくり、メイ・チャンとスカーは大丈夫だったのか。
それこそ、だから、なのではないか。
あの管の中身がお父様の内部だとして。
そこから錬金術を使い地中のエネルギーを覆い隠す。
地表ぎりぎりに岩盤を錬成するのでも、あのウゾウゾを使うのでもなんでもいい。
継ぎ目無く全体を多い隠す必要もない。
例えばこう想像すればいい。
地中に目の粗い網が敷かれた状態だ。
錬金術ではその網が邪魔してエネルギーの流れに手が届かない。
けれど、錬丹術は違う。気を読み網目の間にある龍穴から出てくるのを待てばいい。
だから錬金術は使えず、錬丹術は使えた。とりあえず理屈は通る。
あの管の中身がお父様の内部であり、
錬金術師は確かに地中のエネルギーを使っている
この仮定はおそらく成立する。
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